大手鉄鋼メーカー 神戸製鋼所が製品の検査データの改ざんを繰り返していた事件で、改ざんが始まったと見られる1970年代以降、役員経験者を含む40人以上が直接関わったり、黙認したりして不正を認識していたと見られることが、捜査関係者などへの取材でわかりました。東京地検特捜部と警視庁は、組織的に行われた不正の実態解明を進めることにしています。 これを受けて、東京地検特捜部と警視庁は5日、製品の品質などについて、うその表示を禁じた不正競争防止法違反の疑いで、東京 品川区や神戸市にある本社、それに、栃木県の真岡製造所などを捜索しました。 会社側の調査によりますと、改ざんは国内外の23か所で行われ、遅くとも1970年代には始まっていましたが、およそ40年間で役員経験者を含む40人以上が直接関わったり、黙認したりして不正を認識していたと見られることが捜査関係者などへの取材でわかりました。このうち、5人は執
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