ツキノワグマ肉の基準超セシウム 「畜産物」分類に県が反発 全国の自治体が行った食品中の放射性セシウムの検査結果をまとめた厚生労働省が、基準値を超えた山形県の野生ツキノワグマの肉を「畜産物」に分類して発表し、県が「牛や豚から放射性物質が検出されたと誤解され、風評被害を招く」と修正を求める事態になっている。 県によると、県南で4月に検査のため捕獲されたツキノワグマ2頭から、それぞれ基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える105ベクレル、109ベクレルの放射性セシウムが検出された。同月から適用された新しい基準値を超えた食品はほかにない。 厚労省は4月1日以降の全国の検査結果をまとめ、食品の分類ごとに今月1日発表し、ホームページ(HP)にも掲載した。HPでは「山形県の畜産物は1266件中、2件で基準値を超えた」とされ、品目欄に「ツキノワグマ肉2件」と記されている。 県は厚労省に「野
4月から食品に含まれる放射性物質の基準値が大幅に厳しくなることを受けて、農林水産省は、きのこの栽培に使われる原木の放射性物質の基準値を現在の1キログラム当たり150ベクレルから、50ベクレルに厳しくすることを決めました。 4月から食品に含まれる放射性物質の基準値が大幅に厳しくなることを受けて、農林水産省は、「しいたけ」や「なめこ」など、きのこの栽培に使われる原木の放射性物質の基準値について見直しを進めてきました。 その結果、現在、1キログラム当たり150ベクレルとしている原木の基準値を、4月1日から50ベクレルに引き下げて厳しくすることを決め、28日、都道府県や生産団体などに通知しました。 また、現在の基準値に沿って栽培に使われている原木については、生産されたきのこの放射性物質の値を出荷前に検査することを条件に使用を認めることにしています。 農林水産省では「今回の見直しで、福島県や北関東で
キノコ原木不足 主産地・福島が供給難 原発事故で入手が難しくなっているキノコの原木 キノコ栽培に必要な原木が、福島第1原発事故の影響で全国的に品薄となっている。原木の一大産地福島県で、原発事故により放出された放射性物質が付着するなどし、原木の供給が滞っているためだ。林野庁は需給の広域調整で乗り切ろうと努めているが、キノコが発生しやすいとされる20年生の広葉樹は簡単には確保できず、市場の不足感は解消されていない。 キノコ栽培には原木に菌を植え付ける方法と、おがくずなどを固めた菌床を利用するやり方がある。原木は一般的にシイタケ栽培に用いられ、「原木シイタケ」と呼ばれて乾燥シイタケなどに加工されている。 林野庁によると、2010年に県境をまたいで流通した原木は、福島県産が2万7212立方メートル(約53%)で全国1位。通常は自県内で調達されるが、完全に自給できる県は少なく、他県産が求められて
東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、しいたけ栽培に使う木材が大幅に不足していることから、茨城県や栃木県などの生産者で作る団体は、国に栽培用木材の確保を求めることになりました。 茨城県や栃木県など関東や東北のしいたけ農家などで作る、東日本原木しいたけ協議会によりますと、福島県で生産されるしいたけ栽培用の木材は、放射性物質が付着して出荷できないものが多く、大幅に不足しています。 全国有数の産地だったことから、品薄感が強まり、ほかの産地の栽培用木材も10%から30%ほど値上がりしているということです。 しいたけの菌を植え付ける作業は、まもなくピークを迎えますが、栽培用木材を十分確保できなかったり、全く手に入れられなかったりする生産者もいるということです。 森林の放射能汚染で、福島県からの栽培用木材の入手は今後も難しい状況が続くとみられ、協議会は近く、国などに木材の安定供給と安全性の確保な
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