2000年7月25日号 ベトナム戦争、ユーゴへの空爆―マヤカシのない評価下すとき 今年2000年はベトナム戦争がアメリカ合州国の敗北に終わって25年の年であるとともに、昨年、コソボにおける民族紛争、「民族浄化」阻止の名の下にユーゴスラビアに対する「NATO」(北大西洋条約機構)軍の「空爆」が行われて1年になる年だ。ベトナム戦争はもちろん、「空爆」に対してもまちがいのない、マヤカシのない評価を下すべきときにきている。 私は今、「戦争に正義はあるか」を主題にしたテレビ番組制作にかかわっている(放映は8月14日、NHK衛星)。そのために、最近、アメリカ合州国を2度、ドイツを1度訪れて、二つの戦争について、いろんな人の意見をきいた。ベトナム戦争についてはアメリカ人、「空爆」についてはアメリカ人、ドイツ人双方だが、ことにドイツ人。 ベトナム戦争については、すでにもう明確にアメリカ人の意見は定まってき
今朝、選挙の結果はどないなったか思て、テレビをつけたらいきなり「小田実氏、癌で死亡」いう報せ。外はどしゃぶりの雨やんか。 小田さんが癌で入院してはるいうのは知ってた……。 小田さんは、痛みをこらえながら、夜中の選挙速報をきいてはったんやろか。民主党の圧倒的な勝利は夕べのうちにわかってたから、それをどんな思いで聞いてはったやろ。 それにしても小田さんの今朝未明の死いうのは、なんとも暗い先行きのまえぶれような気がする。 * わたしは小田さんと個人的な付き合いは全くなかったけど、小田実と聞くと、思い出せばいろんなことがあった……。 高校一年のときや。学校のかえり、本屋で「何でも見てやろう」を偶然手にして、買ったんやった。それ以来小田実の熱烈なファンになった。雑誌でもなんでも、小田実という名を見つけると、まるで恋人の名をみつけたように胸がキューンとした。本も雑誌もみな買った。 高校を卒業した夏、小
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