1958年生まれ。81年東京大学工学部卒業、建設省入省。道路局課長補佐を経て92年に退職し、93年に衆院選挙で初当選。財務副大臣、公明党政務調査会長などを歴任した。2014年の衆院選で8期目の当選を果たし、15年10月に国土交通大臣に就任。現在に至る(写真:吉成 大輔) なぜ、i-Constructionに取り組むのでしょうか。改めて狙いを聞かせてください。 i-Constructionでは、測量から設計、施工、検査、維持管理に至る全ての事業プロセスでICT(情報通信技術)を活用し、建設現場の生産性を飛躍的に向上させることを目指しています。IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)といった革新的な技術を建設現場に取り入れることで、国内の労働人口が減っていくなかでも、それを上回るだけの生産性向上を実現し、経済成長を果たしていきたい。 安倍内閣では、名目GDP(国内総生産)を現状から約1