編集者の言葉 淮河の環境整備に注がれた費用は過去十年間で600億元に達する。しかし、その結果は芳しくなく、今もなお汚染された水がたまり、淮河は有史以来の惨状を呈している。淮河の水質汚染に中国国民は関心を寄せているが、とりわけこの川を「母なる川」として親しんできた地元の人々は、かつての黄金水道の荒廃ぶりに心を痛めている。新中国の初代国家主席である毛沢東は、「淮河の治水は必ずやり遂げる」と言ったが、現在も淮河は「最も整備が困難な河川」のままである。淮河は人間の意思ではどうにもならない、人間の力の及ばない川なのか?淮河流域の四つの省、河南、山東、安徽,江蘇を発展させることで中国全体の持続的発展を支えると同時に、地球の生態環境を守るため、私たちは淮河の汚染原因を追究し、この川を蘇らせなくてはならない。 淮河は、流域が人口の密集地であることに加え、その気候条件と地理環境のために、古来「問題視される