ニューヨーク発--Amazonの最高技術責任者(CTO)のWerner Vogels氏は「Amazon Web Services」(AWS)の顔だ。パブリッククラウドの利点を説くものの、ハイブリッドがエンタープライズの現実であることも認識しているテクノロジストでもある。 筆者は、AWS Summit 2014の基調講演を終えたVogels氏と、業界のことについて少し話をした。ここで注目すべきは、AWSのメッセージが時間の経過とともにいかに進歩してきたか、ということだ。Vogels氏が率いるAWSは以前、本物のクラウドと偽物のクラウドの違いについて語っていた。今では、AWSはハイブリッドクラウドの現実を認識しているが、いずれそのバランスがパブリックコンピューティングの方に傾くと確信しているようだ。 親会社のAmazonと同様、AWSも顧客第一主義を掲げている。新しい製品やサービスは必ず顧客に