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ブックマーク / premium.nikkeibp.co.jp (1)

  • bp special ECOマネジメント/ナショナル ジオグラフィック・スペシャル - モロクトカゲに学ぶ、砂漠での水の集め方

    真夏のオーストラリアの砂漠。進化生物学者のアンドリュー・パーカーは、熱く焼けた砂にひざまずくと、モロクトカゲの後ろ足をシャーレの水にひたした。小さな体をとげでおおったその姿がいじらしく思えるほど、このトカゲのすむ環境は苛酷だ。辺りには猛毒をもつヘビがたくさんいるし、木々を吹き抜けてくる風は生暖かいなどというレベルではなく、やけどしそうな熱風だ。そう、ここは乾燥したオーストラリア大陸のなかでも、最も乾いた地域。水の確保が生死を左右する土地なのだ。 そして、この問題をみごと解決してみせたのがモロクトカゲである。パーカーが毒ヘビの危険も強烈な日差しもいとわず、このトカゲに熱中しているのはそのためだ。 「ほらね!」 トカゲを見つめる目が輝く。 「背中全体が濡れてきたでしょう」 たしかに、ものの30秒ほどで、シャーレに入っていた水は、トカゲの後ろ足を伝って背中へと吸い上げられ、とげにおおわれた皮が濡

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