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ブックマーク / zenn.dev/turing_motors (8)

  • UnityとC#で簡単にgRPCする in 2023

    Turing株式会社のUXチームでインターンをしている東大4年の三輪です。 自動運転のUXを向上させるため、UXチームでは自動運転の「可視化」ソフトウェアの開発に取り組んでいます。 このソフトウェアはTuringが販売する車のディスプレイに搭載される予定です。AIが認識している世界をユーザにも見える形で示すことで、ユーザは自動運転AIの振る舞いをよりよく把握することができるようになります。 画面は開発中のものです 可視化ソフトウェアは、自動運転AIの出力を受け取り、解釈し、Unity上で描画します。この際、自動運転AIと可視化ソフトウェアの間の通信はgRPCで行うことになっています。しかし、Unity上でのgRPCはさまざまな事情でやや複雑な構成を取る必要があります。 この記事では、UnitygRPCサーバを実装するステップを解説します。 gRPC gRPCはRPC(Remote Pro

    UnityとC#で簡単にgRPCする in 2023
  • 自動運転カメラの高負荷、その原因はLinuxカーネルのどこに?

    はじめに Turing株式会社ソフトウェアエンジニアの堀ノ内です! 私が所属する自動運転チームでは2024 ~ 2025年に発売予定の自動車に搭載する自動運転システムの開発を行っています。Turingでは車両前方に取り付けられたカメラの画像を入力とし、機械学習モデルが進むべき経路を推論、その経路に沿って実際に車両を動かすための制御信号(ステアリング、アクセル、ブレーキ)をCANで車両に送信することで以下の画像のような自動運転を実現しています。 今回のブログでは以下について記載し、私達のチームの仕事内容について知って頂くきっかけになればと思います。 Turingの自動運転システムの紹介 GMSLカメラの評価と発生した問題 Linuxカーネル及びドライバのデバッグ Turingの自動運転システム Turingでは「カメラ画像入力 → 機械学習モデルで経路を推論 → 車両制御」の流れを実現するた

    自動運転カメラの高負荷、その原因はLinuxカーネルのどこに?
  • オリジナルの自動車用Android OSを作る - AOSP開発はじめの一歩

    はじめに Turing株式会社UXチームエンジニアの井上(@yoinoue5212)です。 Turingは完全自動運転EVの開発を目標に、自動運転AIとEV体の両面での開発に挑戦しています。UXチームでは、自社EVのIVI(In-Vehicle Infotainment)つまりセンターディスプレイ等に表示されるシステムのOSとして、Androidを基盤とする独自車載OSの開発を行っています。 記事では、ソースコードの公開されているAndroid Open Source Project(AOSP)を題材に、Android OSを開発するとはどういうことか、開発のための環境構築についてお話しします。 AOSPとは 何の略? AOSPはAndroid Open Source Projectの略で、Android OSを構成するすべての要素がオープンソースで公開されています。 Googleの開

    オリジナルの自動車用Android OSを作る - AOSP開発はじめの一歩
  • Android OS向けGPSドライバ開発:要求仕様の解説と実装ガイド

    こんにちは。Turing株式会社でインターンをしている、東京大学学部4年の三輪です。 TuringUXチームでは、Android OSを採用して独自の車載UI開発を進めています。Android OSはセンターディスプレイにあたる部分で主に利用される予定で、エアコン、ドア、ライトなどの操作をディスプレイ上で行えるようにするほか、ナビアプリや音声アシスタントなどの実装をAndroidプラットフォーム上で進めていく予定です。 自動車に搭載するOSを開発していくうえで、さまざまなハードウェアをOS上で扱えることは必須の要件になります。しかし、Android OSでのハードウェアの取り扱いはベースであるLinuxとは異なる独自の部分が多く、慣れが必要です。 この記事では、GPSデバイスのドライバを実装し、AndroidのネイティブフレームワークからHALを介してGPSデバイスを透過的に扱えるように

    Android OS向けGPSドライバ開発:要求仕様の解説と実装ガイド
  • 自動車のスマホ化 - Android Automotive OS完全入門!

    はじめに Turing株式会社のUX Engineeringチームでエンジニアをしています佐々木です。Turingは「We Overtake Tesla」をミッションに完全自動運転EVの開発をしています。UX Engineeringチームは、車載インフォテインメント (IVI : In-Vehicle Infotainment) システムの開発を担当しており、Android Open Source Project (AOSP) をベースに車載OSを開発しています。 記事では、AOSPの枠組みに含まれるAndroid Automotive OS (AAOS)を概説し、また、実機でAAOSを体験するためにRaspberryPi 4BでAAOS13.0を実行する方法を紹介します。 Android Automotive OSの概要 Android Automotive OS (AAOS) は自動

    自動車のスマホ化 - Android Automotive OS完全入門!
  • 実践!大規模言語モデル / 1000億パラメータ越えモデルを動かすには?

    こんにちは。Turing株式会社の機械学習チームでインターンをしている九州大学修士1年の岩政(@colum2131)です。 Turingは完全自動運転EVの開発をするスタートアップです。 自動運転技術において、カメラやセンサ情報は正確な制御をする上で不可欠な要素である一方、自然言語やマルチモーダルな処理が必要となる状況もしばしば存在します。特に完全自動運転車においては、音声認識によってドライバーの音声命令を認識し、リアルタイムで適切な制御を行うことや、複雑な交通状況の背景にあるコンテクストを理解させるといった要求が出てきます。そのために、「基盤モデル」と呼ばれるような、自然言語処理を含む大規模モデルの学習が必要になってくると、私たちは考えています。 そこで記事では、言語モデルの発展の流れとTuringが目指す基盤モデルの開発について紹介します! 1. 言語モデルとは? 近年の言語処理モデ

    実践!大規模言語モデル / 1000億パラメータ越えモデルを動かすには?
  • テスラに迫る!? 中国の自動運転をリードするBaidu/ApolloのAI戦略

    こんにちは。Turing機械学習チームでエンジニアをしている塩塚です。 Turingは「We Overtake Tesla」を合言葉に、完全自動運転EVの開発・販売を目指しているスタートアップです。TuringではAIの強力さとそのさらなる成長を信じ、AIベースの自動運転システムを開発しています。 AIベースで自動運転を開発している会社はいくつかありますが、例えば米国の電気自動車メーカーTeslaはその代表的な会社の一つです。Teslaはカメラを主たるセンサーとして採用し、AIによって走行経路などを決定しています。詳しい内容は、Tesla AI Day 2021というイベントの内容を弊社のエンジニアがまとめているのでぜひ見てみてください。 一方、私たちはTeslaだけでなく、Apolloという中国企業にも大きく注目しています。 Apolloは、中国の巨大IT企業Baidu傘下の会社で、自

    テスラに迫る!? 中国の自動運転をリードするBaidu/ApolloのAI戦略
  • 詳解V4L2 (video for linux 2)

    この記事は「自動運転システムをエッジデバイスに組み込むための技術」を3回に分けて紹介するTURINGのテックブログ連載の第3回の記事「詳解V4L2 (video for linux2)」です。 第1回の「C++OpenCV完全入門!」、第2回の「OpenCVをNPPにした結果→10倍高速に!」もぜひご覧ください! はじめに こんにちは。TURING株式会社(以下、TURING)で、インターンをしている東大B3の中村です。 TURINGは、完全自動運転EVを作ることを目的に設立されたベンチャー企業です。自動運転システムとそれを搭載したEV車の開発を行っています。 TURINGの自動運転システムは、カメラからの映像入力を肝としています。これまではOpenCVを入力のインターフェイスとして利用していました。OpenCVを使用していたのは、 buildや使用法についての情報が多い コードが簡単に

    詳解V4L2 (video for linux 2)
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