大企業の7割が「ジョブ型人事制度」に移行中 今話題の「ジョブ型人事制度」とは、人事制度を構成する等級制度・評価制度・報酬制度が「ジョブサイズ(職務価値)」を核として構成される仕組みのことだ。すなわち、ジョブサイズに応じて等級格付けをおこない、その等級ごとに相応しい評価・報酬をおこなう。 これに対し、これまで日本で一般的だったのはメンバーシップ型(職能型)人事制度となる。社内で必要な職務能力を資格として定義し、資格ごとに報酬額を決める制度であることから、年功序列的な運用になりがちで、人件費高騰、若手社員のエンゲージメント低下や離職など、制度疲労が指摘されている。 コーン・フェリー・ジャパンが調査を実施した結果、現時点で「ジョブ型人事制度」を導入している企業は26%で、導入決定済み/導入検討中の企業を含めると過半数の企業が人事制度の抜本的変革へと舵を切っていることが明らかになった。 現時点でジ