2013年02月18日 | Page2013展 - 出力環境に依存しないデータ制作と出力の心得 Page2013展のデジタルワークフロー・ソリューションZONEでの無料セミナー「刷れてナンボ! 出力環境に依存しないデータ制作と出力の心得」の内容について、主なポイントをご紹介致します。 関連する出力の手引きWebの記事へのリンクも掲載していますので、併せてご参照下さい。 ■はじめに 制作から最終の印刷までの出力環境はさまざまです。 どんなデザインも正しく印刷できて始めて商品になります。 正しく刷れてナンボ、とはそういう意味です。 出力環境が異なる事で、思わしくない結果になる、制作の意図が反映できない主な5つの原因について、解説します。 ■オーバープリント オーバープリントは、昔のオーバープリントプレビューがない時代と、現在のRIPでは若干解釈が異なる場合があります。 出力環境の違いで、出力が
PDFが登場してどれくらいたつだろう。EPUBなど新しいファイルフォーマットが登場した今でも、強い存在感を放つPDFだが、それはなぜなのか。 最古の文書ファイルフォーマットの1つ、PDFはAmazon、Barnes & Noble、Koboが電子書籍のファイルフォーマットに独自ファイル形式やEPUBを利用している昨今、もはやそれほど一般的ではない。大手パブリックドメインサイトでPDFがまだ活用されているかどうかを調査してみたところ、以下ような結果だった。 Project Gutenberg:サイト上でPDF形式の電子書籍は見つからなかった。存在するのかもしれないが、無差別に30冊分ほど確認してみたところ、見当たらなかった。 Manybooks:通常版、大型版のPDFファイルが存在する Feedbooks:PDFは『ほかの形式』としてリストされており、ダウンロードにはユーザーによるカスタマイ
最近、会う人毎に、「いずれは紙はなくなるだろう。紙がなくなれば、紙をデジタル化したものであるPDFも一緒になくなるだろう。そのとき、PDFにとって変わるのはEPUBだろう。」と吹聴しています[1]。 紙はいずれなくなるだろう、ということは20世紀の終わり、OA機器が登場したころからペーパーレス・オフィスとして取りざたされてきました。しかし、紙がなくなるというのは、特に日本においては、あまり現実性をもって受け止められてきませんでした。ところが、最近状況は変化しているようです。 (1) 紙の需要は減少している 紙の需要の統計を見てみますと、新聞用紙は2006年の376万トンをピークに減少しています。印刷・情報用紙も1,204万トンをピークに減少に転じています[2]。10年以上に渉って紙がなくなるといわれながら、予想を裏切って紙の需要が増えていたのですが、しかし漸く2006年を転換点にして実際に
以前の記事でも触れたと思いますが、Paperwhite など Kindle の電子書籍端末でストア購入以外のドキュメントを読む場合には Kindle 形式(mobi/AZW3)に変換した方が快適に読むことができます。 PDF のように Kindle 端末が対応しているファイル形式でも、PDF そのままと Kindle形式 mobi ファイル化したものを端末で読み比べると明らかに mobi ファイルに変換したものの方がキレイに表示されます。 これはもうわざと PDF そのままだと汚くしてるだろ…というくらい mobi ファイルに変換した方が良く、自炊した電子書籍ファイルも同じです。 自炊電子書籍ファイルは通常 cbz 形式(JPEGファイルを zip で圧縮したもの)で保存している場合が多いと思いますが、Kindle Paperwhite で読む場合にはそれを PDF化するのではなく、適当に
以前は当記事に記載のややこしいやり方が必要でしたが、2024年現在はAmazon公式のSend to KindleにPDFファイルを放り込むだけで、自動的にKindleライブラリで読めるようにしてくれます。 くわしくは以下の記事をチェックしてみてください。 Send to Kindleの使い方。自炊・データ化した本のPDFファイルを送信、Kindle端末でかんたんに読める この記事では、2012年当時に私が実践していたやり方を紹介します。 軽く薄く電池が何週間も持続する便利な読書デバイス、Kindle Paperwhite。 とても軽くて持ち運びやすく、Kindleストアで購入した本を快適に読むことができます。 【関連】Kindle本セール情報ページまとめ ここで、今まで600冊以上の紙の本を自炊してきた私にとって気になるのは、「Kindle Paperwhiteで自炊(PDFデータ化)し
書籍を自分で裁断してスキャンして電子書籍化する「自炊」をすることでできあがったPDFや画像ファイルを実際にiPhoneやKindleなど画面の小さい端末で見ようとしたときに、文字が小さすぎて読みにくいことがありますが、各ページにある余白を削除して、端末の画面に表示される文字や絵などを結果的に大きく表示させることが簡単にできるフリーソフトが「PDFDiet」です。文字を太くしたり、画像をハッキリ表示させることで視認性を高めることもできます。インストール不要で、Windows上で起動しますが、.NET Framework 4.0ランタイムとMicrosoft Visual C++ 2008 SP1再頒布可能パッケージがインストールされていることが必要です。 ダウンロード、余白の削除の方法については以下から。 software/PDFDiet - スマートフォンをもっとスマートに!Windows
当社は印刷会社なので「校正」という作業がついて回ります。 昔は紙で校正をしていましたが、最近ではPDFにしてメールで送ったりする機会が多くなりました。ですが大抵の場合は、PDFをプリントアウトしたものに修正内容を書き込んでファックスなどで送り返されるということが殆どです。 PDFにいろいろ書き込みができるソフトはあり、以前にもこのブログで紹介をさせていただきました。 ●PDFを加工できるフリーソフト https://blog2.tkp.co.jp/oyakudachi/2010/11/102.html ●PDFを加工できるフリーソフト2 https://blog2.tkp.co.jp/oyakudachi/2010/12/242.html ですがパソコンでソフトを使って書き込むのは面倒と思う方が多いのでしょうか、そんなには利用例は多くないというのが当社の実状です。 ビジネス分野でも、作成し
2010年、電子書籍元年と言われました。1年経て注目のフォーマットEPUBの議論もだいぶと目にするようになってきました。しかし、依然としてまとまらないような気がしてなりません。 見えてくるのはフォーマットやリーダの乱立した混戦模様。国内の群雄割拠ぶりはこちらの電子書籍情報まとめノートさんのエントリに詳しいですが、多分このまままとまらないであろうこと、そしてまた5年後か10年後かに「今年こそは電子書籍元年だ」って同じように言ってるんだろうなぁという将来が容易に想像できます。シグマブックやWordsGear、リブリエのように歴史はやっぱり繰り返すのです。 最近は特にEPUBの議論を目にしたりするのですが、どうしても違和感を感じてなりません。EPUBでなきゃいけない理由が無いんじゃないかというのが僕の主張。 例えば、EPUBを始めとする電子書籍のメリットとしてリフローである(文字の大きさや画面の
A 列:しおり名 B 列:子の数 C 列:リンク頁 B 列の「子供の数」について 「子供の数」はしおりを階層化するために必要です。上記の例では,第1章は子としての節が 2つあります。第2章は子としての節が 3つあります。2.2節は子としての小節が 3つあります。2.3節は子としての小節が 2つあります。あとはすべて子がありません。入力は半角の数字ですが,子がない場合は入力不要(または0を入力)です。 C 列の「リンク頁」について 通常,一般書籍やマニュアルや雑誌は序文など前付頁があります。通し頁(絶対頁)番号で入力してください。前付頁がノンブル i から vi で,本文がノンブル 1 で始まっている場合などは,前付頁を 1 から 6 とし,本文は 7 からと解釈してください。以下同様ですので,本文は 6 を足した整数値で入力することになります。 テクニックとしてD 列に数字を入
リッチテキスト書類をPDFにして提出しなければならない。そんな時、OSXではめちゃくちゃ簡単である。command-Pでプリント...を選択して、「PDFとして保存...」すればいいのである。素晴らしい! ところが、リッチテキストのファイルがたくさんあると、どうだろう?10ファイルなら10回書類を開いて「PDFとして保存...」すればいい。まだ、頑張れる。 でも、100ファイルあったとしたら...そんなこと面倒くさくてやってられない、と思ってしまうのである。(自分の場合は)そこから、すべてが始まる。 デスクトッププリンタ そう言えば昔、デスクトッププリンタってあったよな、と思って調べてみると、OSXにもあった。 デスクトッププリンタとは、デスクトップにあるプリンタアイコンに書類をドラッグ&ドロップすると印刷されるヤツ。 システム環境設定 >> プリントとファクスで表示されるプリンタアイコン
■ 「カーネル・サンダースの自伝」をKindlizeする 「カーネル・サンダースの自伝」がすごく面白いらしいので、さっそくPDFをダウンロードしてみたら、見開きPDFだったという。しょうがない、いったん分解してからKindlizeしましょうか。 PDFを加工するのでなく、いったん画像化して、半分に割るという作戦にします。pdftoppmで抽出し、convertで右半分と左半分の画像(PNG)を生成: % pdftoppm -r 300 sanders.orig.pdf ./sanders % for f in *.ppm; do convert $f -chop 1500x0 `basename $f .ppm`.1.png convert $f -gravity SouthEast -chop 1500x0 `basename $f .ppm`.2.png done % for f in
CAS-UBでは数式を含むEPUB/PDFの作成を重要なテーマとして位置づけて開発に取り組んでいます。数式機能は当初の予定よりも正式リリースが遅れているため、多くのお客様にお待ちいただいています。そこで、ここでCAS-UBでの数式の取り扱いの現状と開発の予定について報告いたします。 1. 現状 1.1 入力方法 コンテンツの本文にインライン数式とディスプレイ数式を埋め込むことができます。CAS-UBでは本文をCAS記法で記述しますが、数式はAMS-LaTeX (以下、TeXと略記します)の記法で記述します。数式の範囲は$$~$$で囲むことで本文と数式を区別します。 1.2 出力方法 a. EPUB3 EPUB3のコンテンツ本文はXHTML5ですが、数式部分はMathMLの形式でXHTML5の中に埋め込みます。EPUB3を出力するときTeXの記法からMathMLに自動的に変換します。 b.
iPadで長文を読むようなケースは個人的にはきわめて稀なのですが、雑誌タイプとなると最近はいろいろと工夫がなされていて、本来レイアウトが苦手とされるリフロータイプの形式であるEPUBでも、かなり美的にレイアウトされているものが増えているのに気付かされ、思わず感心させられます。 これまではなんとなく暗黙のうちに、「長文を読ませるならEPUB」、「レイアウトに凝るならPDF(もしくはアプリ化)」というような棲み分けがされていたかと思います。 EPUBがどれほど今後の電子書籍フォーマットのスタンダードという期待感をもたせてくれようが、やはり基本的にリフロータイプである以上、雑誌のようなレイアウトは難しいだろうというのが実感でした。(本来「ページ」という概念がある「本」を考えると、リフロータイプの電子書籍で凝ったレイアウトをするのは、とりあえず1ページの長さを決めることのできるWEBサイトよりも数
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