日本社会にはさまざまな社会階層がある。2020年に起きたコロナ禍は、階層によって人々の置かれている条件が大きく異なることを示した。 コロナ禍によって顕在化した日本社会の格差 日本社会には、さまざまな社会階層があるが、近年は格差の拡大によってそれぞれが大きく隔たったものになりつつある。 ここで階層と呼ぶのは、収入・職業・学歴・身分(地位や資格)によってつくられる社会集団のことだ。社会の中ではそれらが地層のようにいくつにも分かれている。階層と聞いて、すぐに思いつくのが「上流」「中流」「下流」という分け方じゃないだろうか。その人の所得や財産に応じて行なわれる区分だ。 定義は人によって違いがあるけど、一般的なイメージであれば、上流は年収1000万円以上あって、都心にマイホームを手に入れられるような人。中流は生活には困らないくらいの安定した収入をもらえる会社員や公務員や自営業。下流は非正規雇用やフリ
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