本当に"飛ぶ"馬はいるんだなぁ 引退レースの有馬記念で最高のディープインパクトを見せ付けられました。最後まで緊張を解かず、これだけの状態を維持した陣営にはただ頭が下がる思いです。 直線の短い中山内回りの有馬コースでも飛んでみせるとは、やはりこの馬だけは計れない。ディープが勝つには上がりの競馬を捨てて、早めに捲って押し切るしかないと思ってましが浅はかでした。皐月賞より、昨年の有馬より遙かに速い脚で4角を回り、坂で止まるどころか加速して突き抜けるまさに"飛ぶ"走り。4角で他馬を置き去りにする加速の速さに感動すら覚え、これこそがこの馬の真骨頂なんだと改めて感じました。過去のレースと比較してもベストパフォーマンスと言える強い、そしてディープらしい内容だったと思います。 有馬記念を上がり33秒台の脚で差しきったのはマンハッタンカフェだけ、それを0.3秒上回りましたが、最後は流して手綱を緩めていたので