人手不足への対応として生産性向上が叫ばれる中、生成AIの登場で自動化は新たなフェーズに踏み出した。本連載では、RPAの進化の歴史を紹介するとともに、RPA導入における課題、自動化の導入・定着化に向けて必要な取り組み、そして、AIによる自動化がもたらす可能性などについてお届けする。
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Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎 2020-01-29 06:30 Microsoftは2010年代に魔法のように突然大手クラウド企業に変貌したわけではない。同社がこの10年間、大量のクラウドサービスやサブスクリプションサービスをリリースしてきたことで、同社の全体的な製品ポートフォリオで、クラウドを中心とした戦略について認知度が高まってきたというのが実際のところだ。その結果Microsoftは、2010年代の終わりには、ほとんどの調査会社に第2位のエンタープライズクラウドプロバイダーだと評価されるようになり、「Azure」は1000万ドル超のAzure契約を複数獲得するまでに成長した。 MicrosoftがAzureの一般提供を開始したのは、10年前の2010年1月のことだ。このサービスは当初、「Windows Azure」と
「新しいマイクロソフト」は、あらゆるデベロッパーのために必要なすべてを備えている。Connect(); //2016 「新しいマイクロソフトは、次世代のソフトウェアアプリケーションを開発するのに必要なあらゆるものを備えている」。 赤シャツで知られるマイクロソフトのエグゼクティブバイスプレジデント スコット・ガスリー氏は、11月17日(日本時間11月18日未明)にニューヨークで開催された同社の開発者向けイベント「Connect();//2016」の基調講演で、新しいマイクロソフト像をこう表現しました。 もともとWindowsのための開発ツールでありフレームワークだったVisual Studioと.NET Frameworkは、ここ数年で大きな変化を遂げました。 それは.NETのオープンソース化によるLinuxやmacOS対応や、Xamarinの買収によるマイクロソフト自身がiOSやAndro
こういうときのためにブログはじめたんだよなあ、と改めて思い返した、そんなNXの発表でした。思えばブログを始めたばかりの時も、Wiiの発表をニュース記事で淡々と書きつつ、夜には自分のブログで「任天堂SUGEEEEEE!!!!!!!!!!!!!!!」というブログを書き散らかしていたなあ。 NXについては、ある程度ゲーム業界に興味がある人、ゲームではなく業界に興味がある人であれば、任天堂がぽろぽろと流していた情報をキャッチすることで「据え置きと携帯を一体化する」というコンセプトは読み取れていたし、そこは驚きというより「ああやっぱりね」という感覚だった。 だけどもさすが任天堂はその上を行くと思わせたのがやはりあのコントローラ。動画を初めて見たときに思わず思考が止まってしまい、しばらくたって「あああ、そういうことか!」と一気に腑に落ちた感覚は、Wii PreviewでWiiリモコンを見たときの感覚に
Google対OracleのJava API訴訟。歴史的経緯とIT業界への影響を考える(その2)。JJUGナイトセミナー 2016年5月、GoogleとOracleがJava APIを巡って争っていた裁判に最初の陪審員による評決がくだりました。結果は、GoogleがJava APIをAndroidに流用したことはフェアユースにあたる、というものです。 この評決にはどのような背景があり、IT業界にどんな影響を与えるものなのか。このことをテーマに2016年7月に行われた日本Javaユーザーグループ主催の「JJUGセミナー」の内容を紹介しましょう。 記事は全部で4本(その1、その2、その3、その4)。いまお読みの記事は「その2」です。 ライセンスで揉めるJava実装のオープンソース化 そこで2005年に、後にいろんな波紋を引き起こすProject HarmonyがApache Software
Google対OracleのJava API訴訟。歴史的経緯とIT業界への影響を考える(その1)。JJUGナイトセミナー 2016年5月、GoogleとOracleがJava APIを巡って争っていた裁判に最初の陪審員による評決がくだりました。結果は、GoogleがJava APIをAndroidに流用したことはフェアユースにあたる、というものです。 この評決にはどのような背景があり、IT業界にどんな影響を与えるものなのか。このことをテーマに2016年7月に行われた日本Javaユーザーグループ主催の「JJUGセミナー」の内容を紹介しましょう。 記事は全部で4本(その1、その2、その3、その4)。いまお読みの記事は「その1」です。 日本マイクロソフトで開催したJJUGナイトセミナー 日本Javaユーザーグループ会長 鈴木雄介氏。 今日の前半では私から、JavaとAndroidとOSS(Ope
自動車ブランド「サーブ」が2017年をもって消滅 70年の歴史を有するスウェーデンの自動車ブランド「サーブ」(SAAB)が2017年をもって消滅することが決まった。サーブの運営会社である、スウェーデンのナショナル・エレクトリック・ビークル・スウェーデン(NEVS)が、2017年に初の量産EV(電気自動車)を導入するにあたって、新ブランドを「NEVS」とすることを6月21日に発表。サーブの商標ブランドを使用しないことを表明した。 1980年代、バブル経済とともに日本に最初の輸入車ブームが訪れたころ、サーブは独特のスタイリングで人気を博し、ファッショナブルな憧れの輸入車として注目を集めていた。創業70年のブランド消滅の陰には、いわば自動車産業の長い歴史の縮図が隠れている。 サーブというブランドネームの端緒は1937年、Svenska Aeroplan AB(SAAB)、すなわちスウェーデン航空
OS/2のユーザー、開発者、熱心なファンが集まる年次イベント「Warpstock」が米国時間10月23~25日、カンザス州ウィチタで開催された。新規メジャーバージョンの開発が1996年に終了したオペレーティングシステムであるOS/2のコミュニティが、年次大会を開催できるほどの活気をいまだに保っているのは驚くべきことだ。さらに驚くべきことに、このコミュニティは年次イベントを2つ持っており、2016年5月にはドイツのケルンで「Warpstock Europe」が開催される予定になっている。 しかし2015年のイベントは、この数年でもっとも重要な大会だったと言っていいだろう。なにしろ、OS/2の復活が発表されたのだ。 Blue Lion--OS/2の復活 OS/2エコシステムのベテランたちが運営する組織Arca Noaeは、IBMからOS/2の新たなディストリビューションを販売するライセンスを取
ドイツの産業政策である「インダストリー4.0(第4次産業革命)」に対して、アメリカでは「第3次産業革命」が提唱されている。両者にどのような区分の違いがあるのだろうか。 まず、インダストリー4.0(第4次産業革命)について見てゆくことにしよう。 産業革命以前、もの作りは手作業が主体で、水車や馬力などの自然力が一部で使われていた。生産者は、それぞれに仕様を決め、注文生産でもの作りを行っていた。 1764年、イギリスでジェニー紡績機が発明され紡績の生産性が飛躍的向上する。同時期、ジェームズワットによって蒸気機関に改良が加えられ、高効率な動力源としての普及が始まる。このイギリスに端を発する大量生産の時代を第1次産業革命と呼ぶ。 大量生産は、その効率を追求する過程で標準化や規格化を推し進めた。これによって工業化が進み、農業を中心とする社会から工業を中心とする社会へと変貌を遂げてゆく。この需要を満たす
Steven J. Vaughan-Nichols (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 川村インターナショナル 2015-07-11 06:15
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 山奥にこもってでもいない限り、ソフトウェア開発者が「Docker」や、それに類するコンテナ化技術について語っているのを耳にしたことがあるはずだ。しかし、部門や会社の運営に責任を持つ立場にある人であれば、こういった技術に疑問を抱いているかもしれない。また、Dockerやコンテナの正体、あるいは既存の仮想インフラやクラウドインフラにもたらされる価値を完全に把握していないかもしれない。 この技術の重要性を的確に説明する、あるいは正しく理解してもらうために、そもそも何故このようなものが必要になったのかを一歩下がった視点から見てみたい。 近代的なIT時代が幕を開けた頃、すなわちクライアントサーバ型アーキテクチャなどまだ存在しておらず、PCやInt
2ちゃんねる、mixi、iPhone――IT業界10年の歩み 2004~2014アクセスランキングTOP100:ITmedia ニュース読者感謝祭(1/11 ページ) 2004年にスタートしたITmedia ニュース、11周年を記念して2月20日(金)に初のリアルイベント「読者感謝祭」を行います。 編集部員が集い、印象に残っているものをあげながら取材裏話を含めてIT業界のあれこれを振り返るセッションを予定しておりますが、読者のみなさんの聞きたいトピックがあればぜひ聞いておきたい――ということで、11年分のアクセスランキングトップ100をここに公開します。大ボリューム!!(一部リンクが切れている記事があります)。 「この記事覚えてる!」「なつかしい……」「この話ってどうなったの?」など、感想・質問・要望など、ハッシュタグ【#ITmediaニュース感謝祭】を付けてツイートしてください。当日のト
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 31年というのは、どのような製品であれ成功といえる長さだ。そしてこれはわれわれが、PC時代を定義付けた表計算ソフト「Lotus 1-2-3」と共に生きてきた長さである。 今週、「IBM Lotus 1-2-3. Millennium Edition」「IBM Lotus SmartSuite 9.x」「IBM Lotus Organizer」がついに、サポート終了日である9月30日を静かに過ぎた。 さようなら、Lotus 1-2-3。初のコンピュータ向け表計算ソフトではなかったかもしれない。その称号はVisiCorpによる、「Apple II」向けの「VisiCalc」が獲得していたからだ。しかし、Lotus 1-2-3は2年早く発売さ
ミニノートを経て、薄型がモバイルの主役に 1990年前後のノートパソコンのCMでは、ビジネスパーソンがさっそうと持ち歩く様子がアピールされた。しかし、3kg弱の重さがあり、電車で通勤することが多い日本人には、持ち運びが難しかった。 そこで、重さを1kg台前半に抑えた携帯ノート(サブノート)の開発が日本メーカーを中心に始まった。1980年代の「ハンドヘルドコンピューター」とは異なり、液晶を折り畳むノートパソコンの形状を踏襲した製品である。ただ、いち早く登場した「HANDY98」や「FMR-CARD」は、フロッピーディスクドライブが外付けであるなど、パソコンのフル機能を利用できなかった(図1、図2)。
「毎日持ち歩けるコンピューター」として、この30年にさまざまな製品が提案されてきた。ここで、現在主流のスマートフォンやタブレットに連なる系譜を見ていこう。 1980年代に、モバイルの主役だったのは、関数電卓から進化した「ポケットコンピューター」(ポケコン)と電子手帳だった。ポケコンはプログラミングに、電子手帳は個人情報の管理に使われていた。 しかし、電子手帳には通信機能やデータのバックアップ機能がほとんどなく、他の機器と連携させることが難しかった。ポケコンはプログラミング以外の用途に広がらなかった。 そのため、1990年代に入ると、パソコンとのデータ連携を強く意識したPDA(携帯情報端末)が多数登場する。外出先ではキーボードの利用が難しいため、シャープの「ザウルス」シリーズのように手書き文字入力機能を備えた製品が多かった。1995年ごろからインターネットが普及し始めると、電子メールなどのや
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