「そのゲームエンジンを使わせてほしい」 ゲーム史にその名が刻まれるほどの大きな成功を成し遂げたエピックゲームズ。創業者であり、最高経営責任者(CEO)も務めるティム・スウィーニーは、1980年代に米メリーランド州の郊外の町ポトマックで育った。とりたててゲーム好きの子どもだったわけではない。興味の対象はむしろゲームそのもの、つまりはソフトウェア、プレイ中に背後でうなりをあげる内部の回路、ゲーム自体を動かす仕組みだった。 そのころのスウィーニーは、「Apple II」でプログラミングを独学するのに熱中し、やがて身につけた技術で初めてのゲームを自作。のちにゲームエンジンを独自開発するに至った。 1990年代に入るとコードを書き始め、それはゆくゆく、1998年にエピックゲームズが初めて発売するゲームタイトルのファーストパーソン・シューティングゲーム「アンリアル」に搭載されることになる。「アンリアル
![「エピックゲームズ」はどのようにしてゲーム業界を変えたのか | 「Unreal Engine 5」はWeb3時代の立役者になる](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/db10db8c7008fe85a73fe0982c6953af25786c96/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcourrier.jp%2Fmedia%2F2022%2F08%2F12235540%2FGettyImages-1239950557-e1660283855734-1600x900.jpg)