米Oracleは米国時間の4月20日、米Sun Microsystemsの買収を発表した(Oracleのサイト、Sunのサイト)。買収総額は約74億ドルに上る見込み。 ITmediaエンタープライズの記事でも詳しく報じられている。 Sunの買収については、IBMとの買収交渉が進んでいたようだが、金額面での折り合いがつかず破談したと報じられていた。その直後に発表された今回のOracleの発表は、今後のエンタープライズ市場にどういった影響を及ぼすだろうか。
米Oracleは4月20日、米Sun Microsystemsを約74億ドルで買収することについて、Sunと合意したと発表した。Sun株主の合意などを経て、正式に決定する。 Sun株式を、1株当たり9.5ドルで買収。「最高のエンタープライズソフトウェアとミッションクリティカルなコンピューティングシステムが融合する」とし、顧客側の作業負担なしで両社のシステムを統合するとしている。 Oracleの企業サイトトップページには、「Oracle Buys Sun」と、Sunのサイトには「ORACLE TO BUY SUN」書かれた大きなバナーが掲載されている。 Sunをめぐっては、米IBMや米Hewlett-Packard(HP)も買収提案したと報じられていた。HPとOracleでSunを2分割する案もあったとされる。
Sun Microsystemsが、ストレージアプライアンス「Sun Storage 7000」シリーズを発表した(製品ページ、Enterprise Watchの記事、/.本家)。 このストレージアプライアンスはHDDだけでなくSSDにも対応しており、またDRAMをストレージとして使うこともできるようだ。また、それらを組み合わせた構成も可能で、ファイルシステムにZFSを採用することで頻繁に利用するデータはSSDに保存し、それ以外のデータはHDDに保存してパフォーマンスを向上させる、といったこともできるらしい。 また、ちょっと面白いのが、この製品のコードネームが「イワシやフグ、トロ」といった魚の名前というところ。 TarZの日記曰く、 Code-named Amber Road, the 7000 line consists of three products: the 7110 Iwash
買収金額のうち、少なくとも8億ドルは現金のようですが、Sunとしてはそれなりにお買い得なのかもしれません。 MySQLには300ほどの社員がいるはずですが、多くは在宅勤務でしかもスウェーデンが本拠ということでコスト的には さほど大きくはありませんし、売上も毎年倍々近くの成長中でだいぶ前に既に$20-40milはあったような気がします。 OSとしてはSolarisを持っていて、そこを何とかテコ入れしたいというのが現在のSunの経営陣の方針だと 認識していますが、OSだけよりは(語弊はありますが)世界で最も普及しているDBとも言えるMySQLという武器を 持つのは悪いことではないでしょう。MySQLのライセンスはおそらく組込み系の業界がよく買っているのだと思いますが、 Sunによってエンタープライズ方面を伸ばすことができたりすれば、両社にとってよい取り引きになるのかもしれませんね。 気になるの
数年前に活動を停止し、ひっそりと消えるのではないかと思われていたSun MicrosystemsのSPARC部門だが、Sun のプロセッサ事業新部門として活動を開始するようだ。 Sun のプレスリリース Sun Microsystems Expands Focus on Silicon Design によれば、 新設されたマイクロエレクトロニクス部門では高速ネットワーキング用チップの設計、 次世代マルチスレッドプロセッサなどを、世界のOEM顧客企業に対して提供するとのこと。 SPARC自体が復活すると言う筋書きがあるかどうかはさだかでは無いですが、Solarisといい最近のSunはいろいろ復活させてきてますね。
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