―― 今回は、これまでの連載を振り返ってみたいと思います。読者の反響が一番大きかったのは、「部下と相性が合わない時:『好きにならなくてもいい』『尊敬されなくてもいい』と割り切る」という回でした。オフィスでの仕事のやり方や、コミュニケーションの取り方というところで、とても参考になったと思います。 深澤 ビジネス書では、「上司とのつき合い方」とか「上司に認めさせる方法」とか、部下の立場から上司との関係性を考える視点が多いですよね。『上司は思いつきでものを言う』(集英社新書)という本もありましたが、部下は上司から何でもかんでも要求され、それが負担になり、苦痛だという感覚があります。 でも実際には、上司がうまく部下を扱うことの方が難しいんじゃないかと思うんです。それは、私自身が会社員時代に部下を持ったり、自分で会社を持ったりするようになってみて、分かったことなんですが。 まず当然ですが、上司の方が
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