この4つの規格は、ドルビーとDTSの2社が提案したサラウンド方式。いずれも次世代DVDのHD DVDとBlu-ray Discでサポートされる音声データの圧縮を伴う新規格だ。なお、次世代DVDでは無圧縮のリニアPCMでもサラウンドを実現できるが、ここでは割愛する。 新しい4つの規格は、圧縮した音声が完全な形に復元できるか(可逆圧縮=ロスレス)、できないか(不可逆圧縮=ロッシー)の2種類に分類できる。Doby True-HDとDTS-HD Master Audioは前者のロスレスタイプで、圧縮のメリットを受けつつPCMに匹敵する高品位な音を楽しむことができる。 注目すべきは、Blu-rayとHD DVDにおける対応の違い。DTS-HD Master Audioを例にすると、BDでは最大ビットレートが24.5Mbpsだが、HD DVDでは18Mbps。単純に最大ビットレートだけで判断すれば、B
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