6月から手続きが始まる進学選択。後期課程のイメージができず、志望先を決めかねている2年生も多いだろう。本企画では各学部の4年生に取材。後期課程進学後の生活や進学先の特徴について語ってもらった。受験生や1年生にも役立つ内容だ。4年生が経験した3S1タームと3A1タームの時間割や本年度の進学選択手続きの日程も掲載している。志望先決定の一助としてほしい。(構成・石川結衣、天川瑞月、取材・高倉仁美、清水央太郎、宮川理芳、谷口藍子、堀添秀太、青木佑磨、中村祐貴、阿部孝太郎、本田舞花、新内智之、岡部義文)
新入生の皆さん、そしてご家族、ご親族の皆さま、おめでとうございます。 私自身も東大の卒業生ですので、入学時の受験戦争からの解放感、新しい学生生活を始めるわくわく感は、今もよく覚えています。 長い受験勉強が終わって、ついに自由。たくさん遊んで、恋人作って、ガンガンやっていいと思います。 同時に、大学の4年間は、「自分で創り、自分で切り拓く、自分の人生」のスタート地点です。そしてこれからの皆さんの人生の中で、一番自由に、自分の器を広げ、自分の夢を探して突き進める時期でもあります。 私は東大卒業後、発展途上国を日本の立場から支援する国際協力機構JICA、民間の経営コンサルティング会社のマッキンゼーの日本オフィスと南アフリカオフィス、世界銀行、それからビル・ゲイツがマイクロソフトを辞めて、途上国の保健医療の問題を解決するために作ったゲイツ財団で、世界の貧困や感染症に立ち向かう仕事をやってきました。
4月13日に行われた入学式で、蓮實重彦総長は新入生に対する式辞を述べた。その中で総長は、「知性は『驚き』によって確かなかたちをとる」とした上で、「『驚き』への感受性を組織するためには『いわゆる東京大学』という概念にまつわるすべてのイメージをきっぱり捨て去ることから始めればよい」と語った。また、国際的な比較から見た日本における指導者層の学歴の低さを指摘し、大学院教育の重要性などについても触れた。総長の式辞を、ここに抜粋して紹介する。 未来への潜在的資質を評価 新入生の皆さん。東京大学は、いま、あなた方を新たな構成員として迎え入れようとしております。この大学で学ぶことを選択されたあなた方の夢が確かな現実となり始めていることに、心からの祝福を贈りたいと思います。 あなた方は、いまとりあえず受け入れている「新入生」という呼び方には到底おさまりがつかぬほど、それぞれに豊かな多様性を秘めた無数の個体か
平成30年度東京大学卒業式 総長告辞 本日ここに学士の学位を取得し、卒業式を迎えられた10学部、3,017名の卒業生のみなさんに、東京大学の教職員を代表して心からお祝いを申し上げます。また、この日にいたるまで、長い年月、みなさんの成長を支えてこられたご家族の皆様方のご苦労に対し、敬意と感謝の意を表します。本学が送り出した卒業生は、みなさんを含め合計286,106名となりました。1989年1月に始まった平成という時代が今、幕を閉じようとしています。みなさんは平成最後の卒業生として、本学を巣立つことになります。 今からちょうど4年前の2015年4月、私は東京大学総長として初めての入学式に臨みました。みなさんの多くも新入生として、同じ式に出席されていたと思います。その席で私がみなさんに伝えたメッセージの中に、「多様性を活力とした協働」という言葉がありました。覚えているでしょうか。 それから僅か4
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