<< 前の記事 | トップページ | 次の記事 >> 2008年12月17日 (水)時論公論 「米国ゼロ金利時代突入の意味」 アメリカの中央銀行にあたるFRBが16日、政策金利を事実上ゼロにしました。金融危機から世界同時不況に突入しつつある世界経済の何が問題になっているのか、大島解説委員がお伝えします。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 「不況脱出のためにはあらゆる手だてを使う」。FRBは声明の中で、史上初めてゼロ金利にした理由をこのように述べました。これに加えて、住宅ローンや企業が短期の資金調達を目的に発行するCPをFRBが直接買い上げることなどを通じて、量的にも金融緩和を進めることを初めて声明に盛り込んだ点も注目するべきです。 目的は二つです。消費、生産、設備投資が急速に落ち込んでいる中での不況脱出と、信