承前:2008-10-06■[床屋政談]「地方分権」「EM菌」に見る「善意」と「熱意」に満ちた「腹黒い」「学者」さんたちの「内実」id:HALTAN:20081006:p2要は、地方大の教員は、官僚とか地方公務員の仕事を表面的にしか理解していないんですよね。東京にいて霞ヶ関の審議会とかコンサルとかとやりとりのある学者と、地方にいて文献で官僚の仕事を「想像」するしかない学者では、かなりの情報量の差が生じます。難関大学出身で霞ヶ関に同級生がいっぱいいるという学者の割合も、東京の有名大学にいる学者のほうが高い(※1)わけで、その意味での「東京と地方の格差」は厳然たるものがあります。それでいて、東京で地道に実証的な研究を続けて実績を上げている学者というのは、自分が現場を知らないことに謙虚な方が多くて、地方の学者より在京の学者のほうが話が通じると思うことは珍しくありません。都市と地方の「格差」200