【AFP=時事】世界最高峰エベレスト(Everest、8848メートル)で前週18日に起きた雪崩により、ネパール人登山ガイド13人が死亡し、3人が行方不明となった事故を受け、ガイドたちは今シーズンの登山の中止を決定した。 エベレストで雪崩、ガイドら12人死亡 過去最悪の事故 シェルパと呼ばれるネパール人登山ガイドたちは、亡くなった仲間に敬意を表するためにエベレスト登山の一時中止を求め、政府が登山保険の上限を見直し福祉基金を設立するまで今月以降、無期限ですべての登山をキャンセルする可能性があると迫っていた。 この事態をめぐり、夏の登山シーズンを間近に控えるベースキャンプでは、登山家たちとシェルパたちの関係が悪化していた。 米国最高齢のエベレスト登頂を目指していた元弁護士、エド・マジェツ(Ed Marzec)さん(67)は、自分のチームからガイド1人が抜けたために登山を断念することにした