サンフランシスコで開催された「Web 2.0 Expo」で25日、Googleが「スパムについて知っていること」というテーマで基調講演を行なった。同社のWebスパムチームでフィルタリングサービス「Safe Search」を手がけるマット・カッツ氏が、Webスパム対策のノウハウを示し、Webサイト運営者に「スパマーを苛立たせるべき」と呼びかけた。 カッツ氏によればWebスパムとは、Webページに不正な細工を施すことで、検索結果の順位を本来よりも上位に表示させる行為。具体的には、Webページの内容とは無関係のキーワードを埋め込むことで、検索エンジン経由でユーザーがアクセスするのを待つことなどが挙げられるという。 こうしたWebスパムが発生する背景としては、金銭獲得が目的であると指摘。その上でカッツ氏は「Webスパムの対策方法はある」と語り、いくつかのヒントを示した。 ● 評価システムとCAPT