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ブックマーク / spongey.hatenadiary.org (34)

  • ふたたびボインの親分 - spongey

    さて、ごめんなすって、ボインの親分であります。 いろいろ思うところがあり判断つきかねてるのですが、 まずもって、わたしはヘンタイですから、ヘンタイなところに注目して、、 もとい、小説に「ヘンタイなところがある」というよりも、何が書かれていようと勝手にヘンタイな見方をしてヨコシマな欲求を満たそうとするので、そのヨコシマな見方から感想文を書くと、、 この小説は 「男子は男子、女子は女子」「男子はこうで、女子はこう」という(異性愛主義的な)区別をハッキリと前提にしているので、その区分を侵すような行為や区分をあやうくする人はすぐに槍玉にあがり、物語を面白くする緊張感を生んでいます。これがこの小説の動力だと、まぁ思ってください。登場人物はこの性別の境界をもって描写されているので、境界に抵触しない人物、例えば子分二人については、全然特徴がなく二人の見分けすらつきません。そのいっぽうで境界に抵触する特徴

    ふたたびボインの親分 - spongey
    sarutora
    sarutora 2007/01/15
    面白い
  • 「児童性愛者」 - spongey

    世界で唯一、合法であるデンマークの「児童性愛愛好者協会」。フリージャーナリストである著者が、児童性愛者(ペドファイル)の実体を探るために、「児童性愛愛好者協会」に潜入取材を行った。その詳細を綴る。 へー、唯一なんだ、、なんか意外。 ↓この (いままで、児童性愛についてのは)インテリぶった理論的考察や、児童性愛者を頭から「変質者」と決めつけ身の毛のよだつような興味位の話に仕立て上げたものはたくさんあったものの、こうした人々の実像に迫るものはほとんどといってよいほどなかった。 と指摘しているが、実際はこのだって、頭から「犯罪者」と決めつけた「犯罪組織潜入ルポ」って感じがする。いや、感じではなく、頭から決めつけてる。 書かれている内容と問題提起は、児童ポルノや売春ツアーなど想像できる範囲を出ていないし。 もちろん、だからといって問題が重大でないわけでは全くありません。ものすごく問題です!

    「児童性愛者」 - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/11/06
    >わたしは「児童性愛」は可か不可かといった二択ではなくて、例えば、どうしたら子ども(特に貧しい地域の子ども)に知識や情報や選択や安全を供給できるのかっていう議論が必要だと思う
  • 作者が差別主義と知ったとき - spongey

    先日ドイツのノーベル賞作家が、実はナチスの親衛隊だったことを告白して議論になってた。わたしは(映画「ブリキの太鼓」を見ただけで)この人の小説を読んだことがないし全然知らないので、今度読んでみてわたしなりに考えてみようと斜め前向きに考えていたのだけど、今日はこれとは違うショックなことを知った。 こっちは別に今まで隠していたわけではなく、当時の新聞にしっかり人が書いてることなのだけれど、「オズの魔法使い」の原作者ライマン・フランク・ボームは、アメリカ原住民を皆殺しするべきだと主張し、新聞の社説にも書いていたんだと。オズの魔法使い(1900)が出版される10年くらい前の南ダコタ新聞にこう書いている。以下ウィキペディアから抜粋、あとわたしの訳。 The Whites, by law of conquest, by justice of civilization, are masters of t

    作者が差別主義と知ったとき - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/08/23
    >みじめな境遇で生きながらえるより死んだほうがよかろう。ってカンジ。(オズの魔法使い原作者)
  • 高級車自慢 - spongey

    先日知人と「今までに高級車に乗ったことがあるか?」っていう気の毒な自慢合戦をしてしまいました。貧乏人ならではの会話ですよね、、、高級車を持ってる人が「乗ったことある」なんて言うわけもの。一度だけ乗ったことがあって、しかもそれが何年も前のことなのに、いまでも覚えてたりすると、かえってお気の毒感が増したりもする。 で、とにかく、このときわたしが思い出したのがロールスロイス。 ある日、友だちと会うために待ち合わせ場所へ向っていたら、知らない人から声をかけられた。当時こういうナンパってしょっちゅうだったから「はいはい、わかったわかった」とあしらってたら、「じゃ、せめて目的地まで車で送らせて、ボクの車それだから」と指差す先には、じゃーん、そう、ロールスロイス。 「こんな、マンガに出てきそうなナンパってあるのねー!」と感心すると同時に、「これが噂の、というか、噂に聞いたことすらない高級車なのね!」とい

    高級車自慢 - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/06/04
    「乗ってきな」「結構です」「気に入った!乗ってきな」て、何この詭弁テク(笑)
  •  『皇帝ペンギン』 - spongey

    首が回らなくてツライので(比喩だけではなく、痛くて動かなくなったのです)ついでに?「皇帝ペンギン」見ました。 ご存知、清潔でロマンチックな物語として編集されたペンギンの生態映画です。 「愛で結ばれた夫と」「夫婦の絆」「自然の猛威のなか命がけで子供を守る母性(だか父性)」みたいな核家族物語として語られていくので、「これが自然の摂理だ!」とか、「人間もそうであるべき!」と思う人にはとっても耳触りのいい話にできてると思う。 わたしはその手の物語ってのは、保守的で頑なで、家父長制支持としか思えないから全然賛成できない。動物にしろ何にしろ、それがどういう行動をしてるかを理解/解釈するためには「理解できる物語」にせざるをえないだろうし、どの解釈も無実ではないとは思うけど、とにかく安易なロマンス化と一般化はしないで欲しい。 だから、普段なら男女主義のこの手の物語は不愉快で見ていられない。確か「あなたの

     『皇帝ペンギン』 - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/06/03
    映画の作りが夫婦至上主義であることはおいといて、ペンギンすごい
  • 2006-05-24

    高校生の英語の教科書をいくつか見る機会があった。高校生はどんな教材で勉強してるのかな?と興味津々で見てみると、ローマの休日のあらすじや戸田奈津子の自伝、オレンジレンジなど文化モノ(?)やいろんな国のべ物の話やどっかの国で慈善活動している日人の話題などマルチカルチャリズムもの、クリストファー・リーブの闘いなどの困難克服モノであった。 、、、どういう基準から選ばれたのか知らないけど、高校生にちょっとでも興味を持ってもらって、かつ、「無難なモノ」ということなのだろうか? 私は高校生をバカにしてるのか!と思った。というのも、 びっくりするほど思考停止な内容に思えるから。たとえば、スーパーマンの話は「困難にぶつかっても諦めず前向きであること」みたいなテーマだったし、慈善活動してる話は、その人がどんな活動をしているかを褒めてあるだけ、あと例によって「貧しくてもイノセントな子供たちの笑顔はステキ」み

    2006-05-24
    sarutora
    sarutora 2006/05/24
    ゲームブックって、あったなあ!
  • 侵略方法 - spongey

    わたしは観光地に住んだことがあるので、観光客が目的地(大手の観光施設だったりする)に車で直行し、事や買い物もコンビニや大手チェーン店で済ましてしまうのが、あまり嬉しくないってことを知っているつもりです。 でもチベットでは、もっと複雑で深刻なんじゃないかと思います。 3日滞在しただけの浅い考えですが。 わたしが、ブルジョワ漢民族ツアーで行ってしまったのは、中国の商売にお金を落としただけでなく、チベットという場所での漢民族の商売そのものを承認して後押ししまったことにもなるだろうし、部外者のわたしがチベットの人への挨拶を中国語でしてしまったのは、侵略者の言語である中国語を「共通語」「正規の言語」扱いしてみせたことになってしまうと思うのです。 もちろん、わたしなんて取るに足りない1旅行者だし、現地の人もなんとも思ってないとは思いますが、こういう取るに足りない積み重ねも、チベットにおける「中国」の

    侵略方法 - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/05/20
  • 見張られる - spongey

    今日、携帯電話にすでに「居場所確認」機能があるってことを知ってびっくりした。そういえば最近は、防犯ブザーや防犯機能的携帯電話など子供を守るためのグッズを目にすることが増えた気がする。わたしが小さいころにもこんな話題があったかな?と思う。もしかしたら、今の子供が昔の子供より危険にさらされているというより、昔はただ単にこういうグッズが存在しなかっただけで、今はこの手のグッズが可能になったからこそ必要であるかのように売り出されている、のかもしれない。もしも子供のころに居場所を探知できる携帯があったら、わたしも持たされたかもしれないけど。 思い出すのは小学校5年のとき。、、あ、、なんか最近わたし思い出話ばっかりしてる、、もしや死期が近いんかし?心配だわ、もうすぐ不安な旅も待ってるし、、、。ま、とにかく、小5のとき「ジョギング」という言葉を知ったわたしと友だちは、さっそくある日曜の朝ジョギングに出か

    見張られる - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/03/05
    spongeyさんの想い出話はほんとに面白い。10時間「労働」だ!
  • 旗つき眼鏡 - spongey

    わたしはずっと裸眼で暮らしていますが、一時期だけ眼鏡をかけたことがあります。小学校6年のとき、左右の視力が違い過ぎるということで病院へ行き、矯正用の眼鏡をかけることになったのです。(でも、大人になってから、小6から矯正するのは手遅れだと言われました。(忘れもしない、東京一二三五六七八九十医大あるいは東京÷4医大で!あの医者め、「視力の異常は普通は小学校低学年までにわかるはずなのに、小6までわからないなんておかしい、きっと視力検査でズルをしていたに違いない、とにかく今さら矯正はできないし、そればかりかずんずん悪くなって弱視になってやがて目が見えなくなるかもしれない」と何の気遣いもなく、患者(わたし)を非難して、脅して、いったい何がしたいのでしょう?!あまりにショックでその場で泣いてしまいました、「あたしズルなんてしてません!」、、あれからだいぶ経ちますが、いまだに同じくらいよく見えています。

    旗つき眼鏡 - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/02/17
    爆笑してしまいました。当時のご本人は笑われたら心外だったのでしょうが。
  • フェア認定商品 - spongey

    友だちに『エビと日人』を貸してもらい、さっそく読んでみました。エビ輸入業のよる環境破壊、現地生産システムへの影響と搾取体系や男女の賃金格差など、自由貿易による弊害の縮図を見るようでした。バナナはもっとひどいと書いてありましたが、もっとひどいというのが想像できないくらいエビも酷かったです。あのは80年代に出たらしいのですが、それから約20年経っているのに、現状が殆ど変わっていない、それどころか、エビ生産場所の移転あるいは拡大という形で広がっているかのようで、驚きました。それに、やはり入ってるのですね給に。 エビだけでなく、マグロも、コーヒーも木材も、、、なんであれ、誰が誰から買い付けているかということが不透明なのは恐ろしいことです。そこで問題なのは、傘がないことではなくて、どうやって現行のシステムを問題化することができて、どうやって「改善」することができるのか、その「改善」に向けてわた

    フェア認定商品 - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/02/06
    エビ輸入業が極悪だからといって、それに実際携わっている人やエビを食べている人に悪意があるわけではない、それなのに恐ろしいシステムなまま動いてしまっていることが怖い
  • 競争の喩えってどうなの? - spongey

    「格差社会」という言葉を耳にするようになりました。耳にするようになっただけで、「格差」は昔からあったと思うのですが、それはさておき、昨日もテレビでそんな話題が出ていたそうですね。「格差社会は良いか悪いか」という意味のわからない議論があると、いつも「頑張った人が頑張っただけ報われるべき(平蔵)」とか「競争が社会を進展させる」といった主張が出てきますが、そのたびに疑問に感じざるをえません。「競争」「勝ち」「負け」というのが、ひたすら「自己責任」にされてしまうことが怖いのです。 そもそも格差と競争は同じレベルの話でしょうか? 競争は賃金格差の妥当な喩えなのかしら? 競争というのは、スタートとゴールが決まっています。足で走るとか車で走るとか、手段にもルールもあります。では、社会の競争っていうのは、どこにスタートとゴールを設定しているのでしょうか?そのゴールまでの手段は?(だいいち、なんの競争?「自

    競争の喩えってどうなの? - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/02/02
    >「『頑張ってる』と認識されるところ」にいられる一部の人だけを対象にした、言ってみれば勝ち組が勝手に決めた規準での「競争」や「がんばり」が奨励されている
  • 給食メニューの選択は? - spongey

    少し前にkmizusawaさんのところで埼玉県にある町の町議会で「学校に弁当の日を作れ」という議論があったことを知りました。学校給に反対する議員が「現在の社会状況で子が親を殺すという悲しい事態に責任を感じて提案」しているそうです。この方は弁当は親子の絆を深め、健全な子供を育てるという、「出ました!」といいたくなるような(家父長主義に根付いた)理由とともに、このようなことを言っています。 べる権利は人間の生きる権利であり、何人にも干渉されるものではなりません。そこには自由選択と自己責任があり、ダイエットするか、太って物をたくさんべるかは、個人に全く任されたものであります。 「べる権利は人間の生きる権利」というところから、「個人に全く任されたもの」という結論への道筋がわたしには理解できません。だって、べる権利があるのなら、経済的にべるものを得るのが難しい人は、「『べる権利』を奪わ

    給食メニューの選択は? - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/01/26
  • 初夢と自己啓発 - spongey

    初夢というのは、一年のうちに見るたくさんの夢の最初の一つというだけで、正夢(将来、それが現実になる夢)とは関係ない。それなのに、なんでか知らないけれど縁起を担いで「絶対に良い初夢を見るぞ!!!」と意気込んでしまいませんか?わたしは良い初夢を見ることが良い人生を確約をしてくれるような気がするので大騒ぎです。 今年も「さあ、今夜は絶対に良い夢みるぞなもし!」と自分にも周囲の人にも宣言して大ハリキリでした。わたしにとってどんな夢が良い夢かというと、大金持ちになって豪遊しまくる人生を予感させる、そんな夢です。貧乏なあまり、「豪遊」とは、豪華客船で行くセレブの旅とか、美男美女をはべらした晩餐会とか、実行したいかどうかは別としてその程度でしか想像できなくてツライところですが、とにかく金に糸目をつけずにバンバン使えること、それが豪遊です。そんな華やかな未来を予感させる夢、それがわたしの良い夢なのです。バ

    初夢と自己啓発 - spongey
    sarutora
    sarutora 2006/01/07
  • アンフェアトレード・コーヒー - spongey

    わたしはコーヒー中毒です。だから、毎日たくさんのコーヒーを飲まずにいられません。 それで、ついスターバックスで買ってしまうこともあって、(大変に反省していますけれど、) 実は、そのたびに、ちょっと微笑ましい気分になってしまいます。 なぜかというと、「アラビアン・モカ」だとか「カフェ・ベロナ」といった商品に混じって 「フェアトレード・コーヒー」が置かれているからです。 「フェアトレード」が何かというと、、、、 フェアトレードとは、「公平貿易」ということです。(略)弱い立場にある生産者は、心を込めて栽培した作物でも、安い値段で買い叩かれることがあり、自立が困難になっています。 そこで、生産者の自立を支援するために、生産者から適正な価格で購入しよう、という運動が始まりました。それがフェアトレード運動です。(略)   (スターバックスのホームページより) へえ、そうですか。 でもちょっと待って! 

    アンフェアトレード・コーヒー - spongey
    sarutora
    sarutora 2005/12/17
    アンフェアトレードコーヒーのおかげでこんなに助かってます(社長)