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藤井聡太 名人戦棋譜速報の検索結果1 - 40 件 / 192件

  • 藤井聡太七段(17歳)最強将棋ソフトが6億手以上読んでようやく最善と判断する異次元の手を23分で指す(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

    いやあ・・・。 棋聖戦第2局▲渡辺明棋聖-△藤井聡太七段。なんともすさまじい一局でした。 【追記】ヒューリック杯棋聖戦の棋譜は公式ページで公開されています。 この記事は・・・というか筆者がいつもこのヤフーニュースで書いている将棋の記事には、将棋の指し手を表す、棋譜の符号がいくつか出てきます。将棋にあまり詳しくない方のため、それは最小限にと心がけてはいます。しかしこの記事のように、どうしても符号が必要な場面は出てきます。 「符号が出てきたらもうそこで読む気をなくす」 そういう方は、符号の意味を理解する努力をされる必要はまったくありません。適当にうまく読み飛ばしてください。 (観戦記は)図面と指し手はいっさい見ない。これが面白く読むコツで、多くの人は、指し手を目で追ったりするから、すぐくたびれてしまう。文を読み、面白いと感じたら、そこで場面を見れば十分である。 出典:河口俊彦八段『将棋界奇々快

      藤井聡太七段(17歳)最強将棋ソフトが6億手以上読んでようやく最善と判断する異次元の手を23分で指す(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
    • 渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

      【渡辺明名人】37歳。名人・棋王・王将の三冠を保持し、現将棋界の序列1位。近年はコンピュータ将棋(AI)を用いての綿密な研究でも知られる。ほとんどの棋士を相手に勝ち越し「現役最強」とも言われるが、棋聖戦五番勝負では藤井聡太棋聖に挑戦して敗れた。 (7月某日、LINEにて、渡辺名人が研究用の新しいマシンの購入を検討しているという話になり) 渡辺 将棋ソフト用のパソコンと最新のソフト事情について教えてもらいたいんですけど。 松本 それなら水匠開発者の杉村達也さんが適任です。ご紹介しますよ。 渡辺 ディープラーニング系のソフトってなに?ってところですよ、私は(笑) 松本 ますますちょうどいい。私もそのあたり、さっぱりわからないので(笑)。ところで新しいマシンを買うのだと、たとえば藤井聡太さんみたいなモデルはCPUだけで50万円らしいですね。 松本 ということは、トータルで予算80万円ぐらいですか

        渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
      • 将棋界では佐藤康光会長(50)から藤井聡太七段(17)に至るまで、みんな「ひえー」と声に出して驚く(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

        「『ひえー』と声にしている人は実際に見たことがない」 筆者は先日Twitter上で、そんな趣旨の投稿を見かけました。 なるほど、言われてみるとそうかもしれません。筆者も思い返してみて、世間一般で「ひえー」と言ってる人は、あまり見かけた記憶がありません。 ただし、将棋界は別です。将棋界ではプロからアマまで、驚く時には多くの人が「ひえー」と言います。実際に声に出して、そう言うのです。ためしにYahoo!で「将棋 "ひえー"」で検索してみると、将棋関係者は年がら年中「ひえー」と驚いていることがわかります。 「将棋"ひえー"」で検索した結果 1月31日、藤井聡太七段-今泉健司四段戦がおこなわれました。 その藤井七段-今泉四段戦の感想戦でも「ひえー」が聞かれました。 (AbemaTVの映像で10:01:53のあたりから) 今泉「あっちって、でも、飛車取ってったら、詰むんすか?」 藤井「あ、詰みはない

          将棋界では佐藤康光会長(50)から藤井聡太七段(17)に至るまで、みんな「ひえー」と声に出して驚く(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
        • コンピュータ将棋が6億手読むとはどういうことか? 最強将棋ソフト開発者・杉村達也さん(33)に聞く(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

          2020年6月28日におこなわれた棋聖戦五番勝負第2局▲渡辺明棋聖(36歳)-△藤井聡太七段(17歳)戦は歴史的な一局でした。 中でも、藤井七段が指した61手目△3一銀は現在の最強コンピュータ将棋ソフト「水匠」がすぐには最善と判断できなかった一手として話題となりました。 その発端は開発者・杉村達也さん(33歳)の以下のツイートからです。 このツイートの真意について、杉村さんにうかがいました。 「6億手読む」とは、おおよそ28手先まで読むこと ――なんだかおそろしく話題になりましたね。 杉村「いやもう、びっくりしてます、正直なところ(苦笑)。けっこう今までも『これだけ読ませたら』みたいなツイートはちょっとずつしていました。例えば叡王戦の高見先生も相当いい手を指したとか」 ――2018年、第4期叡王戦七番勝負第1局▲永瀬拓矢七段-△高見泰地叡王戦(肩書は当時)。高見叡王は(72手目)△6五桂と

            コンピュータ将棋が6億手読むとはどういうことか? 最強将棋ソフト開発者・杉村達也さん(33)に聞く(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
          • 神童・藤井聡太七段(17)タイトル戦初陣で勝利 王者・渡辺明棋聖(36)との相矢倉の名局を制する(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

            6月8日。東京・将棋会館において第91期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第1局▲藤井聡太七段(17歳)-△渡辺明棋聖(36歳)戦がおこなわれました。棋譜は公式ページをご覧ください。 9時に始まった対局は19時44分に終局。結果は157手で藤井七段の勝ちとなりました。 史上最年少挑戦者の藤井七段は初登場のタイトル戦で幸先よく勝利。棋聖位獲得まであと2勝となりました。もしそうなれば、史上最年少でのタイトル獲得となります。 第2局は6月28日。再び東京・将棋会館でおこなわれます。 ただただ、名局 熱のこもった相矢倉の攻防。藤井七段が71手目を考慮中、渡辺棋聖はマスクをはずしました。 将棋連盟からは次の通達が出ています。 「対局室への入室においては、マスク着用を推奨しておりますが、マスク着用により思考中の息苦しさを感じる対局者もおり、各々の判断で推奨としております」 一方の藤井七段は85手目を考慮中、

              神童・藤井聡太七段(17)タイトル戦初陣で勝利 王者・渡辺明棋聖(36)との相矢倉の名局を制する(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
            • ラスボス豊島将之竜王(30)藤井聡太二冠(18)に圧巻6連勝 王将戦リーグ2回戦で大逆転勝利(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

              10月5日。大阪・関西将棋会館において▲豊島将之竜王(30歳)-△藤井聡太二冠(18歳)戦がおこなわれました。10時に始まった対局は20時56分に終局。結果は171手で豊島竜王の勝ちとなりました。 これでリーグ成績は豊島2勝0敗、藤井0勝2敗となりました。 また両者の対戦成績は豊島竜王の6連勝無敗となりました。 豊島竜王、ドラマチックな大逆転勝利 豊島竜王先手で戦型は相掛かり。午前中に9分しか使わなかったことからも深い事前研究があることをうかがわせました。 昼食休憩が終わって再開後、藤井二冠が8筋に歩を垂らしたのに対して、豊島竜王は一転、長考に沈みます。 そして1時間16分を使い、飛の横筋をいかした受けの歩を打ちました。以下は双方ともに時間を使い合って、中段での押し合いが続きました。 豊島竜王はワイシャツの袖をまくって盤上を見つめます。対して藤井二冠は少し身体をゆらしながら、扇子を片手でく

                ラスボス豊島将之竜王(30)藤井聡太二冠(18)に圧巻6連勝 王将戦リーグ2回戦で大逆転勝利(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
              • 佐藤天彦九段、対局中にマスクをはずしたままで規定により異例の反則負け A級順位戦、永瀬拓矢王座戦(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                10月28日。東京・将棋会館において第81期A級順位戦4回戦▲永瀬拓矢王座(32歳)ー△佐藤天彦九段(34歳)戦がおこなわれました。 10時に始まった対局は、途中から佐藤九段がマスクをしていなかったという理由により、深夜0時6分、佐藤九段の反則負けとなりました。総手数は124手。過去に例のない決定での終局です。 リーグ成績は永瀬王座2勝2敗、佐藤九段1勝3敗となりました。 前例なき終局 永瀬王座先手で戦型は角換わり腰掛銀。永瀬王座が仕掛けたのに対して佐藤九段も反発し、激しい中盤の戦いとなりました。 佐藤九段は相手の攻めをしのぎながら、自玉の上部を開拓していきます。佐藤九段がややリードしている時間は長いものの、永瀬王座も容易に崩れず、見応えのある最終盤に入ったかと思われました。 本局は朝日新聞社のYouTubeチャンネルでも中継されていました。112手目。佐藤九段は飛車を逆サイドに転換します

                  佐藤天彦九段、対局中にマスクをはずしたままで規定により異例の反則負け A級順位戦、永瀬拓矢王座戦(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                • 「どういう錯覚なんだ」「エアポケットですね」渡辺明王将(37)王将戦第3局、最終盤での逸機を悔やむ(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                  【終局直後コメント】 渡辺明王将「なんか難しいかなとは思ってたんですけど、今日の昼のところは(69手目)▲5八玉でちょっとあんまり手がなくなってしまったんで。うーん、なんかどうだったかなという感じで。(直前の68手目)△3二玉とか寄ったあたり、どうだったかなと思いながらやってましたけど。(1日目の進行は)まあ一局にはなったかなと思ったんですけど。(3連敗となったが次局に向けて)やることは変わらないので、次が特別なにか、ということはないです」 (感想戦では最後、117手目▲9三歩の王手に対して△8三玉の代わりに△9三同玉の順が検討された) (以下、感想戦の言葉を抜粋) 深浦「最後△9三同玉は(▲4八角と)遠見の角の形になるんですか?」 渡辺「これ取るのか」 藤井「それはそうですね」 渡辺「いや、最初自分から上がる手(△9二玉ではなく△9三玉)は歩(▲9四歩の王手)で負けだと思って読んでるから

                    「どういう錯覚なんだ」「エアポケットですね」渡辺明王将(37)王将戦第3局、最終盤での逸機を悔やむ(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                  • 諸君、脱帽したまえ。天才だ。藤井聡太七段(17)奇跡的大逆転勝利で史上初3年連続勝率8割超え達成(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                    3月24日。大阪・関西将棋会館において王位戦リーグ紅組▲藤井聡太七段(17歳)-△稲葉陽八段(31歳)戦がおこなわれました。 10時に始まった対局は19時36分に終局。結果は129手で藤井七段の勝ちとなりました。 リーグ成績は藤井七段3勝0敗、稲葉八段1勝2敗となりました。 また発表によれば、未放映のテレビ棋戦の結果も合わせ、藤井七段の今年度成績は52勝12敗に。3月31日におこなわれる残り1戦を残して2019年度勝率8割以上が確定しました。藤井七段は過去に誰もなしえていない、3年連続勝率8割超えという偉大な記録を、デビュー以来の3年で打ち立てました。 藤井七段、信念を貫く長考 戦型は角換わり腰掛銀の最新形。 62手目、稲葉八段が藤井陣に歩を垂らす手を見て、ここから時間を使う中盤戦となりました。 藤井七段は昼食休憩中、早めに席に戻って考え続けます。 62手目が指された後、藤井七段は休憩を合

                      諸君、脱帽したまえ。天才だ。藤井聡太七段(17)奇跡的大逆転勝利で史上初3年連続勝率8割超え達成(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                    • あきれるほど将棋の強いYouTuberのアゲアゲさんがプロ編入試験を受けるまで(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                      将棋大会の片隅で それはいつもと変わらない、将棋大会の光景のように見えた。 8月31日。筆者は令和最強戦という、アマチュアトップクラスの強豪が集う将棋大会の観戦に訪れた。 筆者にとっては、知らない顔の若者が増えつつあった。とはいえ、人は変われど、やっていることは変わらない。人の雰囲気も、さほど変わらない。それは何十年と変わらない、将棋大会の光景のようにも見えた。 「どうしたの? あっ、『時の人』を見に来たんだな」 久々にアマ大会に顔を出した筆者を見て、大学将棋部の先輩から声をかけられた。 そうなんです。まさに、「時の人」に会いに来たのだった。 筆者は「アゲアゲさん」こと、折田翔吾にインタビューを申し込んでいた。 折田はいま、将棋界という枠を超えて、時の人になりつつある。 8月30日、折田はプロ公式戦で勝ち星をあげ、10勝2敗の成績を収めて、プロ編入試験の条件をクリアした。 遠い昔の1944

                        あきれるほど将棋の強いYouTuberのアゲアゲさんがプロ編入試験を受けるまで(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                      • 【将棋史再発見】10手での投了が「プロ棋士らしからぬ棋譜」として戒告処分された過去(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                        将棋のプロの公式戦で、盤上では反則などのトラブルがなく、最も短い手数で終局した記録は、何手でしょうか? 現在のところ、最短の例とされるのは▲佐藤大五郎八段-△中原誠名人戦(1974年8月19日、棋聖戦本戦トーナメント1回戦、肩書はいずれも当時)です。 まず最初に、その終局図を見ていただきましょう。 わずか10手目。中原名人の△4二玉を見て、佐藤八段は投了しています。 駒をただで取られてしまったなどの、重大なミスがあったわけではありません。 まだ序盤とも言える段階です。なのに佐藤八段は、どうしてここで投了してしまったのでしょう? 「名人に失礼なので投了」という伝説 佐藤大五郎九段(1936-2010)は、順位戦ではA級に2期在籍。1965年には王位戦七番勝負で大山康晴王位に挑戦したこともある実力の持ち主でした。豪快な振り飛車党として知られ、「薪割り流」の異称がありました。 対して中原誠16世

                          【将棋史再発見】10手での投了が「プロ棋士らしからぬ棋譜」として戒告処分された過去(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                        • 渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(2)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                          松本 今までの名人のパソコンで最新版の水匠を動かして、どれぐらいNPS出るか拝見していいですか?(Nodes Per Second=1秒間に何局面を読むか) 渡辺 どうぞどうぞ。 松本 えーと、300万と少しですね。こっちの新しいマシンだとそれが6000万とかになるわけでしょ? 十数倍か・・・。 杉村 そうですね。 渡辺 これ、計算能力でいうと、何倍みたいな言い方をするんですか? 杉村 ちょっと失礼します。スペックを見ると・・・。これ(古いパソコン)だとインテルのCore i7の6コア12スレッドで動くソフトなんですけど、こっち(新しいマシン)はCPUがRyzen Threadripper 3990Xで64コア128スレッドなので、そうすると128÷12だから・・・10倍ぐらいの頭脳があるってことですね。 松本 私はコンピュータに全然詳しくないんですけど「スレッドリッパー」という名はよく耳

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                          • 将棋がファム・ファタールだと思ってた藤田麻衣子さん(元女流棋士)が連珠に出会ってA級に入るまで(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                            ――いやあ、なんだかすごいですね! ただ、私は連珠のことはよくわかりません。そこで今日は「将棋のことはなんだかよくわからないけれど藤井聡太さんに下世話な質問をするインタビュアー」みたいな感じでいきたいと思います! 藤田「はーい(笑)」 ――フリーライターの松本です。よろしくお願いします。連珠のA級ってどれぐらいすごいんですか? ぶっちゃけ、いくら儲かるんですか? 藤田「(待ってましたという感じで)えっ!その話、今日させてもらえるんだ? 連珠って公益社団法人なんだけど、プロ組織ではなくて、立場上はアマチュアなのね」 ――アマチュアっていうのは、囲碁や将棋のプロとは違って、対局料や賞金が発生しないという意味ですね。プロの定義は簡単ではないですが、たとえば将棋だと、養成機関を優秀な成績で抜けた将棋専業の棋士、女流棋士というプロがいます。一方で連珠は、皆さんそれぞれの立場があって、競技に参加してる

                              将棋がファム・ファタールだと思ってた藤田麻衣子さん(元女流棋士)が連珠に出会ってA級に入るまで(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                            • あきれるほど将棋の強いYouTuberのアゲアゲさん、史上最速タイトル挑戦の若手を破って編入試験合格(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                              2月25日。東京・将棋会館において棋士編入試験五番勝負第4局▲折田翔吾アマ(30歳)-△本田奎五段(22歳)戦がおこなわれました。10時に始まった対局は18時12分に終局。結果は161手で折田さんの勝ちとなりました。 折田さんはこれで五番勝負を3勝1敗とし、規定により四段昇段(フリークラス入り)を決めました。 将棋界で棋士編入試験に合格したのは花村元司九段(1944年)、瀬川晶司六段(2005年)、今泉健司四段(2014年)に続いて、史上4人目となります。 アゲアゲさん、満願のプロ試験合格 折田さんの人生がかかった大一番は、折田さん先手で、戦型は相掛かりとなりました。 両者は互いに駒組を進めた後、角交換から自陣角を打ち合います。 63手目、本田五段が桂を跳ねたのを見て、折田さんはその頭をねらい、積極的に動きます。本田五段はその動きに応じる形で、銀を捨てて飛車を成り込む順を実現させました。も

                                あきれるほど将棋の強いYouTuberのアゲアゲさん、史上最速タイトル挑戦の若手を破って編入試験合格(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                              • 「対局場が大阪だと思ったら東京だった」「起きたら昼前だった」将棋界、遅刻不戦敗事件簿(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                11月5日、C級1組順位戦がおこなわれました。上位では藤井聡太七段(17)、佐々木勇気七段(25)、石井健太郎五段(27)が6連勝で星を伸ばしました。 【前記事】 藤井聡太七段(17)C級1組順位戦で6連勝 競争相手の青嶋未来五段(24)を降す さて、この日は東京で日浦市郎八段(53)-宮本広志五段(33)戦が予定されていました。 将棋連盟では、全ての棋士はどこに住んでいても、関東か関西、どちらかに所属しています。日浦八段は関東、宮本五段は関西の所属です。所属が分かれている場合、どちらかが移動することになります。日浦-宮本戦は、宮本五段が移動して、東京・将棋会館で対局する予定でした。それは将棋連盟の公式ページにも事前に発表されていました。 しかし宮本五段は、対局場は大阪の関西将棋会館だと勘違いをしていたようです。現在の規定では、順位戦は対局開始から1時間以上遅刻した場合には、不戦敗となって

                                  「対局場が大阪だと思ったら東京だった」「起きたら昼前だった」将棋界、遅刻不戦敗事件簿(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                • 世界よ、これが千駄ヶ谷の受け師だ! 百折不撓の男・木村一基九段(46歳)史上最年長で初タイトル獲得(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                  9月25日・26日。東京都千代田区・都市センターホテルにおいて、第60期王位戦七番勝負第7局▲豊島将之王位(29歳)-△木村一基九段戦(46歳)戦がおこなわれました。 25日9時に始まった対局は、26日18時44分に終局。結果は110手で挑戦者・木村一基九段の勝ちとなりました。 木村九段は4勝3敗で七番勝負を制し、王位のタイトルを獲得しました。 何度もタイトルに挑戦しては、獲得にまで至らなかった木村九段。46歳3か月での初タイトル獲得は史上最年長の記録となります。 2008年、羽生善治王座に挑んだ五番勝負の第2局で敗れ、顔を覆う木村八段(当時) 1973年6月23日生まれの木村王位は、1997年4月、23歳9か月で四段に昇段しました。タイトル獲得者の四段昇段時の年齢も、史上最年長となります。 四段昇段から22年5か月でのタイトル獲得は史上最長の期間です。 また初タイトル獲得までの挑戦回数7

                                    世界よ、これが千駄ヶ谷の受け師だ! 百折不撓の男・木村一基九段(46歳)史上最年長で初タイトル獲得(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                  • 藤井聡太七段(16)が堀口一史座七段(44)を短手数で降し、C級1組順位戦2連勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                    7月2日、関西将棋会館でC級1組順位戦2回戦▲藤井聡太七段(16歳)-△堀口一史座七段(44歳)戦がおこなわれました。 午前10時を少し過ぎて始まった対局は、堀口七段がほとんど時間を使わないため、持ち時間6時間の順位戦としては異例の早い進行に。そして11時23分、47手という短手数で、藤井七段の勝ちとなりました。 消費時間は藤井1時間18分。堀口4分。 勝った藤井七段はこれでC級1組2連勝。敗れた堀口七段は2連敗となりました。 残念な一局 最近の堀口七段の戦いぶりから、本局は事前から短手数、早い時間での終局が予想されていました。 対局開始前の堀口七段の「奇行」については、AbemaTVの放映で、リアルタイムで伝えられました。(ダイジェスト映像も後で編集して流されていましたが、現在は削除されているようです) 正直なところ、観戦しているのがつらかった。それが筆者の率直な感想です。 速報ニュース

                                      藤井聡太七段(16)が堀口一史座七段(44)を短手数で降し、C級1組順位戦2連勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                    • 藤井聡太二冠、歴史的妙手▲4一銀を放ち竜王戦2組決勝進出&5年連続本戦&R戦23連勝&公式戦17連勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                      3月23日。東京・将棋会館において第34期竜王戦2組準決勝▲藤井聡太二冠(18歳)-△松尾歩八段(40歳)戦がおこなわれました。 10時に始まった対局は21時48分に終局。結果は75手で藤井二冠の勝ちとなりました。藤井二冠が57手目に指した▲4一銀(銀をただで捨てる王手)は本年度を代表する歴史的な妙手でした。 藤井二冠はこれで決勝に進出。1組昇級と5期連続の本戦進出を決めました。 藤井二冠は竜王ランキング戦でデビュー以来無敗の23連勝を達成しました。 また藤井二冠は公式戦で17連勝も達成しました。 17連勝は今年度全棋士中1位の記録。しかし本局が今年度最終戦となるため突き抜けてしまい、今年度連勝賞の対象にはなりません。 藤井二冠の今年度成績は44勝8敗(勝率0.846)です。 藤井二冠は今年度記録4部門(対局数、勝数、勝率、連勝)のうち、勝数(44)と勝率(0.846)で1位となりました。

                                        藤井聡太二冠、歴史的妙手▲4一銀を放ち竜王戦2組決勝進出&5年連続本戦&R戦23連勝&公式戦17連勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                      • 世界最速の詰将棋解答者・藤井聡太七段は二十数秒で瞬殺 江戸時代の名作41手詰を解いてみよう(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                        藤井聡太七段は天才です。詰将棋の解答の速さ、正確さにかけては、他の追随を許しません。あまたの強豪が集う詰将棋解答選手権でも無類の強さを発揮し、小学6年から高校1年まで5連覇を達成しています。 【参考記事】 藤井聡太七段、詰将棋解答選手権5連覇の快挙 藤井七段の詰将棋解答に関する伝説については、枚挙にいとまがありません。 筆者は2017年はじめ、まだ29連勝フィーバーが本格化する以前に、雑誌『文藝春秋』に掲載される記事の取材で、藤井四段(当時)のお宅にお邪魔して、インタビューする機会がありました。その際、藤井四段には『文藝春秋』誌に連載されている、谷川浩司九段出題の13手詰を解いてもらいました。雑誌などで詰将棋が出題される際にはだいたい、何分で解けたら棋力はどれぐらい、というおおよその目安が示されています。その問題は「10分でアマ三段レベル」でした。 藤井四段は問題をちらりと見ました。そして

                                          世界最速の詰将棋解答者・藤井聡太七段は二十数秒で瞬殺 江戸時代の名作41手詰を解いてみよう(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                        • 強すぎるがゆえ――史上最強の棋士・羽生善治九段(50)勝ちの局面で投了し豊島将之竜王(30)に敗れる(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                          12月25日。大阪・関西将棋会館においてA級順位戦6回戦▲羽生善治九段(50歳)-△豊島将之竜王(30歳)戦がおこなわれました。棋譜は「名人戦棋譜速報」などをご覧ください。 朝10時に始まった対局は深夜0時44分に終局。結果は128手で豊島竜王の勝ちとなりました。 リーグ成績は豊島竜王4勝2敗、羽生九段2勝4敗となりました。 あまりにも劇的な一局 羽生九段が投了して、豊島竜王の勝ち。 本局を一言でまとめればそういうことになります。 しかしそこに至るまでの過程は、とても一言で言い表すことはできません。 朝から順にたどってみましょう。 羽生九段先手で、戦型は横歩取り。羽生九段は飛車を引き戻さずに戦う「青野流」を採用しました。 豊島竜王は妥協することなく、激しい順に飛び込みます。これは▲藤井聡太二冠-△豊島竜王戦(JT杯)という前例に沿った手順です。 ▲藤井-△豊島戦は、最終的には豊島竜王の勝ち

                                            強すぎるがゆえ――史上最強の棋士・羽生善治九段(50)勝ちの局面で投了し豊島将之竜王(30)に敗れる(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                          • 羽生善治九段も「ひえー」と叫ぶし将棋界ではみんな「ひえー」と声にして驚くけれど、それはいつからか?(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                            先日書いた以下の記事は、かなり大きな反響がありました。 「ひえー、この記事がバズるとは思わなかった」 というのが筆者の素直な感想です。 「ひえー」は驚きを表現する言葉です。実際に使っている方も、少なからずおられるようです。ただし将棋界ほど話し言葉として頻繁に使われる業界は、やっぱりかなり珍しいでしょう。 筆者がいま手元で使えるデータベースにおいて、新聞観戦記上で最も早く「ひえー」という声が確認できるのはこちらです。 ここまで我慢を重ねてきた森下に、ついに攻めの手番が回った。指し手は▲1五桂。羽生、「ヒエー」と叫んで頭をかきむしる。森下は「ウーン」と低い声。 出典:鈴木宏彦:棋王戦五番勝負第2局▲森下卓八段-△羽生善治棋王「沖縄タイムス」1997年7月5日夕刊 ネットやデータベースで「将棋 ひえ」などと検索しみると、おおよそ次のような知見が得られます。 ・なるほど将棋界ではベテランから若手ま

                                              羽生善治九段も「ひえー」と叫ぶし将棋界ではみんな「ひえー」と声にして驚くけれど、それはいつからか?(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                            • 藤井猛九段(48)藤井システムの名局で宿敵・羽生善治九段(48)を降す 叡王戦九段予選2回戦(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                              9月3日、東京・将棋会館において叡王戦九段予選2回戦▲羽生善治九段(48)-△藤井猛九段(48)戦がおこなわれました。19時に始まった対局は21時14分に終局。102手で藤井九段の勝ちとなりました。 勝った藤井九段は予選決勝で井上慶太九段と対戦します。 【前記事】 羽生善治九段(48)と藤井猛九段(48)が7年ぶりの対戦 9月3日19時開始、叡王戦九段予選2回戦 https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotohirofumi/20190903-00141139/ 振り駒の結果、先手は羽生九段。後手番の藤井九段は△4二飛と、十八番の四間飛車に振りました。 羽生九段が居飛車穴熊を目指すのに対して、藤井九段の作戦は、自らが考案し、一世を風靡した藤井システム。そしてその新趣向を見せます。すぐに攻めかかりたいところ、じっと歩を一つ突いて力をためたのが、藤井九段の工

                                                藤井猛九段(48)藤井システムの名局で宿敵・羽生善治九段(48)を降す 叡王戦九段予選2回戦(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                              • 将棋界初の女性棋士誕生なるか? 西山朋佳三段(24)三段リーグ8勝2敗で暫定2位(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                1月5日、東京と大阪で奨励会の例会がおこなわれました。三段リーグでは女性会員の西山朋佳三段が連勝。8勝2敗で服部慎一郎三段と並び、トップグループに浮上しました。順位の差で、現在は2位。原則的に三段リーグの昇級枠は上位2人ですので、その中に入ったことになります。 三段リーグは半年に渡って全18回戦がおこなわれる長丁場。現在はまだ折り返し地点を過ぎた時点です。もちろん、まだまだこの先に何があるのかはわかりませんが、将棋界初の女性棋士(四段)誕生に向かってこれまでで最も近づいたところまで来た、とは言えるでしょう。 西山三段の過去の成績は以下の通りです。 初参加の2016年前期では最初から4連勝。3期目の2017年前期では途中まで6勝2敗という成績がありました。今回はその時以上のペースで勝ち進んでいるということになります。 三段リーグまで進んだ女性奨励会員は、西山三段の他には里見香奈三段(現女流四

                                                  将棋界初の女性棋士誕生なるか? 西山朋佳三段(24)三段リーグ8勝2敗で暫定2位(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                • 藤井聡太棋聖(七段、18歳)は加藤一二三九段の史上最年少八段昇段記録(18歳3か月)を更新できるか?(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                  将棋界の数々の最年少記録を更新しつつある藤井聡太棋聖。先日は史上最年少(17歳11か月)でのタイトル獲得を達成しました。 藤井新棋聖は2002年7月19日生まれ。本日、18回目の誕生日を迎えました。 次に注目される記録の一つは、八段昇段の最年少記録でしょう。タイトル獲得を機に肩書は「棋聖」となりましたが、段位は七段で変わりません。 筆者は昨年、藤井七段の17歳の誕生日時点でも本稿と同様の記事を書きました。当時の状況を確認されたいという方は、そちらもご参照ください。 これまでの八段昇段最年少記録は18歳3か月。その途方もない記録の持ち主は、神武以来の天才、加藤一二三現九段です。 加藤九段は14歳で四段昇段。以来順位戦は4期連続昇級。18歳でA級八段となっています。 「空前絶後」という言葉は安易に使うべきではありません。しかし加藤九段の18歳A級は空前なのはもちろん、絶後の可能性が非常に高い。

                                                    藤井聡太棋聖(七段、18歳)は加藤一二三九段の史上最年少八段昇段記録(18歳3か月)を更新できるか?(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                  • 山ちゃんはあきらめなかった!名人候補・山崎隆之八段(39)順位戦史上最長23期を経て初のA級昇級決定(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                    2月4日。東西の将棋会館にわかれてB級1組順位戦12回戦がおこなわれました。 昇級争い1番手の山崎隆之八段は久保利明九段に敗れました。 しかし3番手の郷田真隆九段が松尾歩八段に敗れたため、山崎八段の昇級が決定しました。 2月14日の誕生日で40歳となる山崎八段は、史上最長の順位戦参加23期目にして、初のA級昇級を決めました。 山崎隆之八段(9勝2敗)●-○久保利明九段(5勝6敗) 勝てばA級昇級の山崎八段。なんと初手に端9筋の歩を突きます。対して残留を目指す久保九段。2手目に端歩を突き返します。漫画ではなく、プロの公式戦が端歩の突き合いから始まる例はほとんどありません。しかし両者の前回の対戦では、その異例のオープニングが見られました。それがまた本局でも再現され、大一番の幕が開きました。 序盤の駆け引きの中、振り飛車党の久保九段は向かい飛車に振ります。対して山崎八段は玉を右へ移動し、さらには

                                                      山ちゃんはあきらめなかった!名人候補・山崎隆之八段(39)順位戦史上最長23期を経て初のA級昇級決定(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                    • 渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(6)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                      データベースと「ソフトの定跡」 渡辺 連盟(日本将棋連盟)のデータベースも新しく変わりました。タブレット記録だから、終わった瞬間に棋譜が入るんですよね。終局して提出すると入る。これとか昨日の(棋譜)なんですけど。タブレットだからリアルタイムで見れるソフトもあって。いまはもう、ほぼほぼ全部がリアルタイムで見れます。すごい進歩ですよね。 杉村 うらやましい(笑) 松本 以前から言われてますけど、一般向けに、アマチュアの人でもサブスクで全部見られるようにしたら、需要があるでしょうね。 渡辺 モバイル中継がない将棋って、観戦記もないから、多くは埋もれてしまうんですよ。でもその棋士にもファンがいるからね。 松本 棋譜まわりに関してはいろいろありますからね。それは杉村さんが一番詳しい話なんですが。 杉村 いやいや(苦笑)。関係者向けのデータベース、むちゃくちゃ便利になってるんですね。うらやましいな。プ

                                                        渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(6)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                      • 神童・藤井聡太七段(17)パーフェクトゲームで王位戦第1局勝利 木村一基王位(47)の粘りを押し切る(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                        7月1日・2日。愛知県豊橋市において第61期王位戦七番勝負第1局▲藤井聡太七段(17歳)-△木村一基王位(47歳)戦がおこなわれていました。棋譜は公式ページをご覧ください。1日9時に始まった対局は2日17時37分に終局。結果は95手で藤井七段の勝ちとなりました。 2日制タイトル戦に初登場の藤井七段。七番勝負で幸先よく1勝をあげました。 王位戦第2局は7月13日・14日に北海道札幌市・ホテルエミシア札幌でおこなわれます。 藤井七段、非の打ちどころのない勝利 対局に先立つ振り駒の結果、先手は藤井七段と決まりました。 藤井「先手なら角換わりで行ってみようかなと思っていました」 木村九段は△4四歩(38手目)と最近ではあまり指されない布陣で臨みます。藤井七段の攻めを受けて立つ姿勢でした。そして△5二玉(42手目)が準備の構想でした。 木村「藤井さんが角換わり、得意にされているので、ちょっとやってみ

                                                          神童・藤井聡太七段(17)パーフェクトゲームで王位戦第1局勝利 木村一基王位(47)の粘りを押し切る(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                        • 疾風怒濤52手!豊島将之竜王、異例の大乱戦をタイトル戦史上2番目の短手数で制して羽生善治九段に先勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                          10月9日・10日。東京都渋谷区・セルリアンタワー能楽堂において第32期竜王戦七番勝負第1局▲羽生善治九段(50歳)-△豊島将之竜王(30歳)戦がおこなわれました。 9日9時に始まった対局は10日16時12分に終局。結果は52手で豊島竜王の勝ちとなりました。豊島竜王は初防衛に向けて、まずは幸先のよい1勝をあげました。 竜王戦七番勝負の最短手数記録は1999年第1局▲鈴木大介六段-△藤井猛竜王戦の66手(藤井勝ち)。本局はその記録を更新することになります。 タイトル戦史上最短手数記録は1994年1月におこなわれた棋聖戦五番勝負第4局▲谷川浩司王将-△羽生善治棋聖(四冠)戦の49手(谷川勝ち)でした。 第2局は10月22日・23日、愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」でおこなわれます。 どんな展開でもスキなし豊島竜王 大乱戦から優位に立った豊島竜王。飛車を成り込んで勝勢に立ちました。羽生九段の玉は

                                                            疾風怒濤52手!豊島将之竜王、異例の大乱戦をタイトル戦史上2番目の短手数で制して羽生善治九段に先勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                          • 神童・藤井聡太七段(17)魔神のごとき終盤力で木村一基王位(47)に大逆転勝利 王位戦第2局を制する(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                            7月13日・14日。北海道札幌市・ホテルエミシア札幌において第61期王位戦七番勝負第2局▲木村一基王位(47歳)-△藤井聡太七段(17歳)戦がおこなわれました。 13日9時に始まった対局は14日19時40分に終局。結果は144手で藤井七段の勝ちとなりました。 七番勝負はこれで藤井挑戦者2連勝となりました。 第3局は8月4日・5日、兵庫県神戸市・中の坊瑞苑でおこなわれます。 この将棋まで勝つのか、藤井聡太・・・ 木村王位先手で、戦型は相掛かり。2日目午後には、木村王位がはっきり優勢に立ちました。 91手目。木村王位は藤井陣中央に角を成り込みます。53手目、昼休明けに端に出た角が、ついに馬へと出世しました。藤井玉は居玉のままで、それほど粘りが効く形ではありません。木村王位が優勢のまま、終盤に入りました。残り時間も33分で、比較的余裕があります。 藤井七段は金を上がって馬にぶつけます。1分を使っ

                                                              神童・藤井聡太七段(17)魔神のごとき終盤力で木村一基王位(47)に大逆転勝利 王位戦第2局を制する(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                            • 「そもそもCPUってなんなの?」観る将棋ファンのためのコンピュータ講座(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                              松本 渡辺明名人が新しくコンピュータを購入という記事、おかげさまで大変な反響がありました。ありがとうございました。多くの方のツイートを拝見したところ、共通した疑問、質問があるようです。私はコンピュータに関して級位者レベルの知識しかありませんので、またコンピュータ将棋ソフト「水匠」開発者の杉村達也さんにいろいろとうかがえればと思います。 杉村 よろしくお願いいたします。 松本 第1回のテーマは「そもそもCPUってなんなの?」です。 杉村 え、めっちゃ難しい質問(笑) 松本 ははは(笑) 渡辺 わかりません(笑) 松本 ははは(笑) 渡辺 コンピュータの略? 松本 名人、ありがとうございます(笑) 渡辺 普通にそう思ってた(笑) 松本 わかります。普通にCPU=コンピュータ(computer)の意味で使ってる人も多いですよね。 杉村 なるほど・・・。見ている方にわかりやすく、かつコンピュータ将

                                                                「そもそもCPUってなんなの?」観る将棋ファンのためのコンピュータ講座(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                              • ヤバいぐらい強いコンピュータ将棋ソフトに大駒落ちで勝ち越せる人類は何人存在するか?(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                コンピュータ将棋の強さがとんでもなくヤバい。(語彙力) そう認識されて、既に久しくなりました。 将棋は人類にとって、無限に等しい可能性があります。それを端的に示すかのように、コンピュータ将棋は今もなお、青天井の勢いで進化を続けています。 人類は既にハンディなし(平手)では、トップクラスのコンピュータ将棋には勝てません。そしてその差はさらに開き続けているようです。 将棋では古来、対局者同士に実力差がある場合には、強い側が最初に駒の数を少なくして(落として)ハンディをつけ、互角に近い勝負となるように調整して対局をすることがあります。これを「駒落ち」と言います。 では現状、どれぐらいのコンピュータにどれぐらいの駒を落としてもらって、ハンディをつけてもらえば、人類は互角以上に勝負ができるのでしょうか。 2年前の最強ソフトに飛車角落ちで勝つソフト 2017年。コンピュータ将棋ソフトponanzaは「

                                                                  ヤバいぐらい強いコンピュータ将棋ソフトに大駒落ちで勝ち越せる人類は何人存在するか?(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                • 「パソコンを新しくして研究環境がガラッと変わった」渡辺明名人、防衛達成後記者会見全文(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                  ――いまの心境は。 渡辺明名人「年明けからやっぱタイトル戦(王将戦、棋王戦、名人戦)がずっと続いてきてたので。それがこの名人戦終わって一区切りというところなので。終わってホッとしている感じがいちばん強いですね、はい」 ――名人防衛の実感は。 渡辺「9時間、2日制の長丁場なので。その9時間っていうのはやっぱり名人戦だけの持ち時間なので。まあやっぱり、長い戦いだった、っていうのがいちばんですかね」 ――スコアは4勝1敗での防衛。 渡辺「今日の時点では3勝1敗でこの5局目迎えてたんですけども。まあでもやっぱりひとつ落とすと当然苦しくなっていくので。先後(第5局は渡辺先手)の兼ね合いもありますけど、ここの5局目っていうのはそんなに余裕がない状態では迎えていましたね」 ――今日の対局の勝因は。 渡辺「1日目から手が広い将棋だったんですけど。まずまず、まとめることができたのかな、っていう。大崩れしない

                                                                    「パソコンを新しくして研究環境がガラッと変わった」渡辺明名人、防衛達成後記者会見全文(1)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                  • 藤井聡太七段(17)劇的な頓死で広瀬章人竜王(32)に逆転負け 史上最年少タイトル挑戦を逸す(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                    11月19日。東京・将棋会館において王将戦リーグ最終局▲藤井聡太七段(17歳)-△広瀬章人竜王(32歳)戦がおこなわれました。10時に始まった対局は19時42分に終局。二転三転の末に、最後は勝勢の藤井七段が王手に対する受けを誤り、頓死。126手で広瀬竜王の勝ちとなりました。 王将戦リーグの全ての対局を終え、広瀬竜王はトップの5勝1敗。渡辺明王将(35歳)への挑戦権を獲得しました。 【前記事】 30年ぶりの最年少記録なるか? 藤井聡太七段(17)王将挑戦をかけて広瀬章人竜王(32)と矢倉で対戦 藤井七段の誘導で、戦形は比較的古いスタイルの相矢倉となりました。昔から類似の進行があるにせよ、藤井七段は新しい視点からのこの戦形を選んだものでしょう。 角交換の後、過去の感覚であればじっと角を打ち込むところ、藤井七段は一歩を打ち捨てました。一歩を損する代わりに一手を得て、駒の損得よりもスピードを重視し

                                                                      藤井聡太七段(17)劇的な頓死で広瀬章人竜王(32)に逆転負け 史上最年少タイトル挑戦を逸す(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                    • 藤井聡太三冠(19)机に突っ伏しがっくり・・・地球代表・深浦康市九段(49)に完敗で今期NHK杯敗退(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                      10月31日。第71回NHK杯2回戦▲深浦康市九段(49歳)-△藤井聡太三冠(19歳)戦が放映されました。 振り駒で先手となった深浦九段は角筋を止めます。以下は互いに6七銀、4三銀型(いわゆる雁木)から先後同型に組み合う進行となりました。 深浦九段はほとんど時間を使わずに先攻。早指しのNHK杯ではありますが、事前に深い研究がなければ、ここまで早くは指せません。次々とパンチを繰り出していき、的確に藤井玉を追い込むクリーンヒットが続いて、優位に立ちました。 勝率8割を大きく超える藤井三冠。数少ない敗戦においても、一方的に押し切られたことはほとんどありません。しかし本局は立ち直るいとまがまったくありませんでした。 深浦九段はほぼ一方的に攻め続け、藤井玉を中段に追い、上下はさみうちにします。 藤井三冠は最後、深浦玉に王手をかけますが届きません。 95手目、深浦九段は藤井玉を受けなしに追い込みました

                                                                        藤井聡太三冠(19)机に突っ伏しがっくり・・・地球代表・深浦康市九段(49)に完敗で今期NHK杯敗退(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                      • 藤井聡太七段(16)が感動の名局を制して久保利明九段(43)に勝利 竜王戦決勝トーナメントを勝ち進む(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                        7月5日(金)。関西将棋会館において、竜王戦決勝トーナメント▲久保利明九段(1組5位)-△藤井聡太七段(4組優勝)戦がおこなわれました。 終局時刻は23時23分。総手数は184手。劇的な終盤戦を乗り切り、棋史に残る名局を制したのは、若き天才・藤井七段でした。 藤井七段はトーナメントを勝ち進み、次戦で豊島将之名人(王位、棋聖)との対戦が決定。またその対局料120万円も獲得しました。 藤井七段の出世将棋か 筆者はこれまで藤井七段の対局を伝える際、何度も「名局」と表現してきました。それは決して、筆者の語彙が足りないから、だけではないでしょう。今回も、それほどまでの名局。感動的な名局でした。 竜王戦決勝トーナメントを勝ち進み、タイトル戦初登場を目指す藤井聡太七段に対して、待ち構える相手は、どこまで行っても強敵ばかりです。 久保利明九段はタイトル7期、棋戦優勝6回などの実績を誇る、現代のトップ棋士の

                                                                          藤井聡太七段(16)が感動の名局を制して久保利明九段(43)に勝利 竜王戦決勝トーナメントを勝ち進む(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                        • 西山朋佳女流三冠(24)今日も豪腕炸裂で竜王戦6組ベスト4進出! 女性初の5組昇級まであと1勝!(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                          4月1日。東京・将棋会館において竜王戦6組ランキング戦準々決勝▲西山朋佳女流三冠(24歳)-△長谷部浩平四段(25歳)戦がおこなわれました。10時に始まった対局は20時11分に終局。結果は121手で西山女流三冠の勝ちとなりました。 西山女流三冠はこれでベスト4に進出。女流タイトルホルダー、奨励会員、アマチュアを通じて初の決勝進出、および5組昇級まで、あと1勝と迫りました。 準決勝では星野良生四段と対戦します。 西山女流三冠、勢い止まらず勝ち進む 西山女流三冠が中飛車、長谷部四段が居飛車で、戦型は相穴熊となりました。 両陣営ともに組み上がった中盤戦、西山女流三冠は積極的に動いていきます。飛車を中段に浮き、ぶんぶんと腕を振り回すかのように、豪快にさばきをねらいます。そして大きくポイントをあげました。 西山女流三冠は二枚飛車、長谷部四段は二枚角を持ちます。比較すれば二枚飛車の力が大きく、西山女流

                                                                            西山朋佳女流三冠(24)今日も豪腕炸裂で竜王戦6組ベスト4進出! 女性初の5組昇級まであと1勝!(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                          • 将棋界一のドジっ子? 渡部愛女流三段、ゆるふわエピソード集!(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                            「絶叫系女流棋士」(命名:先崎学九段)と呼ばれる渡部愛女流三段。過去には女流王位のタイトルを獲得した、現女流棋界トップグループの一人です。主たる棋歴は多くの記事に書かれていますのでそちらをご覧いただくとして、本稿では数々の盤外のエピソードの中から一部をまとめてみました。 ・公開対局で相手に絶妙手を指され「うわっちょ!」と自分でも謎の言葉を叫ぶ。以後、ファンから色紙に「うわっちょ」の揮毫を求められるようになる。 ・スマホの対戦アプリで「あっ!」とよく叫ぶ。電車の中でも、何度も叫んだ。 ・最近、オンライン対局で、相手に飛車を打たれて横から王手される。上に逃げるべきところ、マウスミスで横に逃げて玉を取られる(反則負け)。パソコンの前で「ああああ!!!!」と叫ぶ。 ・年末、部屋を暗くして寝ていたところ、未明に突然テレビがついて、ホラーかと震える。『天国と地獄 〜サイコな2人〜』の再放送を録画予約し

                                                                              将棋界一のドジっ子? 渡部愛女流三段、ゆるふわエピソード集!(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                            • 渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(3)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                              最善の研究手法を求めて 松本 思い出すのは2005年当時のBonanzaが出てきた頃のことですね。Bonanzaはそれまでの将棋ソフトとは全然違う手法で開発されて、突然彗星のように現れ、ブレイクスルーになりました。 (2007年、渡辺竜王と対戦したBonanza、上に乗せられているのは扇風機) 松本 ただしBonanza以前の、精巧に職人技で調整されたようなコンピュータ将棋ソフトだって決して弱くはなかった。むしろその強さはプロ棋士に迫ろうかという勢いでした。それらのソフトはしばらく競り合う期間があって面白かったです。Bonanza以来の流れを組む現在の型と、新興のディープラーニング(DL)系が拮抗している現在の状況もまたしかりですね。 渡辺 これ(DL系のdlshogi)道中は、従来のソフトと全然違うことを言うんですか? 杉村 同じようなことを言うことも多いです。(従来のソフトも)元から強

                                                                                渡辺明名人、1秒間に8000万手読むコンピュータを購入しディープラーニング系のソフトも導入(3)(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                              • 将棋史上初!番勝負2回目の持将棋成立!第3局終了時点で1千日手2持将棋!伝説確定の叡王戦七番勝負(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                7月19日。愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」において叡王戦七番勝負第3局がおこなわれました。持ち時間は各1時間。14時に始まった対局は17時49分、207手で持将棋が成立しました。 七番勝負はこれで第4局が終わった時点で豊島挑戦者1勝、永瀬叡王1敗。そして1千日手、2持将棋。一つの番勝負で2回の持将棋が成立したのは、将棋史上初のこととなります。 タイトル戦の持将棋は一局として完結します。第2局に続いて、第3局もこれで完結です。 そして本日はこれから予定通り、第4局(持ち時間各1時間)がおこなわれます。時間は30分繰り下げられ、19時30分から開始です。第3局とは先後が入れ替わり、第4局は豊島挑戦者の先手となります。 第2局のあと、運営側は第8局の準備を始めていました。そして本局の結果をもって、第9局の準備も始めることが告げられました。 まさかの2回連続持将棋 対局前日、両対局者は次のように

                                                                                  将棋史上初!番勝負2回目の持将棋成立!第3局終了時点で1千日手2持将棋!伝説確定の叡王戦七番勝負(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース
                                                                                • あきれるほど将棋の強いYouTuberの折田翔吾さん(30)棋士編入試験五番勝負第1局でまず快勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース

                                                                                  11月25日。大阪の関西将棋会館において、棋士編入試験五番勝負第1局▲黒田尭之四段(23歳)-△折田翔吾アマ(30歳)戦がおこなわれました。10時に始まった対局は17時16分に終局。結果は98手で折田アマの快勝となりました。 折田アマは五番勝負で幸先よく1勝。あと2勝で棋士編入試験合格となります。 【前記事】 「アゲアゲ将棋」折田翔吾さん(30)の棋士編入試験始まる 黒田尭之四段(23)は意表の初手端歩 あきれるほど将棋の強いYouTuberのアゲアゲさんがプロ編入試験を受けるまで 折田さんは奨励会では三段にまで進みながら、2016年3月、年齢制限で退会。その後は将棋YouTuberとして活躍するうちに、さらに強くなりました。 「アマ強豪に鍛えてもらいました」 と折田さんは語っています。奨励会退会という来歴ということを考えると、棋士編入試験五番勝負は苦節何年という悲壮感が感じられそうなもの

                                                                                    あきれるほど将棋の強いYouTuberの折田翔吾さん(30)棋士編入試験五番勝負第1局でまず快勝(松本博文) - エキスパート - Yahoo!ニュース