並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 40 件 / 213件

新着順 人気順

デカルト 哲学者の検索結果1 - 40 件 / 213件

  • 「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭

    はいどーも あでのい です! いやー、とうとう完結ですよ劇場版Gのレコンギスタ! この人類史上に残る一大事を目前にして、このブログ、直近記事が刃牙シリーズ、麻雀漫画、シン・ウルトラマンですよ? 一体何のためのブログだと思ってんすかね本当。忘れてる人のために言っときますが、このブログは元々Gレコ感想用ブログです。忘れないように! という訳で今日は漫画『チ。-地球の運動について-』の感想です。 チ。―地球の運動について―(1) (ビッグコミックス) 作者:魚豊 小学館 Amazon この度最終巻の発売に加えてアニメ化も決まったとのことでめでたい限りですね。全8巻できれいにまとまってるのもおすすめしやすいポイントです。 でまあ、なんですけど、今日はちょっとこの大人気漫画の『チ。』を、私の持てる限りの全身全霊をもってして可能な限りボコボコにしてやりたいと思います。 やー、遂に書いちゃったよ作品批判

      「チ。―地球の運動について―」感想。〜歪で不誠実で不愉快なこの傑作漫画について〜 - 銀河孤児亭
    • kindle unlimitedで無料で読める超良書45選【2024最新版】 - Qiita

      はじめに こんにちは!kindle unlimitedヘビーユーザーです。 kindle unlimitedは定額料金で、登録されている書籍が読み放題というサービスです。 今回はその中で私が読んだ書籍から、おすすめのものを紹介します。 現在は1ヶ月の無料体験もできます。 これを機にぜひ良書を1ヶ月で読破してみてはいかがでしょうか。 ※この記事はAmazonアソシエイトに参加していません。 弊社Nucoでは、他にも様々なお役立ち記事を公開しています。よかったら、Organizationのページも覗いてみてください。 また、Nucoでは一緒に働く仲間も募集しています!興味をお持ちいただける方は、こちらまで。 kindle unlimitedで無料で読める超良書45選 さっそく紹介していきます。以下のカテゴリに分けてみました。 ・ビジネス・実用書 ・健康・メンタルヘルス ・エンジニアにおすすめ

        kindle unlimitedで無料で読める超良書45選【2024最新版】 - Qiita
      • 言っていない台詞とは (イッテイナイセリフとは) [単語記事] - ニコニコ大百科

        言っていない台詞単語 57件 イッテイナイセリフ 4.0万文字の記事 244 0pt ほめる 掲示板へ 記事編集 概要なぜ言っていない台詞が生まれるのか言っていない台詞の一覧関連動画関連項目関連リンク脚注掲示板 この記事は第554回の今週のオススメ記事に選ばれました! よりニコニコできるような記事に編集していきましょう。 ってひろゆきが言ってました。 言っていない台詞とは、実際に発言していないのになぜかその人が発言したと思われている台詞のことである。 概要 世の中には数々の名言・名台詞があるが、その中には発言したとされる人物と台詞が捻じ曲げられ、言っていないのになぜかその人が言ったことになっている台詞がいくつかある。 少し調べれば本来は言っていない台詞であると分かるが、逆に言うと調べなければ言っていないということも知らないままで使われるパターンも数多い。 広まってしまった後に、それを取り入

          言っていない台詞とは (イッテイナイセリフとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
        • 「だれを好きになるか」を批判の対象にしていいのか?(読書メモ:『すごい哲学 世界最先端の研究が教える』 - 道徳的動物日記

          世界最先端の研究が教える すごい哲学 総合法令出版 Amazon 献本してもらったので読んだ。十数人以上の若手日本人哲学者が「サステナブルなファッションを選ぶにはどうしたらいいか?」や「小説を読むことで人はやさしくなれるのか?」といった具体的かつ詳細なトピックについて、(主に海外の)最新論文を紹介しつつ3〜5ページで短く論じる、という本。 全体的に執筆者たちは自分の書いているトピックについて距離がとれており、冷静であっさりした文体が多い。「まえがき」では「少し変わった哲学の入門書」とされているが、哲学の考え方や方法を体系的に学べる教科書といったものでもない。全体的なとりとめのなさから、「哲学・倫理学の与太話集」といった表現のほうが合っている気もする。 とくにわたし自身の生活や人生経験に関わるものとして興味のあるトピックを挙げると、「マッチングアプリで好みでない人のタイプを書くのは差別か?」

            「だれを好きになるか」を批判の対象にしていいのか?(読書メモ:『すごい哲学 世界最先端の研究が教える』 - 道徳的動物日記
          • 成功は運か努力か才能か?についての考察|佐藤航陽

            「人生は運ゲーに過ぎないのか?」「運ゲーだとしたら攻略法はあるのか?」というテーマをここ数年ずっと考えていて、自分なりに納得できたので備忘録として書き残しておこうと思う。 今の時代に「努力は報われる」といった話を素直に信じることはできないのは明白だが、分不相応な夢は描かないほうが良いという雰囲気もある。 そこで、昔から続く「成功は運か努力か才能か?」という疑問に対する考えをまとめてみることにした。 才能ではなく運が支配する世界2022年のイグノーベル経済学賞に非常に面白い研究が選ばれていた。イグノーベル賞とは「ノーベル賞のパロディ」みたいなものだが、「くだらない」と片付けてしまうのはもったいない。 「社会的な成功において重要なのは「才能」よりも「運」であることの数学的な証明」という内容だ。一般的には「成功する人は才能のある人」という社会通念を私たちは共有しているが、この論文では「才能」より

              成功は運か努力か才能か?についての考察|佐藤航陽
            • 里山ナショナリズムの源流を追う 21世紀環境立国戦略特別部会資料から|GFB

              更新情報 ・誤字、表記ゆれの修正と、IGESに関する追記を行いました。(2019年12月31日) ・矢原徹一さんのブログ記事での指摘を受け、総合地球環境学研究所のプロジェクト「日本列島における人間ー自然相互関係の歴史的・文化的検討」に関する内容を修正しました。(2020年1月1日) ・矢原徹一さんが『環境史とは何か(シリーズ日本列島の三万五千年史ー人と自然の環境史1)』中の「第5節 西欧的自然観と日本的自然観の違いとその意義」を公開してくださいましたので以下のリンクを追記します。是非ご一読ください。(2020年1月2日) 西欧的自然観と日本的自然観 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用) https://yahara.hatenadiary.org/entry/2020/01/02/210245 本稿の内容は私の独自調査と考察に基づき構成されています。登場する人物につい

                里山ナショナリズムの源流を追う 21世紀環境立国戦略特別部会資料から|GFB
              • 国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読めるフランス現代思想|MasakiUeta

                人類学篇が人気だったので、たぶん求められているだろう──いや、作成者自身が求めている──フランス現代思想版をつくりました。例により作成者は専門家ではありません。またおそらく漏れているひともたくさんいます(特に1900年以前に生まれたひとは適当)。なにとぞご了承ください。 2024年6月1日 植田将暉 (6月2日更新) アンソロジーJ.デリダ ほか著 ほか『現代フランス哲学12講』,青土社,1986.10. 〔レヴィ゠ストロース、フーコー、バルトとの対話〕レーモン・ベルール 著 ほか『構造主義との対話』,日本ブリタニカ,1980.2. ジャン=ルイ・ド・ランビュール 編 ほか『作家の仕事部屋』,中央公論社,1979.5. 1900年代以前の生まれガブリエル・タルド(1843–1904)タルド 著 ほか『タルドの社会学原理』,岩波書店,1923. ガブリエル・タルド 著 ほか『模倣の法則』,而

                  国会図書館デジタルコレクション個人送信サービスで読めるフランス現代思想|MasakiUeta
                • なぜ、コンピュータは自ら賢くならないのか?

                  New Yorkerより。 私たちは「シンギュラリティ = 技術的特異点」を畏れ、切望しています。しかし、おそらく決してやって来ないでしょう。 テッド・チャン 11世紀、カンタベリーの聖アンセルムスは、神の存在を証明するためにある論拠を提唱しました。「神は、定義上、私たちが想像できる最も偉大の存在であり、存在しない神は存在する神に比べて明らかに偉大ではない。故に、神は存在するはずである。」これは存在論的証明(ontological argument)として知られていますが、この議論は1000年近く経った今でも議論されているほど、説得力があると思う人がたくさんいます。存在論的証明を批判する人の中には、存在論的証明は本質的に存在を定義するものであり、定義の仕組みではないと主張する人もいます。 人々が存在を主張しようとしたのは神だけではありません。数学者のアーヴィング・ジョン・グッドは、1965

                  • 必読書コピペにマジレスしてみる・哲学編

                    日本文学編→anond:20210222080124 追補編→anond:20210218080224 プラトン『饗宴』おっさんが飲み会で真実の愛について延々語るだけなので、哲学書の入門編にいいんじゃないかな。楽しそうにしてるおっさんはいいぞ。 アリストテレス『詩学』どうしてフィクションで人は感動するかについて述べた本の走りで、後半は散逸しているんだけど、カタルシスについてはなるほどなあ、とは思った。作家になりたいんだったら普通にハリウッドの三幕構成の本を買ったほうがいいかもしれないが、この読書リストを読んでいる人は実用的な知識よりも読んでいて楽しいかどうかを求めている気もする。 アウグスティヌス『告白』読もうと思ったまま長い時間が過ぎてしまった本で、まだ読めてない。アウグスティヌスが若いころややりたい放題やっていた時期のことも書いてあるらしいので、宗教書として以外にも楽しめるんじゃないだ

                      必読書コピペにマジレスしてみる・哲学編
                    • なんか哲学の面白知識教えて : 哲学ニュースnwk

                      2022年04月27日00:00 なんか哲学の面白知識教えて Tweet 1: 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2016/04/10(日) 08:27:44.637 ID:hcZVJsVf0.net クオリアの話とか 簡単に言えば、クオリアとは「感じ」のことである。「イチゴのあの赤い感じ」、「空のあの青々とした感じ」、「二日酔いで頭がズキズキ痛むあの感じ」、「面白い映画を見ている時のワクワクするあの感じ」といった、主観的に体験される様々な質のことである。 外部からの刺激(情報)を体の感覚器が捕え、それが神経細胞の活動電位として脳に伝達される。すると何らかの質感が経験される[4]。例えば波長700ナノメートルの光(視覚刺激)を目を通じて脳が受け取ったとき、あなたは「赤さ」を感じる。このあなたが感じる「赤さ」がクオリアの一種である。 https://ja.wikipedia.org

                        なんか哲学の面白知識教えて : 哲学ニュースnwk
                      • 社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学 – tatarabookmark.mark2

                        再読するので内容メモ。 個人の感想も混じっているので気になったら買おう。(アフィではないので安心だ) カッコ書きは本文の引用、中丸から始まるのは要約と私見だ。こんなまとめで内容が正確に分かるわけではないので買おう。(呪文) はじめに 「わたしは本書で、人間には、(必然的に独善に至る)正義へのこだわりが一般的な本性として備わっていることを示したい。つまりそれは、進化によって設計された特徴のひとつであって、本来は客観的かつ理性的であるはずの私たちの心に混入した、異物や誤りなどではない。」 第1部 まず直感、それから戦略的な思考 「心は〈乗り手〉と〈象〉に分かれる。〈乗り手〉の仕事は〈象〉に仕えることだ」 第1章 道徳の起源 ・道徳は生まれ(遺伝子)と育ち(環境)のどちらかによって決まると考えられていたが、合理性によって獲得されるという見方が現れた。 ・子供は道徳的な規則と慣習的な規則を区別して

                        • 猫が逆さに落ちても足から降りられる秘密を解明した300年の物理学史(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                          江戸初期に活躍した柔術の大家、関口氏心(関口柔心)の逸話に、「猫が屋根の上で眠り込んで転がり落ち、空中でひらりと身を翻して足から降り立った様子を見て“受け身”を考案した」というものがある。関口氏心は自ら屋根の上に登って転がり落ちる修行を続け、受け身の技を完成させたという。 『Falling Felines and Fundamental Physics』Gregory J. Gbur著、Yale University Press、2019年10月17世紀の日本では武士が猫に学んでいたわけだが、当時の欧州では科学者たちが「猫が逆さに落ちても足から降りられる秘密」を解明しようとしていた。物理学者グレッグ・バー博士の著書『Falling Felines and Fundamental Physics』は、300年にわたり「Cat Righting Reflex(猫の立ち直り反射)」という猫の姿勢

                            猫が逆さに落ちても足から降りられる秘密を解明した300年の物理学史(秋山文野) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                          • Daily Life:『〈現在〉という謎』の感想

                            March 03, 2020 『〈現在〉という謎』の感想 編者の森田さんよりご恵贈いただいた。 www.keisoshobo.co.jp/book/b477659.html 最近はいただいた本でもなかなか読む時間がとれず、お礼もままならないことが多い。しかし、本書については著者の一人である谷村さんが追加の論考「一物理学者が観た哲学」を公開され、著者間でかなりの行き違いが生じているらしいことがわかった。哲学者と科学者の対話は私にとっても大きな関心事であるので、本書を通読して感想を述べさせていただこうと思った。 そういう経緯であるので、以下の感想は谷村さんのノートに触発されて書き始めたものである(ずいぶん時間がかかってしまったが)。しかし、今回の感想は『〈現在〉という謎』の本に限定して書いており、谷村さんのノートの内容や、谷村さんのノートにさらに反応していろいろな人が書いたものは念頭においてい

                            • 清水高志, 上野学「デザインと哲学、その未分の源流で」 | ÉKRITS / エクリ

                              オブジェクト指向の哲学とデザイン 清水高志: 最近僕は概念を造形的に考えることが多くて、それが哲学とデザインに共通する話につながってくるんじゃないかと思っています。 ドゥルーズは『ベルクソニズム※1』などの書物で、概念は最初から複数の概念対が複合したものとしてあると語っています。たとえばプラトンは『パルメニデス※2』で、「一」とか「多」とかいうバイナリーな概念の対を単独で語るのではなく、それを別の概念の対と結びつけてより具体的に語っています。つまり、「一」というのは「ある」とか「ない」という概念の対と結びついて、「一」が「ある」とはどういうことか、また逆に「多」が「ある」とはどういうことかを考える。最初から哲学はこうした操作としてあって、その中で似たような概念対同士の違いも明らかになってくるわけです。 これは哲学の概念の話ですが、最近僕はどうも人間が世界を認知する局面でも、すでに似たような

                                清水高志, 上野学「デザインと哲学、その未分の源流で」 | ÉKRITS / エクリ
                              • 「反お笑い」の哲学史(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-

                                近代哲学の中の「反お笑い」 古代から近代までの哲学の中における「反お笑い論」をまとめています。 前編では古代の反お笑いの創始者プラトンからプロテスタントの反お笑い論までまとめています。まだご覧になっていない方はこちらをどうぞ。 後編は近代哲学編です。 5. ホッブズ「笑いは突然の得意」 近代社会哲学の基礎を築いたトーマス・ホッブズも笑いを否定した人物です。 ホッブズといえば、国家のあり方が論じられた1651年の著作「リヴァイアサン」が有名ですが、この本の中で笑いが否定的に論じられています。 ホッブズにとって国家とは国民を素材とする巨大な人造人間であるため、国家の構造を理解するためにはまず人間そのものを理解する必要があると考えました。 リヴァイアサンではまずは演繹法により人間論が展開されます。人間性に関する一般的なカテゴリをまずは定義し、その部分的な下位カテゴリとそれとの関連を定義、そしてさ

                                  「反お笑い」の哲学史(後編) - 歴ログ -世界史専門ブログ-
                                • 人間の脳は手に持った道具に伝わる感触を「自分の皮膚と同様に認識している」ことが判明

                                  by UNAMID 人間の触覚は体の皮膚全体に存在しており、何かが体に触れるとその位置や圧力を感じ取ることができます。フランス・リヨン第1大学の認知神経学者であるLuke Miller氏は、「人間は自身の皮膚だけではなく、手に持った道具に何かが触れてもそれを感じ取ることができる」という点に着目し、人間の脳が手に持った道具をどのように認識しているのかについて研究しました。 Somatosensory Cortex Efficiently Processes Touch Located Beyond the Body - ScienceDirect https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0960982219313831 The Brain Senses Touch beyond the Body - Scientific Amer

                                    人間の脳は手に持った道具に伝わる感触を「自分の皮膚と同様に認識している」ことが判明
                                  • 汎用人工知能が実現しない理由

                                    Natureより。 Ragnar Fjelland 概要 人間のような人工知能(AI)を生み出そうとする現代のプロジェクトは、第二次世界大戦後、電子計算機が単なる数値計算機ではなく、シンボルを処理することもできることが分かったことから始まりました。機械知能が人間の知能と同一であることを前提とせずに、この目標を追求することが可能になりました。これは弱いAIとして知られています。しかし、多くのAI研究者は、強いAIと呼ばれる、人間の知能と原理上は同じ人工知能を開発することを目指してきました。弱いAIは強いAIに比べて野心的なものが少ないため、論争を引き起こすことはありません。しかし、弱いAIにも関連する重要な論争があります。この論文では、汎用人工知能(AGI)と特化型人工知能(ANI)の違いに焦点を当てています。AGIは弱いAIとして分類されるかも知れませんが、人間の知能の主な特徴の一つが汎用

                                    • ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら

                                      2024年2月29日時点での既刊のちくま学芸文庫全2,036点(セット版を除く)をあげた。 文庫の整理番号順に従って表記(一部変更あり)した。 「♾️」マークはMath&Scienceシリーズ(青背)を示す。 人名表記の揺れ(例「シモーヌ・ヴェイユ」と「シモーヌ・ヴェーユ」)は訳者に従い、統一はせずそのままにした。 編者、訳者は一部を除き割愛し、編著者が3人以上に及ぶ場合は代表者1人の名前のみ記した。 Math&Scienceシリーズのみの刊行書目一覧はこちら。 浅田彰『ヘルメスの音楽』 赤坂憲雄『異人論序説』 赤坂憲雄『王と天皇』 赤坂憲雄『排除の現象学』 赤坂憲雄『遠野/物語考』 赤坂憲雄『象徴天皇という物語』 赤坂憲雄『柳田国男を読む』 天沢退二郎『宮沢賢治の彼方へ』 飛鳥井雅道『明治大帝』 E・アウエルバッハ『ミメーシス[上] ヨーロッパ文学における現実描写』 E・アウエルバッハ『

                                        ちくま学芸文庫刊行書目一覧 最新版|かるめら
                                      • デカルトはそんなこと言ってない ドゥニ・カンブシュネル(著/文) - 晶文社 | 版元ドットコム

                                        紹介 〈我思う、故に我在り〉はかくも誤解されてきた! 「〈我思う、故に我在り〉は大発見」「人間の身体は単なる機械」「動物には何をしたっていい」……ぜんぶ誤解だった! 世界的権威が21の「誤解」を提示、デカルトにかけられた嫌疑をひとつひとつ晴らしていく。 「近代哲学の父」「合理主義哲学の祖」などと持ち上げられながら、その実デカルトほど誤解されている哲学者はいない。それでよいのか? 見かねて立ち上がったデカルト研究の世界的権威が、私たちの誤解に逐一反駁を加えながら、デカルト本来の鋭く豊かな思考を再構成する。デカルトが言ってたのはこういうことだったのか! 硬直したデカルト像を一変させるスリリングな哲学入門。 目次 凡例 日本語版への序文 はじめに 1.学校で教わることはどれも役に立たない 2.感覚は私たちを欺く 3.明晰判明でなければ決して真ではない 4.方法の規則は少ししかない 5.神はやろう

                                          デカルトはそんなこと言ってない ドゥニ・カンブシュネル(著/文) - 晶文社 | 版元ドットコム
                                        • 書評 「生物学者のための科学哲学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                          生物学者のための科学哲学 勁草書房Amazon 本書は生物学にかかわる科学哲学の主要トピックについて科学哲学者や科学史家たちが解説したもの.編者は科学哲学者のカンプラーキスと生物学者のウレルで,書名にもあるように想定読者としては生物学者が念頭に置かれている. これまでの生物学の科学哲学の入門書だと「種とは何か」「自然淘汰の単位は何か」「系統樹の推定はどのような営みか」「利他行動の進化とマルチレベル淘汰」「発生システム論」などの個別の各論のトピックが主要テーマになっているものが多いが,本書が取り上げるものは必ずしも「生物学の科学哲学」に限らないということで,「説明」「知識」「理論とモデル」「概念」などの基礎ブロック的なテーマが数多く取り上げられていてなかなかハードな内容になっている.原題は「Philosophy of Science for Biologists」. 第1章 なぜ生物学者は科

                                            書評 「生物学者のための科学哲学」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                          • 【最難解名著リスト】おすすめの教養となる本(哲学書)の古典的名著30冊。古典とは何かを知り教養を身につけるおすすめの難しい本  - 日々是〆〆吟味

                                            初心者向けのリストは以前に書いたものがこちらにあります。最初に哲学書を読もうと思われたら下記のリストのほうがいいかもしれません。 waka-rukana.hatenadiary.com 最難解な哲学書 30冊 選ぶ基準 1.歴史的評価の高いもの 2.分厚いものや巻数の多いもの 3.翻訳も難しいとされているもの 4.西洋哲学の範囲内のもの 5.哲学以外の本も若干含まれる 古代 8選 『ソクラテス以前哲学者断片集』 プラトン『国家』 アリストテレス『形而上学』 プリニウス『博物誌』 『初期ストア派断片集』 セクストス・エンペイリコス『学者たちへの論駁』 プロティノス『エネアデス』 『ナグ・ハマディ文書』 中世 4選 『中世思想原典集成』 アウグスティヌス『神の国』 トマス・アクィナス『神学大全』 オッカム『『大論理学』注解』 近世/近代 10選 ヤコブ・ベーメ『黎明』 カルヴァン『キリスト教綱

                                              【最難解名著リスト】おすすめの教養となる本(哲学書)の古典的名著30冊。古典とは何かを知り教養を身につけるおすすめの難しい本  - 日々是〆〆吟味
                                            • 今なぜ哲学者スピノザ? 関連本の刊行相次ぐ 國分功一郎さん新書・全集は異例の売れ行き|好書好日

                                              國分功一郎さん 社会問題先取り 人の根底探る 岩波書店によると、國分さんの新書は現在2刷3万2千部。スピノザは西洋哲学の歴史上、デカルトやライプニッツと並び17世紀の合理主義の哲学者とされる。デカルトが残した哲学の根本原理をめぐる著作を徹底して読み込むことを通して、自らの思索を深めた「読む人」という視点で、スピノザの思想をたどる。スピノザ全集の初回配本『3 エチカ』も3刷6千部と、学術書では異例の売れ行きを見せている。岩波文庫のスピノザの主要著作(畠中尚志訳)もこれを機に重版したという。 國分さんは「構想から10年かかって出版にこぎつけた」と新書執筆の苦労を振り返る。スピノザは、國分さんにとって自らの哲学の道しるべとなる存在だ。『暇と退屈の倫理学』(2011年)や『中動態の世界』(17年)などでその思想を手がかりにしてきた。「この10年で読みが深まり、ようやくスピノザの生涯と思想を一本の線

                                                今なぜ哲学者スピノザ? 関連本の刊行相次ぐ 國分功一郎さん新書・全集は異例の売れ行き|好書好日
                                              • デカルト『方法序説』の考える方法 〜正しいもの以外は認めず、問題の分割し、簡単なものから順に考え、最後の全部検討する、という4つの規則【デカルト『方法序説』解説/紹介】 - 日々是〆〆吟味

                                                デカルト『方法序説』と考える方法 〜デカルト曰く、これですべて考えつくせる、とのことです 考えるための4つの順序 デカルト曰く、あらゆる問題をこの方法で考え尽くせる 証明された正しいものとしての数学 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 デカルト『方法序説』と考える方法 〜デカルト曰く、これですべて考えつくせる、とのことです デカルトは正しいことをどのように考えたのでしょうか。とりあえずヒントは『方法序説』というタイトルにもあります。方法序説って、一体なんの方法なのでしょうか。それは考える方法なのでした。 考えるための4つの順序 デカルトはあらゆるものを疑えると言い、確かなものは疑っている私しかない、とまで考えました。ではその時どうやって考えたのでしょうか。それはー 1.とにかく証明されていて自分で正しいと思われぬものはすべて正しいと認めませんでした。 2.そして考えるべき

                                                  デカルト『方法序説』の考える方法 〜正しいもの以外は認めず、問題の分割し、簡単なものから順に考え、最後の全部検討する、という4つの規則【デカルト『方法序説』解説/紹介】 - 日々是〆〆吟味
                                                • ネコに学ぶ「自然体で生きる方法」を哲学者が語る

                                                  イギリスの政治哲学者であるジョン・グレイ氏は、古美術商である妻のメイコさんとともに、自宅で4匹のネコを飼っていたことがある愛猫家です。2020年の初めに、4匹のうち最後の1匹だったネコを23歳で亡くしてしまったグレイ氏が、かつて飼っていたネコから得た知恵を1冊の本にまとめて発表しました。 John Gray: 'What can we learn from cats? Don't live in an imagined future' | Books | The Guardian https://www.theguardian.com/books/2020/oct/25/john-gray-what-can-we-learn-from-cats-dont-live-in-an-imagined-future 人類の歴史の中で、多くの学者や哲人たちがネコに魅了されてきました。理論物理学者のエ

                                                    ネコに学ぶ「自然体で生きる方法」を哲学者が語る
                                                  • 哲学書・古典的名著のおすすめ6選+α。初心者や中学生からも読めるかもしれない、難解で難しいかもしれないけど面白い、最初に読むべき哲学の古典的名著たち【短い・やさしい・わかりやすい・読みやすい】 - 日々是〆〆吟味

                                                    哲学書のおすすめ より難しい、最も難しいだろうと思われる哲学書はについて並べたものも書いてみました。初心者向けではものたりなかったり、他の哲学書の古典を知りたい方はご覧になってみてください。 waka-rukana.hatenadiary.com ちなみに科学の古典について書いたものもあります。よろしければご覧ください。 waka-rukana.hatenadiary.com 哲学書のおすすめ はじめに 〜哲学書とはどういうものだろう〜 おすすめの方針 4つの基準 1.短い本であること。 2.拾い読み出来るもの。 3.哲学史に残っている古典的書物であること。 4.手軽に手に入るもの。 初めて読むのにおすすめする短い哲学書3選 1.プラトン『ソクラテスの弁明』 2.デカルト『方法序説』 3.ナーガルージュナ『中論』 初めて読むのにおすすめする拾い読み出来る哲学書3選 1.マルクス・アウレーリ

                                                      哲学書・古典的名著のおすすめ6選+α。初心者や中学生からも読めるかもしれない、難解で難しいかもしれないけど面白い、最初に読むべき哲学の古典的名著たち【短い・やさしい・わかりやすい・読みやすい】 - 日々是〆〆吟味
                                                    • 科学的根拠とは、科学的根拠に基づく認識とは何か。科学的根拠がないと指摘された空気を読む現象を例にして:自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 ~観察・実験・再現性から仮説、反証可能性、そして抽出された法則の数学化という自然科学と、未だ数学化にムラがあるも問題解決へと向かう人文・社会科学 - 日々是〆〆吟味

                                                      空気を読むことの科学的根拠 〜自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 丸山眞男の世界的評価 科学的根拠とはどのようなものだろうか 科学的根拠その1 〜観察・実験・再現性、そして仮説と法則 自然科学的手法の人文・社会科学への適用と挫折 科学的根拠その2 〜反証可能性 丸山眞男の分析と実証性 学界における払い落とし 蓄積されたデータと理論化 まとめ 気になったら読んで欲しい本 丸山眞男『現代政治の思想と行動』 丸山眞男『超国家主義の論理と心理』 『わたしの知的生産の技術』 メンデル『雑種植物の研究』 ベルナール『実験医学序説』 ポパー『科学的発見の論理』 平岩正樹『がんで死ぬのはもったいない』 理論と概念の本4冊 応用の本5冊 続きのお話 元となるお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2019/11/19/190011 以前沢尻エリカについて書いてみま

                                                        科学的根拠とは、科学的根拠に基づく認識とは何か。科学的根拠がないと指摘された空気を読む現象を例にして:自然科学における科学的根拠と、人文・社会科学 ~観察・実験・再現性から仮説、反証可能性、そして抽出された法則の数学化という自然科学と、未だ数学化にムラがあるも問題解決へと向かう人文・社会科学 - 日々是〆〆吟味
                                                      • 人間に与えられる社会認識の問題と、それに対する自我 ~デカルトの懐疑した社会的価値と疑う自我の発見【デカルト『方法序説』】 - 日々是〆〆吟味

                                                        社会からの認識の問題と、それに対する自我 〜まずはデカルト 社会の価値観と危険性 デカルトと自我と疑うべきあらゆるもの 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『方法序説』】 【デュルケーム『宗教生活の原初形態』】 【トマス・アクィナス『神学大全』】 社会からの認識の問題と、それに対する自我 〜まずはデカルト 社会の価値観と危険性 デュルケームの言う通り人間の認識が社会(集合表象)から与えられるのだとすれば、色々と問題が出てきそうです。社会(もしくは世の中と言った方がいいのかな)から価値観を与えられて正しいものだと思っていても、間違っているということなどしょっちゅうありそうです。 たとえば世の中で誰かを犯罪者に仕立て上げてしまった時、事実として間違っていても世論が沸騰していれば違うと言いにくいかもしれません。また別に犯罪でもないスキャンダルで苛烈に指弾されているのを塗りかえようとするのも至難

                                                          人間に与えられる社会認識の問題と、それに対する自我 ~デカルトの懐疑した社会的価値と疑う自我の発見【デカルト『方法序説』】 - 日々是〆〆吟味
                                                        • 創造神の作った被造物の驚異としての世界の意味と、数学化された空間によるただの物への変化 ~神学/宗教から科学/数学への自然観の転換 - 日々是〆〆吟味

                                                          神の被造物からただの物 〜自然観の転換 創世神話と自然世界 神の被造物としての物 物の数学的認識と神意の切断 気になったら読んで欲しい本 【デカルト『幾何学』】 【小阪修平『イラスト西洋哲学史』】 【福翁自伝】 神の被造物からただの物 〜自然観の転換 ではデカルト以前の自然世界はどのように捉えられていたのでしょうか。 創世神話と自然世界 神によって世界は説明されていた、と前回書きましたが、キリスト教にはそもそも有名な神話がありますね。聖書に書かれている、神が7日で世界を想像した、というものです。ここから発して中世ではあらゆるものが神の被造物として捉えられていたようです。それは人間もそうですし、自然世界もそうです。 そのため自然世界というものは、神の意図したものであるとも受け取られていたようです。そこにあるものはただの物ではなく、神によって作られたものであるため、神の意図が介在している、こう

                                                            創造神の作った被造物の驚異としての世界の意味と、数学化された空間によるただの物への変化 ~神学/宗教から科学/数学への自然観の転換 - 日々是〆〆吟味
                                                          • 力動精神医学の歴史②「意識・無意識」 - まだなにも決まっていない blog

                                                            みなさん、こんにちは、私です。 力動精神医学の歴史 maedaaaclinic.hatenablog.com の続きになります。 みなさん、「無意識」という言葉 なんとなく使ってますよね?それこそ無意識に、 「人には無意識と言われるものがある」 この考え方と発見は力動精神医学を一気に発展させることになります。 無意識とは?の前に、 まず「意識」とは 意識というものがある前提があるからこそ、無意識がある。 (すいません。回りくどい言い回しですが、) 意識とは? 哲学的に、社会的に、医学的に、など どのようなジャンルで話すのかで、 意味がきわめて多様になる言葉が「意識」です。 例えば「意識の違い」や「意識を失う」など 同じ意識という言葉を使いますが、 意味は全く違うものです。 意識の語源でいうと 英語のconsciousness  cum(ともに) scius(知った) ドイツ語でもbe(強め

                                                              力動精神医学の歴史②「意識・無意識」 - まだなにも決まっていない blog
                                                            • 『統計学を哲学する』(名古屋大学出版会) - 著者:大塚 淳 - 大塚 淳による本文抜粋 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                              著者:大塚 淳出版社:名古屋大学出版会装丁:単行本(ソフトカバー)(248ページ)発売日:2020-10-26 ISBN-10:4815810036 ISBN-13:978-4815810030 内容紹介: 統計学は実験や臨床試験、社会調査だけでなく、ビッグデータ分析やAI開発でも不可欠である。ではなぜ統計は科学的な根拠になるのか? 帰納推論や因果推論の背後に存在する枠組みを浮き彫りにし、科学的認識論としてデータサイエンスを捉え直す。科学と哲学を架橋する待望の書。 現代の科学において、ほとんど特権的な役割を担っているといってもよい統計学。そもそもなぜ統計は科学的な根拠になるのでしょうか。SNSでも話題となり、発売直後から品切れが続出するなど異例の売行きをみせている注目の新刊『統計学を哲学する』。今回は序章の冒頭抜粋を特別に公開します。本書が目指す「統計学を哲学する」とは、どのような試みなの

                                                                『統計学を哲学する』(名古屋大学出版会) - 著者:大塚 淳 - 大塚 淳による本文抜粋 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                              • 中畑正志『アリストテレスの哲学』(岩波新書) 8点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

                                                                4月18 中畑正志『アリストテレスの哲学』(岩波新書) 8点 カテゴリ:思想・心理8点 「アリストテレスは死んでない」は、マイケル・サンデルの「ハーバート白熱教室」のサブタイトルにあった言葉ですが、サンデルを含めたコミュタリアンの台頭もあってアリストテレスの倫理学が再注目された印象はありました。 とは言っても、それはあくまでも倫理学の分野の話で、それ以外のアリストテレスの哲学については古色蒼然とした印象を持っている人も多いかもしれません。 そんな中で本書は、倫理学などのアリストテレス哲学の一部分を切り出して評価するのではなく、アリストテレス哲学の全体を紹介しながら、それを今なお通用する思想として評価していくものとなっています。 そして、これが「意外にも」と言っては失礼かもしれませんが、面白いのです。サンデル流のアリストテレス思想はともかくとして(本書もアリストテレスの倫理学をそんなに推して

                                                                • 人間の精神が形成される根本的な考え方となるイデアや神と経験論 ~目の前のものを超えて与えらるものと目の前のものから与えられるもの - 日々是〆〆吟味

                                                                  人間の精神が形成される根本的な考え方となるイデアや神と経験論 ~目の前のものを超えて与えらるものと目の前のものから与えられるもの 外から与えられる人間の精神 神やイデア 全知全能の創造主としての神 〜人々の断絶も神はすべて知ることができる 【トマス・アクィナス『神学大全』】 目の前にある物を超えたところにあるイデア 〜目の前の花はそれ自体が美しいのではなく美しさのイデアを分け持っている 【プラトン『テアイテトス』】 目の前にある物自体から人の精神は形作られる 〜イギリス経験論 【ロック『人間知性論』】 人を超えた全体的なものから個人への目線への変化 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/230/2020.09.01 人間の精神が形成される根本的な考え方となるイデアや神と経験論 ~目の前のものを超えて与えらるものと目の前のものから与えられるもの テア

                                                                    人間の精神が形成される根本的な考え方となるイデアや神と経験論 ~目の前のものを超えて与えらるものと目の前のものから与えられるもの - 日々是〆〆吟味
                                                                  • 書評 「思考と意味の取り扱いガイド」 - shorebird 進化心理学中心の書評など

                                                                    思考と意味の取扱いガイド 作者: レイ・ジャッケンドフ,大堀壽夫,貝森有祐,山泉実出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2019/06/20メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログを見る 本書はレイ・ジャッケンドフによるこれまでに形作ってきた思考や意味についての考え方をまとめた本になる.ジャッケンドフはもともとチョムスキーのもとで生成文法を学び,その後認知的視点から言語,思考,意味について考察を深めてきた.その考察は膨大なものになるが,本書ではエビデンスの詳細には踏み込まずに,ジャッケンドフのアイデアの筋道を語る形になっている, 第1部 言語,言葉,意味 冒頭で「言語と思考の関係はどうなっているのか」という問題が提起される.そしてジャッケンドフはこの問題を取り扱うにあたって「日常的視点」と「認知的視点」を峻別し,本書はどこまでも認知的視点から問題を考察していくという方針を示す

                                                                      書評 「思考と意味の取り扱いガイド」 - shorebird 進化心理学中心の書評など
                                                                    • 自分探しの旅の意味となる人間の成長と近代/未開社会における成長の境界線の有無と確立した自我の探求 ~哲学問題としての自我の探究と消費社会の中でパッケージ化された商品としての自分探しの旅 - 日々是〆〆吟味

                                                                      人間の成長と近代/未開社会の成長の境界線と自我の探求と自分探し ~自分探しでカリスマ(暗示者)を求めてるのが群衆状態? 人間の成長と自我の確立 【ウィトゲンシュタイン全集『哲学探求』】 未開社会の成長と通過儀礼 【ヘネップ『通過儀礼』】 近代社会と通過儀礼の喪失 〜成長の境界線の行方 【江藤淳『成熟と喪失』】 【大塚英志『子供流離譚』】 自分探しと自我の探求 【食べて、祈って、恋をして】 自我の探求 〜哲学的大テーマとパッケージ的商品化 【デカルト『方法序説』】 【永井均『〈私〉のメタフィジックス』】 自我の代替者としてのカリスマ 【ル・ボン『群衆心理』】 前回のお話 https://www.waka-rukana.com/entry/2020/05/18/200021 人間の成長と近代/未開社会の成長の境界線と自我の探求と自分探し ~自分探しでカリスマ(暗示者)を求めてるのが群衆状態?

                                                                        自分探しの旅の意味となる人間の成長と近代/未開社会における成長の境界線の有無と確立した自我の探求 ~哲学問題としての自我の探究と消費社会の中でパッケージ化された商品としての自分探しの旅 - 日々是〆〆吟味
                                                                      • シャニマスPにおすすめしたい哲学書の話をするよ――哲学入門編 - いつか見た場所

                                                                        ◆はじめに こんにちは。初めましての方は初めましてです。響きハレと申します。今回は、シャニマスPにぜひ哲学書をおすすめしたいと思ってこの文章を書き始めています。 まずは経緯からお話させてください。先日ツイッターで下のようなツイートを先頭に、ツリー状で哲学書の紹介と哲学とシャニマスの話をしました。 https://twitter.com/mokamokamas/status/1254107843159969795?s=20 https://twitter.com/mokamokamas/status/1254107843159969795?s=20 https://twit デカルト『省察』 永井均『転校生とブラック・ジャック』 入不二基義・森岡正博『運命論を哲学する』 野矢茂樹『語りえぬものを語る』#シャニマスPにおすすめしたい哲学書 — 響きハレP (@mokamokamas) 2020

                                                                          シャニマスPにおすすめしたい哲学書の話をするよ――哲学入門編 - いつか見た場所
                                                                        • 【JSAI2022】人工知能が発展する足場を作る「AI哲学マップ」の試み | モリカトロンAIラボ

                                                                          人工知能学会誌において2021年から連載が始まったレクチャーシリーズ「AI哲学マップ」は、AI研究と異分野を接続する試みです。哲学、現象学、記号論、コンピュータ史、認知科学、社会心理学など人文科学系の分野を哲学側に立てて、AI研究者との自由な議論を展開しています。プロジェクトを進める清田陽司氏と三宅陽一郎氏が、AI哲学マップの狙いや現在地についてセッションを行いました。 AI哲学マップの目指すところレクチャーシリーズとしてAI哲学マップが始まったのは、コロナのパンデミックによってコミュニケーションのあり方が変わっていった時でした。オンラインでは対面時のような広がりのある議論がなかなかできないことが学会としても課題になりつつあり、社会に目を向けると研究者として何ができるのかと考えざるを得ない状況が続いていました。そこで、人工知能研究の視点のひとつとして哲学という層を加えることを目標に始めたの

                                                                            【JSAI2022】人工知能が発展する足場を作る「AI哲学マップ」の試み | モリカトロンAIラボ
                                                                          • 『「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学』(講談社) - 著者:マルクス・ガブリエル 翻訳:姫田 多佳子 - 養老 孟司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS

                                                                            著者:マルクス・ガブリエル翻訳:姫田 多佳子出版社:講談社装丁:単行本(386ページ)発売日:2019-09-12 ISBN-10:4065170796 ISBN-13:978-4065170793 人間の「意識」や「自己」を問う明るい哲学著者はドイツの哲学者、一九八〇年生まれ、ボン大学教授。若手の俊英である。昨年来日しており、その記録はNHKのテレビ番組としてだけでなく、『マルクス・ガブリエル 欲望の時代を哲学する』としてNHKから出版されている。本書は三部作のうちの第二巻、第一巻『なぜ世界は存在しないのか』は同じ講談社選書メチエで昨年すでに翻訳が刊行されている。 若い頃、哲学者とは何だろうと思ったことがある。結論は簡単で、何も持っていない人だ、というものだった。医者なら聴診器からCTのデータまで持っている。科学者には実験室があり、技術者はさまざまな機械に触れている。でも哲学者は鉛筆かパ

                                                                              『「私」は脳ではない 21世紀のための精神の哲学』(講談社) - 著者:マルクス・ガブリエル 翻訳:姫田 多佳子 - 養老 孟司による書評 | 好きな書評家、読ませる書評。ALL REVIEWS
                                                                            • 読書メモ:『哲学がわかる 懐疑論:パラドクスから生き方へ』 - 道徳的動物日記

                                                                              『福祉国家』、『ポピュリズム』、『法哲学』、『マルクス』、『古代哲学』などに続いてVery Short Introduction シリーズの邦訳書を紹介するシリーズ。 哲学がわかる 懐疑論──パラドクスから生き方へ 作者:ダンカン・プリチャード 岩波書店 Amazon 本書の冒頭でまず論じられるのは、営業係のセールストークや星占いのような疑似科学を疑う、小規模で健全な懐疑(論)はわたしたちの人生や社会にとって有益かつ必要なものであるが、科学的にほぼ立証された事実や社会において共有されている常識なども含めてなにもかも疑うような大規模で過激な懐疑(論)はわたしたちに悪影響をもたらす、ということ。 つまり、大規模な懐疑論は真理に対する関心を失わせてしまい、「なにが真実であるかなんて判断できないから人それぞれの真実があるということなのだ」といった真理に関する相対主義を蔓延させてしまう。ここで著者が

                                                                                読書メモ:『哲学がわかる 懐疑論:パラドクスから生き方へ』 - 道徳的動物日記
                                                                              • サミュエル・ハモンド「我々は今や皆、ウィトゲンシュタイン主義者だ:大規模言語モデル(LLM)は哲学的問題を解決する」(2023年3月21日)

                                                                                人工知能の開発は、科学的・工学的な営為であると同時に、哲学的な営為でもある。人間の脳の特権的領域と考えられていた能力が、人工知能によって実現されれば、心の哲学での長きにわたる論争が、完全に解明されないにしても、大幅に解決される可能性があるからだ。 人工知能の開発は、科学的・工学的な営為であると同時に、哲学的な営為でもある。人間の脳の特権的領域と考えられていた能力が、人工知能によって実現されれば、心の哲学での長きにわたる論争が、完全に解明されないにしても、大幅に解決される可能性があるからだ。 そして、「脳」は、我々の世界への認知・接触手段となっているため、心の仕組みへの理解が進めば、哲学のあらゆる分野(認識論からメタ倫理学まで)に光を当てることになるだろう。そして、この件において、私の見解は、ノーム・チョムスキーとは正反対だ。チョムスキーは、大規模言語モデル(LLM)の成功からの、科学的・哲

                                                                                  サミュエル・ハモンド「我々は今や皆、ウィトゲンシュタイン主義者だ:大規模言語モデル(LLM)は哲学的問題を解決する」(2023年3月21日)
                                                                                • 第2回 制約と諦めのススメ - 苦しみの執筆論 千葉雅也×山内朋樹×読書猿×瀬下翔太:アウトライナー座談会 | ジセダイ

                                                                                  思考を階層的に整理することによって、「書くこと」と「考えること」の強力な武器となるツール、「アウトライナー」。普段からアウトライナーを利用して執筆をおこなっている、哲学者・千葉雅也さん、美学者・山内朋樹さん、読書家・読書猿さん、編集者/ディレクター・瀬下翔太さんの4名に集まっていただき、執筆論や思考術などなど、縦横無尽に議論を交わしていただきました。(全3回) この対談が書籍化されました! ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 『ライティングの哲学 書けない悩みのための執筆論』 著/千葉雅也、山内朋樹、読書猿、瀬下翔太 カバー装画/あらゐけいいち 定価:1100円(税別) 
レーベル:星海社新書 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 文章は飛躍していい! 千葉 Twitterの140字って、本当にちょうどいいですよね。絶妙な長さだと思います。 瀬下 連投もおもし

                                                                                    第2回 制約と諦めのススメ - 苦しみの執筆論 千葉雅也×山内朋樹×読書猿×瀬下翔太:アウトライナー座談会 | ジセダイ