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ブックマーク / agora-web.jp (141)

  • 「読んで終わり」にしない人生を変える読書術

    黒坂岳央です。 「最も長く続いている習慣は?」と問われれば、「読書」と自分は答える。そして「人生を最も変えたことは?」と問われれば、「読書」とやはり答える。今でもずっと読書を続けている。一時期、ネット記事やSNS投稿ばかりになったことがあったが、やはり読書にしかない付加価値を再認識することになって戻ってきた。 自分はこれといって人様に自慢できる大層なスキルや実績を持ち合わせていないのだが、こと読書についてはずっと続けて来たのもあって「これはおすすめしたい」と思う技術がある。稿ではその内容について取り上げたい。 読書の真の目的 昨今、読書の価値を軽んじる投稿を目にすることがある。「ネットで無料で活字コンテンツがあるのだから、なんてお金がかかるだけ損」「は情報の鮮度が悪く、出版社の質も低下したので価値がない」といった意見だ。こうした意見について感じることは、そもそも読書質を見誤ってい

    「読んで終わり」にしない人生を変える読書術
    shinchi
    shinchi 2024/05/13
  • メールチェックと返信は別タスクにすると時間管理がうまくいく(滝川 徹)

    チャットやメールのチェックと、それらへの返信。これらを一緒の時間に取り組む人も多いだろう。しかし実は、チェックと返信は別々のタイミング・時間に取り組んだほうがよい。 そう語るのは現役会社員・時短コンサルタントの滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『細分化して片付ける30分仕事術』より、やるべき仕事に時間を割くための秘訣について、再構成してお届けします。 メール返信は別タスクに メールやチャットをチェックするときに意識してほしいことがある。それはメール受信等の「確認の時間」と返信等の「対応の時間」を切り分けることだ。 多くの人はメールやチャットを確認したとき、そのまま返信していることだろう。「了解しました」など、即レスできるときはそれでかまわない。しかしたとえば込み入った内容やクライアントへのかしこまった返信をしようとすれば、文章を考えるのに15~20分、場合によってはそれ以上かかってしまうことも

    メールチェックと返信は別タスクにすると時間管理がうまくいく(滝川 徹)
    shinchi
    shinchi 2024/05/12
  • 痛みを伴う経験でしか人は成長しない

    キャリアA distraught businessman standing at the edge of a cliff with his head in his hands. 黒坂岳央です。 「辛く、苦しいことから逃げても良い」昨今、こうした優しげな提案がなされる事が多い。確かにただただた心を痛めるだけの人や環境に身を置くメリットはないだろう。自分自身も、気持ちがネガティブになるだけのマスメディアの情報や、不快な相手は積極的に遮断している。 だが、こと「挑戦」という文脈においては痛みを伴わない経験は残らない事が多いと思っている。「失敗しか筋肉にならない」という言葉があるように、人間が真の意味で成長し、開眼するのは多くの場合、痛みを伴う経験によるものだ。 ギャンブルで9割が負けるシンプルな理由 ギャンブルはほとんどの人が負けてしまう。いわゆる、テラ銭とか期待値といった言葉でその負けを説明さ

    痛みを伴う経験でしか人は成長しない
    shinchi
    shinchi 2024/05/09
  • 効率を追求しても長時間労働からは抜け出せない(滝川 徹)

    キャリアThe conceptual image or collage about many of crumpled papers on the desk of stressed male workplace 長時間労働から抜け出すために仕事の効率を日々追求している人も多いだろう。しかし実は、効率を追求しても必ずしも働く時間が減るわけではない。 そう語るのは現役会社員・時短コンサルタントの滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング) 』より、働く時間をコントロールするために必要な考え方を、再構成してお届けします。 仕事と一定の距離を置く大切さ 近年はAIが話題だが、つい最近まではIT技術革新による仕事の効率化が話題だった。たとえば書類のやりとりも郵送からFAX、その後メールに変わった。それによりビジネスのスピードは驚くほど進化した。AIの登場によりこの

    効率を追求しても長時間労働からは抜け出せない(滝川 徹)
    shinchi
    shinchi 2024/05/07
  • せっかく買っても使わなくなるガジェットの特徴

    ライフA simple vector illustration material of a young man who spends money and has no money 黒坂岳央です。 筆者は1秒でも時短、効率化を目指して様々なガジェットを購入して試してきた。キーボードだけでも10台くらい持っているし、スマホもPCも山ほど所有して、それぞれ用途に応じて使い分けている。 購入前は時間をかけてリサーチし、利用用途を明確にした上で買うのに、使うのは最初の方だけですぐにホコリを被ってしまうガジェットもある。その特徴とはなにか?それは「起動速度が遅い」である。 使えるようになるまで時間や手間がかかるものは筆者に限らず、どんな人も使わなくなる理由になりえる。 起動が遅いのは致命的 世の中には驚くほど便利グッズ、高性能ガジェットがある。だが、使えるようになるまで時間がかかるものは、その他の機能

    せっかく買っても使わなくなるガジェットの特徴
    shinchi
    shinchi 2024/05/07
  • 「昔はよかった」という感覚の正体

    キャリアMovie projector on a dark background with light beam / high contrast image 黒坂岳央です。 「今より昔の時代の方がよかった」という人は少なくない。今は世の中は混沌としており、国内だけでなく世界はドンドン悪い方へと進んでいく感覚を持ってしまいがちだ。その感覚は間違いであることを覆して一斉を風靡したのが有名な「ファクトフルネス」という書籍である。データが示すのは世界は平和になり、豊かになっているという事実だ。 それでも「昔はよかった」という人は一向に減る様子がない。そして彼らがいう「昔」とは必ずしも社会的な意味合いではなく、主観的に人生を回顧した場合の話が多い。 個人的にこの感覚の正体が少しずつわかってきた気がするのだ。持論を展開したい。 人生の知識と経験が可能性を潰す時 「知識や経験はあればあるほどいい」とされ

    「昔はよかった」という感覚の正体
    shinchi
    shinchi 2024/05/05
  • 書籍産業を再生せよ:びっくりするほど遅れている書店と出版ビジネス

    最近いろいろな方と話をしていていると知識量が薄いと感じることが増えてきました。私も物知りではありませんが、興味があるので知ろうとする力はあると思います。ですが、多くの方は知ろうとしなくても勝手に入ってくる、それを読み流して知った気になる、そんな世界にみえるのです。 理由は簡単で、スマホを通じたネット情報が主流となってきたからです。同時に現代人は忙しくなったとされます。ただ、ここが不思議なんです。便利になったのになぜ忙しくなったのか、論理的に説明できる方がいれば教えていただきたいのですが、私の感覚では忙しくなったのではなく、忙しくなった気になっているだけではないかと思うです。つまり、実態としてなにかやることが増えたわけではなく、スマホいじりに忙殺されているだけではないかという仮説です。 さて、忙しいことになっているので当然、書籍は読まなくなります。いや、読まない理由を作ったといってよいでしょ

    書籍産業を再生せよ:びっくりするほど遅れている書店と出版ビジネス
    shinchi
    shinchi 2024/04/30
  • 専門家の発言を鵜呑みにしてはいけない

    ライフSkeptic, unsure, uncertain, doubts concept. Young african guy in formal wear is looking sceptical, has a grimace of distrust on light blue background 黒坂岳央です。 去年から、スキルアップの一環として様々な技術向上に手を出している。料理教室、ボイストレーニング、パーソナルトレーニングジムだ(合わずに今はやめてしまったものもあるが)。 自分に知識がない時代、「専門家の言うことは絶対であり、間違えることはない」と考えていた。しかし人に技術を教える先生の立場でも、明確に間違いを犯してしまう事があると、大人になって気づいた。 問題は人がその間違いにまったく気づかないまま、指導を続けていることが少なくないということである。自分自身もそうならない

    専門家の発言を鵜呑みにしてはいけない
    shinchi
    shinchi 2024/04/30
  • 「置かれた場所で咲きなさい」は仕事には通用しない

    不動産営業の仕事で抜群の成績を上げ独立し、その後も順調に仕事を続けている若手経営者と話す機会がありました。 私が彼に聞いてみたかったのは、自分自身が成し遂げた抜群の営業実績を経営者として今度は社員にも再現させることができるかどうかです。 結論から言うと、営業能力の再現性に関しては否定的でした。 彼の意見は、営業の仕事は努力が4割、センスが4割、そして残りの2割が愛嬌で決まるという見立てでした。 営業の仕事は、数をこなすことで結果が出る世界であることは事実です。 例えば、飛び込み営業で1日100件こなせる人は、1日50件の人に比べ、話を聞いてもらえる可能性が2倍になります。 根気よく長い時間をかけて商売相手を見つける努力を続けられれば、営業の仕事の結果につながる第一歩になります。 しかし、せっかくコンタクトできても、そこから自分のプレゼンによって売りたいものを成約してもらえなければ、結果はゼ

    「置かれた場所で咲きなさい」は仕事には通用しない
    shinchi
    shinchi 2024/04/27
  • 起業するとき、まず行政書士に相談すべき理由:行政書士の活用方法(横須賀 輝尚)

    ビジネスBusinessman Getting Started by crossing the line of his comfort zone. Start and make a decision. Startup and first step to success 経営者をサポートする士業と呼ばれる専門家がいます。難関資格を保有する専門家として尊敬を集める一方、同じ資格保有者でも仕事内容や方針、そして能力も当然異なります。 「行政書士って具体的に何ができる人?と聞かれると、あれ……そういえば……みたいな人も多いんじゃないかと思います。とにかく取り扱える業務範囲が広い資格、これが行政書士の特徴です。」 そう語るのは士業向けの経営コンサルタントで自身も士業(特定行政書士)である横須賀輝尚氏。同氏の著書「プロが教える潰れる会社のシグナル」から、プロ士業の見抜き方を再構成してお届けします。 あ

    起業するとき、まず行政書士に相談すべき理由:行政書士の活用方法(横須賀 輝尚)
    shinchi
    shinchi 2024/04/26
  • 幸福は足し算ではなく引き算で作る

    黒坂岳央です。 「もっとお金があれば、時間があれば自分は幸せになれるのに」 誰しも一度は通る道ではないだろうか。自分自身、そのように強くそう感じていた時期があった。しかし、ある程度余裕を得て分かったことがある。人生の幸福はより良い何かを足すのではなく、不快な引き算の結果作られるものなのだ。 足してもすぐに慣れて飽きる 人間は慣れ、そして飽きる動物である。高級タワマン、高級車、高級ホテル、高級レストラン、このような固定費、変動費に関わらず「幸福を”足す”発想」では恒久的な幸せを掴むことはできない。否、逆に一度手にすると今度はそれ以下のグレードを「不幸」と感じる余計なボーダーラインさえ覚えるだろう。「高所得貧乏」という現象もこれで説明がつく。 たとえば月収100万円、世間的に見れば大変高収入である。しかし、人間は手元の資源をあるだけ全部使ってしまう、というバグを持っている(パーキンソンの法則)

    幸福は足し算ではなく引き算で作る
    shinchi
    shinchi 2024/04/26
  • リーダーの認知バイアス?意思決定の歪みを理解する

    科学・文化Business concept with white cube arranged in the word ’BIAS' and glasses. リーダーの認知バイアスを明らかにした一冊を紹介します。 バイアスとは、物事を現実とは異なる歪んだ形で認識してしまう現象のことです。人が物事を理解する際に一定程度生じる現象であるため、完全にバイアスを避けることはできません。 「リーダーのための【最新】認知バイアスの科学 その意思決定、当に大丈夫ですか?」(藤田政博 著)秀和システム 知覚の成立とはなにか 人はどのように物事を認知しているのでしょうか。すべての知覚は、仮説と修正によって成立しています。人を通じて得た情報と、仮説を高速で照らし合わせていると著者は言います。 「すべての知覚は、仮説とその修正であるという理論があります。この理論によると、まず人は、自分の中に『外の世界とはこう

    リーダーの認知バイアス?意思決定の歪みを理解する
    shinchi
    shinchi 2024/04/24
  • ワンマン社長が「素直」になるのは、会社が潰れるシグナル?(横須賀 輝尚)

    「おれについてこい」みたいないわゆるワンマン社長というのは、かつての中小企業と比べれば減少したように感じます。ちょっとしたことでもパワハラ扱いされてしまうこのご時世、なかなか昔のようにはいきません。 とはいえ、やはり中小企業は良くも悪くも社長個人で成り立っているもの。パワハラになってしまったらアウトですが、ある程度のワンマン経営振りで業績を安定させてくれることは、社員にとって安心材料とみることもできます。 しかしながら、この自信たっぷりのワンマン社長に変化が起きたら注意が必要です。 「普段はワンマン経営、ワンマン社長。誰の言うことも聞かない頑固な社長が素直になったら危険の兆候といえる」と言うのは経営コンサルタントの横須賀輝尚氏。今回は、横須賀氏の著書「プロが教える潰れる会社のシグナル」より、再構成してお届けします。 あんなに頑固だった社長が素直になるなんて…… これは割と決定的なシグナルと

    ワンマン社長が「素直」になるのは、会社が潰れるシグナル?(横須賀 輝尚)
    shinchi
    shinchi 2024/04/23
  • 潰れる前に会社ができる最後の金策と資金繰り(横須賀 輝尚)

    ビジネスPensive and serious young Asian male businessman sitting on a bench near an office center and looking upset while holding his head in his hand. 今にも潰れそうな会社を立て直すため、経営者が土壇場でできることはどれくらいあるのでしょうか? 「究極を言えば、会社が潰れるということは、お金がなくなることです。お金があって会社が潰れることはありませんので、会社が倒産の窮地に際したときには金融機関との関係性が重要なポイントになります。」と言うのは経営コンサルタントの横須賀輝尚氏。 今回は、横須賀氏の著書「プロが教える潰れる会社のシグナル」より、 潰れる前に会社ができる最後の金策と資金繰りについて再構成してお届けします。 できそうでできない、不要なもの

    潰れる前に会社ができる最後の金策と資金繰り(横須賀 輝尚)
    shinchi
    shinchi 2024/04/23
  • いい失敗、悪い失敗の違い

    黒坂岳央です。 誰しも「失敗したくない」と考えがちだ。確かに好き好んで失敗したいと思っている人は皆無である。しかし、「絶対に失敗したくない」と考える人と「できるだけ回避を試みるが、いざ失敗したならその結果を受け止めて改善を図りたい」という人とでは失敗からの学びに大きな差がつくだろう。 それ以上に大きな差となるのは、「失敗は質こそ重要」という価値観である。そう、世の中にはただただ無益で資源を浪費させる悪い失敗もある一方で、むしろ失敗が大きな学びやチャンスになる有益な失敗がある。その差は一体なにか? いい失敗、悪い失敗を分ける差、それは「仮説の有無」である。 仮説の有無が失敗の質を決める 仮説とは挑戦する前に「おそらくこういう結果になるだろう。その根拠はこうだ」とあらかじめシミュレーションを想定した上でするということだ。たとえば旅行に行く場合、よいホテルやレストランを予約する。だが、非日常体験

    いい失敗、悪い失敗の違い
    shinchi
    shinchi 2024/04/23
  • 自分よりも他人を優先する人が仕事で評価されない理由(滝川 徹)

    いつも自分よりも他人を優先することを心がけているのに、仕事でちっとも評価されない。そんな悔しい思いをしている人も少なくないのではないだろうか。 他人を優先するやさしい心をもっているのに、評価されないのだとしたら。それはあなたの仕事が回っていないことが原因である可能性が高い。少なくとも筆者はそう考えている。 同じ職場で同程度の仕事を与えられながら、仕事が問題なく回っている人とそうでない人がいる。仕事で評価されるのは前者であることも多い。 一体何が両者に違いをもたらすのだろうか。 同じ職場にいながら働き方と仕事の評価が全く異なる二人の物語を皮切りに、現役会社員で時短コンサルタントの立場から考えてみたい。 仕事が回ってない入社6年目の佐藤の場合 入社6年目の佐藤は常に自分よりも他人を優先することを心がけていた。部下から相談を受けると、たとえ目の前の仕事に集中していても最優先で応じた。取引先から電

    自分よりも他人を優先する人が仕事で評価されない理由(滝川 徹)
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    shinchi 2024/04/23
  • 日本企業衰退の原因は完璧主義と年功序列

    経済新聞のインタビュー記事にリクルートHDの出木場久征社長が登場。日企業の衰退の原因について極めて示唆に富んだコメントをしていました。 急速に進んだネット社会の中で日が取り残された理由は、完璧主義と年功序列にあるというのです。 日社会がきちんとしすぎていることで、ネット社会と相性が悪いのが問題という意見です。 「日は社会が高度に組織化され、きちんとしている。米国はこの近所の高速道路の料金支払いシステムが3カ月間も故障したままといった具合に、バグだらけの社会だ。ネットは何万行ものコードを書けば間違いがあるのが当然だし、サーバーも停止するのが当たり前。このような技術と日は相性が悪すぎた」(インタビュー記事から抜粋) ミスをすると大騒ぎして完璧を求める風潮は、スピードを犠牲にすることになり、環境の変化についていくことができなくなります。 不完全でも良いからまずは作ってみて、問題点を

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    shinchi
    shinchi 2024/04/23
  • あなたの仕事が終わらないのは「見えない時間」を考慮に入れていないから(滝川 徹)

    キャリアExhausted office worker having to many tasks and responsibilities at work 「今日も全然仕事が終わらなかった……」 予定通り仕事が終わらない時、自分の能力の無さを嘆く人も多い。しかし実は、問題は能力ではない。仕事の計画の立て方にある。 そう語るのは時短コンサルタントの滝川徹氏。今回は、滝川氏の著書『細分化して片付ける30分仕事術(パンローリング) 』より、多くの人が見落としている「見えない時間」の解説を、再構成してお届けします。 1日の6割を占めるルーティンタスクと割りこみタスク 「ルーティンタスク」とは、一定の頻度でくり返し行うタスクのことだ。クライアントがいれば、メールやチャットのチェックを毎日行うだろう。それらのチェックはルーティンタスクと言える。 そのほかにも、毎日の日報もルーティンタスクだ。週に1回レ

    あなたの仕事が終わらないのは「見えない時間」を考慮に入れていないから(滝川 徹)
    shinchi
    shinchi 2024/04/21
  • 日本社会のスピード感のなさを象徴する着任のご挨拶

    キャリアCropped shot of two businesspeople shaking hands in a modern office 私の近著「世界のニュースを日人は何も知らない5」でも紹介していますが、日には独自の習慣があります。その中には非合理的なものもあります。 4月の恒例といえば、日では「4月1日から何ちゃらに着任しましたと」いう挨拶です。 私はこれを見るたびに実に日的だなと感じています。自分が子供の頃から全く変わりません。今だにやっているのかという驚きがあります。 そもそも雇用の日付が習慣で決まってるのが謎です。 現在は世の中の動きが早く、業種や担当業務で人が必要なタイミングは違います。 そもそも仕事は金儲けの「ジャムセッション」のような時代です。一斉に働き始めて工場で同じ時間、同じ期間作業するという業種ばかりではありません。近年は製造業でさえかつてより遥かに流

    日本社会のスピード感のなさを象徴する着任のご挨拶
    shinchi
    shinchi 2024/04/21
  • なぜ人文学者は、遠からずChatGPTに置き換わるのか

    これまでもお世話になってきた『表現者クライテリオン』誌(隔月刊)で、連載「在野の「知」を歩く」を始めることになりました。今月刊の5月号での第1回ゲストは、批評家の綿野恵太さん。以前ご案内した2月の対談イベントを基にしつつ、大幅に増補した内容になっています。 「在官」すなわち大学のアカデミズムと、一般の読者の印象・感想とのあいだを繋いできた「批評」とはなんだったのか? それは今も機能しているのか? 批評的な中間知がなくなるとき、学問もまた社会で孤立し、無価値になってしまうのでは?……といった問いを「忖度なし」で議論しています。ぜひ、手に取ってもらえたら嬉しいです。 チラ見せしますと、僕の発言のうち特に大事だと思っている箇所がこちらです。 構造主義の記号論が流行したとき、「隠喩」(メタファー)と「換喩」(メトニミー)という区別がよく使われましたよね。有名な教え方が、「隠喩とは白雪姫、換喩とは赤

    なぜ人文学者は、遠からずChatGPTに置き換わるのか
    shinchi
    shinchi 2024/04/19