教諭暴言「親が死んだことは風流」 大栄丸事故遺族生徒が適応障害に 死者・行方不明者12人を出した昨年4月の第11大栄丸沈没事故で父親を亡くした佐世保市内の女子生徒(17)が、事故直後、通学する同市の西海学園高(菅沼宏比古校長)の50代男性教諭から、父親の死を中傷するような暴言を受け適応障害になったとして、県弁護士会人権擁護委員会(迫光夫委員長)に人権救済を申し立て、受理されていたことが16日までに分かった。 申立書などによると、男性教諭は、沈没事故から数日後の国語の授業中、女子生徒に対し、古典の解釈の一例として「親が死んだことは風流だ。人はいつ死ぬか分からんけんな」と言ったという。 女子生徒はその後、同教諭の姿や声を聞いただけで過呼吸の症状が現れ、学校を休みがちになった。昨年8月、同教諭から呼び出され、「おれの(授業)時間ばかり具合が悪くなる。おれが原因なのか、正直に言え」と迫られた