農林水産省は、平成18年からセイヨウナタネの輸入港周辺において、遺伝子組換えセイヨウナタネの生育状況や、遺伝子組換えセイヨウナタネとカラシナ又は在来ナタネとの交雑状況を調査しています。今般、平成18年から平成20年までの調査結果を取りまとめましたのでお知らせします。 今回の調査結果は、遺伝子組換えセイヨウナタネが繁殖して非組換えのナタネ類を駆逐したり、組み換えられた遺伝子が非組換えナタネ類との交雑によって拡がったりする可能性が極めて低いことを示しています。 さらに信頼性の高い調査結果を得るために、ナタネ類については調査対象となる輸入港周辺地域数を増やすとともに、調査対象となる植物を追加して、今後も継続して調査を行います。 調査の趣旨及び背景 我が国では、遺伝子組換え農作物の輸入や流通に先立ち、遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律(カルタヘナ法)等に基づいて、