あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。 どう作ったって、幼馴染を二度も失う話なんて泣けるに決まってるのだ。 最終話で強く感じたのは 「ここまでバカみたいにわかりやすくしないとダメなのか?」 ということ。 東のエデン、エンジェルビーツが商業的に成功し、 明暗を分けたまどかマギカとフラクタルまで 業界にオリジナルアニメ復活の兆しは徐々に見え始めているものの、 まだ隆盛というほどには至っていない。 「true tears」「CANAAN」といった微妙な評価のオリジナル作品を 延々と出し続けてきた岡田麿里脚本。 ノイタミナ枠ということもあり、ライトな視聴者層に向けて これでもかとわかりやすさを徹底することで リスク回避を優先した面は大いにあったと思う。 声優陣の熱演と相まって、登場人物の苦悩はストレートに伝わってくる。 嗚咽や慟哭が貰い泣きを誘い、感情を揺さぶってくる。 この勢いには、多くの視聴