7月22日、東芝の西田会長は、1ドル78円台で推移している現在の為替水準について「日本経済のファンダメンタルズを反映しておらず、異常だ」と語った。2008年6月撮影(2011年 ロイター/Michael Caronna) [軽井沢(長野県) 22日 ロイター] 東芝6502.Tの西田厚聡会長は22日、1ドル78円台で推移している現在の為替水準について「日本経済のファンダメンタルズを反映しておらず、異常だ」と語った。 長野県軽井沢町で開催している日本経団連夏季フォーラムの会場でロイターに述べた。 西田会長は「早く手を打たないと、この異常な水準がどんどん当たり前になってしまう」とし、政府に円高是正に向けた早期の対応を求めた。ただ、これから円高是正の手を打ったとしても戻す目標になるのは80円であり、「85円には戻らない」との見方を示した。 東芝は対ドルで1円円高になった際の営業利益へのマイナス影