「学力」イコール「5教科の総合点」と考えるのは「勝手に決めただけ」である!? : 社会人に出ると「賢さの物差し」が変わる!? 「学力」イコール「5教科の総合点」と考えるのは「勝手に決めただけ」である!? : 社会人に出ると「賢さの物差し」が変わる!? ・ ・ ・ 私たちは、子どもの頃から、学力という「物差し」に支配されています。 親がそうさせえているのか、学校や塾でテストを受けながら、この「物差し」を獲得してしまうかは、ここでは敢えて、問いますまい。 いずれにせよ、私たちの暮らすシャバにおいては 「ひとの賢さ」=「学力」=5教科の総合点 と考えてしまう傾向が強いように感じます。 しかし、昨日のゼミでも学生たちに申し上げたのですが、 「ひとの賢さ」=「学力」=5教科の総合点 という等式は、実は、とても「恣意的(しいてき:勝手に決められたもの)」で、必ずしも「絶対」ではありません。 そう考えて
週明けは、ある若者が発した力強い言葉から。 ・ ・ ・ あらゆる人間は、常に、何者かを通して、生き続けようとしているのである。 詩人も、その例外ではない。 彼は、詩を通して生き続けてゆこうとしているのであって、 決して、詩そのものを求めて生きているのではない。 我々は、詩を書くために生きているのではない。 生きていくために、あるいは、生きているから、詩を書くのである。 私は詩に惚れていないが、世界に惚れている。 私が言葉をつかまえることができるのは、私が、言葉を追う故にではない。 私が世界を追う故である。 私は、なぜ世界を追うのか。 なぜなら、わたしは生きている。 谷川俊太郎(1956)「世界へ!」 ・ ・ ・ この言葉は、詩人の谷川俊太郎さんが今から70年程前、まだ谷川さんが20代だったころに紡がれたものです。どこかで目にして気に入って以来、折に触れて、見つめ直すようにしています。 なぜ
高齢化による人材開発・組織開発のスキルの「世代継承問題」!? ・ ・ ・ 「人材開発・組織開発のプロフェッショナルを養成する大学院」(立教大学大学院LDCコース)などを、多くの教職員とともに運用させていただいておりますと、いやがおうでも考えさせられるのが、「人材開発・組織開発の技術・スキルの世代継承問題」です。 人材開発・組織開発の技術・スキルというのは、どうしても、すべてを「科学知」として記述できない部分があります。また、どんなに科学的な理論や概念を知っていても、それだけでは不足です。 人材開発・組織開発とは「生身の実践」です。 生身のクライアントと対峙し、彼らと対話し、彼らにかかわり、ともに人材開発や組織開発を「成し遂げなければなりません」。すなわち、人材開発・組織開発で求められるのは「科学知」とともに「臨床知」を発揮することなのです。 ここで臨床知とは、1)ある特定の場所で発揮される
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 「つめミーティング」という言葉があるそうです。ここで「つめ」とは「詰めること」。ワンセンテンスでいうと「激上司から部下に対してなされるネガティブな詰問」のことをいいます。オーノー、勘弁して下さい、モーニングから(笑) 「つめミーティング」という「造語」には、「つめ」というワードに、さらに「ミーティング」という言葉がプラスされます。 要するに、この言葉の含意するところは、「激つめ上司が部下にうまくいかなったことを詰め寄る、ビターでタフでメモリアルでワンダホーなミーティング」です(泣)。ひゃっほー。 でも、胃が痛くなってきましたね、、、朝っぱらから。 ごめんね(泣) ▼ 「つめミーティング」で激つめ上司が用いる常套語の
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先日、Yahooニュースで「若手に負けぬための秘密の習慣」と題された羽生善治さんの記事を読みました(プレジデント提供)。 羽生善治さんといえば、7つの永世称号の保持している希代の将棋棋士でらっしゃいますね。おそらく知らない人はいないほど有名な方でしょう。 若手に負けぬための秘密の習慣 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20141207-00014033-president-bus_all ▼ インタビューで、今年44歳になった羽生さんは、年齢を重ねるなかで、着手のあり方が変わってきていると、述べられています。 一連の記事の中で、個人的にもっとも興味深かったのは、本記事
中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 先だって、トーマツイノベーション株式会社さんから、1通のニュースリリースが発行されました。トーマツイノベーション株式会社様と中原との共同研究で、 中小企業を対象とした「職場における人材育成の実態を解明する」研究をスタートさせて頂くことになったというお知らせです。こちらは、日本産業新聞にも掲載されたようです。 中小企業の人材育成に関する研究に着手 http://www2.deloitte.com/jp/ja/pages/about-deloitte/articles/news-releases/nr20141120-2.html 以前にも申し上げましたとおり、これまで人材開発研究の多くは、従業員規模300名ー1000
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