今やすっかり定着した感のあるブックカフェ。しかし、ひとくちにブックカフェといっても、その形態は様々。ジュンク堂や三省堂のように、新刊書を売る大型書店の中にある店や、セレクトした古本を売る小さな古書店で飲食ができるタイプも。この2つはどちらも書店主導型だが、逆にカフェ主導でカフェのオーナーが自分の好きな本や雑誌を並べ、店内で自由に読める店も急増した。なかには客の気に入った本を会員制で貸し出す貸本屋スタイルの店まで登場。とにかく、ここ1~2年で本と飲食が急接近。ブックカフェブームを巻き起こしている。 実は、こんなにブックカフェが急増した背景には若者の就職難がある。少ない元手で始められる古本屋は手っ取り早く、自分で本を売ってみたいという若者が増加。それならコーヒーもケーキも置いてという発想でブックカフェが続々と生まれた。 そんななか、若者に人気の街・吉祥寺では「書を持ってカフェへ行こう!」を合言