まず、僕の議論の大前提となっているのは、次のような差別の構造がこの社会には存在するということです。 男性は「論理的」に物事を考え、女性は「感情的」に物事を感じる そして、「論理的」に物事を考えることは善いことであり、「感情的」に物事を感じることは悪いことであるとされる 故に、男性は女性より尊いものとされる (中略) まず常識的な反論としては「もともと男性を論理的にし女性を感情的にする文化体系があり、その文化体系が自分たちを優遇してくれているだけで、男性は別に努力して論理的になったわけではないのに、なんで普通の女の子を『努力していない』という理由で批判できるのか!?」という反論が出来るでしょう。つまり、女性にばかり努力が求められ、努力をしないと差別されるなんてのはおかしい、という反論です。 しかし僕はその論法はとりません。そうではなく、むしろ「論理的」な思考は善い思考であり、「感情的」な思考