和食に欠かせない「だし」。このところトビウオを原料にした「アゴだし」など、家庭用の粉末だしの人気が高まっています。このブームをビジネスチャンスにつなげようと京都で、ある魚の「だし」が開発されました。どんなだしなのでしょうか。(京都局 阿知波美帆) JR京都駅に直結するデパートの地下の食品コーナー。レジの近くの棚の一角にだしを集めたコーナーがあります。商品の種類は40種類以上。担当のバイヤーによると、棚に並んでいるのはメーカーからの売り込みを勝ち抜いたほんの一部の商品だということです。 この棚の中で、いま最も勢いがあるのがトビウオを使った「アゴだし」で、10種類の商品が並んでいます。長崎県平戸市の漁協によると「アゴだし」人気を背景に、ことしの アゴの取引価格の最高値は、去年のおよそ2倍に跳ね上がった そうです。こうしたブームに続けとばかりに、京都である魚を使った「だし」が開発され、販売が始