【ソウル西脇真一】韓国軍の統合参謀本部によると、23日午後2時半ごろ、韓国西方の黄海に浮かぶ延坪島に数十発の砲弾が着弾した。韓国軍は対岸にある北朝鮮黄海南道(ファンヘナムド)の海岸砲基地からの砲撃とみて、対応射撃をした。韓国メディアによると、死傷者は数十人に上るという。韓国軍は、同国兵士1人が死亡、3人が重傷を負ったと述べた。 ◇衝突拡大防止を指示 李大統領 韓国軍全軍が非常事態体制に入っているが、韓国の李明博大統領は北朝鮮との衝突拡大を防止するよう指示。韓国軍は北朝鮮軍に対し砲撃中止を求める通知文を送った。韓国軍は当時、黄海で演習中で、北朝鮮がこれに反発したとの見方も出ている。 韓国ニュース専門テレビYTNは、海岸に近い街から幾筋もの煙が上がっている様子を伝えている。同テレビによると、北朝鮮側から約200発の砲弾が発射されたという。また、島から住民が漁船で脱出しているという。韓国政府は緊