高松市の大島にある国立ハンセン病療養所、大島青松園に入所者と来園者との交流拠点「社会交流会館」の管理棟が完成し、記念式典が開かれた。 会館は、大島の歴史の伝承と交流・定住の促進を目的に、国が島の空き施設を利用し整備した。管理棟は延べ床面積約390平方メートル、木造平屋造りで、多目的ホールや休憩室のほか、瀬戸内国際芸術祭のボランティア、こえび隊が運営している「カフェ・シヨル」を移転させた。 式典で、同園の新盛英世園長が「大島の歴史をより知ってもらうため、社会との太いパイプ役になることを期待したい」とあいさつ。入所者自治会の森和男会長は「ハンセン病の歴史を伝え、地域と交流するため、有効活用していきたい」と述べた。 テープカットの後、オープニングイベントとして、歌手のおおたか静流さんらによるミニライブが行われた。16歳から入所している野村宏さん(80)は「ライ予防法が廃止されて20年。外部の人と
認知症啓発を目的とするたすきリレーRUN伴がグッドデザイン賞に 認知症を抱える人と地域住民とを繋ぐため全国縦断のたすきリレーを行っている、RUN伴が2016年度グッドデザイン賞に選ばれた。 認知症を抱える人と地域住民の出会いの機会を提供する点が評価される 認知症を抱える者またその家族を取り巻く現状は、地域での孤立化等と問題も多く未だ十分とは言えない。一方で、認知症は発症後も適切なケアを受けることが出来れば、住み慣れた地域での生活も可能となる。 こうした中、認知症当事者と地域住民が出会う場をたすきリレーによって提供するため、認知症フレンドシップクラブはRUN伴を実施している。その結果、様々な動きが各地でみられるようになる等と実を結び、今年は全国縦断にまで規模を拡大させたのだ。 そして此度、これまでの実績が評価され2016年度のグッドデザイン賞受賞に至ったのである。 RUN伴について RUN伴
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鹿児島県奄美市にある国立ハンセン病療養所で、この療養所の最後の語り部として活動してきた95歳の男性が、亡くなりました。語り部として活動する人がいなくなったのは、全国の療養所で初めてで、当事者の体験をどう語り継ぐかが課題になっています。 全国に13ある国立ハンセン病療養所にNHKが取材したところ、語り部として活動する人がいなくなったのは、奄美和光園が初めてです。 奄美和光園では、これまでに撮影した語り部の映像などを使って、体験を語り継いでいきたいとしています。 全国の国立ハンセン病療養所の入所者の平均年齢は、先月末の時点で84.7歳と高齢化が進んでいて、当事者の体験をどう語り継ぐかが課題になっています。 奄美和光園の加納達雄園長は、「私たちは、ハンセン病の歴史について話すことはできますが、実体験を語れるのは、当事者の入所者だけです。その声をなんとか残し、後世に伝えていく努力を続けていきたいで
盲学校では国内5番目の開設で、早くから視覚障害者の教育に取り組んできた県立岐阜盲学校(岐阜市北野町)の創設者、森巻耳(けんじ、1855~1914)について、学校の児童生徒らがよりよく知ることができるようにと、同校が伝記を発行した。自らも失明しながら学校の開設に奔走した姿が、子どもたちにもわかりやすく描かれている。 巻耳は1855年、金沢市生まれ。87年に現在の岐阜高校の英語などの教師として赴任したが、翌年、33歳で眼病を患った。91年に岐阜、愛知などで7千人以上の死者が出た濃尾地震を機に視覚障害者の支援に力を注ぐようになり、94年に岐阜盲学校の前身「岐阜聖公会訓盲院」を開院し、初代校長となった。このころには巻耳自身も、両目ともに失明していた。 そんな巻耳の生涯を伝えようと、子ども向けに伝記をまとめたのが同校の図書館司書、小沢純子さん。1994年に発行された「岐阜盲学校百年史」などで巻耳の生
相模原市の障害者施設で刺殺された入所者19人の月命日にあたる26日、障害者や支援者ら約300人が東京都の中心街でアピール行進を行った。掲げた紙には「すべての命はみんな平等」「障害者を殺すな」といったそれぞれの思いを記入。障害の有無で分け隔てられることのない社会の実現を訴えた。 東京都千代田区の日比谷公園から東京駅近くまで、「すべての命と尊厳を守ろう」などと声を合わせて1時間ほど行進した。実行委員会の構成団体の一つ、「DPI日本会議」の佐藤聡事務局長(49)は「事件の容疑者が語ったとされる『障害者はいなくなればいい』という価値観に、障害当事者がきちんと反対の意思を表明することが必要だ。障害がある人とない人がともに生きる社会をつくることが、差別や偏見をなくすことにつながる」と強調した。 参加した菊地敏明さん(69)は中学生の時にプールの飛び込みで頸髄(けいずい)を損傷し、手足などにまひが残る。
「誰でも認知症になるかもしれない現実があり、誰にも認知症の人の介護家族になる可能性があります。一人ひとりがさらにもう一歩、認知症を自分の問題として、引き寄せて考えてみてください」――。認知症の本人や介護者らによる五つの当事者団体が19日、京都市で開かれたフォーラムで、このような共同のアピールを発表した。 5団体は、全国若年認知症家族会・支援者連絡協議会▽男性介護者と支援者の全国ネットワーク▽日本認知症ワーキンググループ▽レビー小体型認知症サポートネットワーク▽認知症の人と家族の会。 症状や年齢、立場の違いなどから別々に活動することが多かったこれらの認知症の当事者団体が、初めて一堂に会した。来年4月に京都市で開かれる認知症の国際会議のプレイベントという位置づけで、約600人が参加した。 パネルディスカッションでは各団体の代表らが登壇。ひとくちに「認知症」といっても抱える問題は様々で、本人の思
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