福島県いわき市の建設会社の敷地の土中から16日夜、成人男性の遺体が見つかり、県警は17日、この建設会社の社長、日向寺大蔵容疑者(35)=いわき市平中神谷=と従業員や元従業員計6人を死体遺棄の疑いで逮捕し、発表した。県警は、男性の身元を同社に勤務し、昨年秋から行方不明の40代の除染作業員とみて確認を進めている。 捜査1課などによると、日向寺容疑者らは昨年9月上旬ごろ、いわき市久之浜町にある建設会社の土砂採取場に遺体を遺棄した疑いがある。日向寺容疑者は容疑を否認しているという。県警は、男性が殺害されたという情報があるとして、殺人容疑も視野に捜査する。 男性の家族が昨年秋、行方不明者届を出していた。県警は作業員の知人や勤務先の関係者ら数十人から事情を聴き、15日から建設会社の敷地で捜索。16日午後9時半ごろ、シートに包まれた成人男性の遺体が見つかった。司法解剖の結果、死因は頭蓋(ずがい)内損傷と
日本はやはり地震国。九州を襲った「震度7」に再び思い知らされた。福島第一原発事故のそもそもの原因は、地震である。その原点に立ち戻り、原発の安全対策の在り方を再点検するべきだ。
原子力防災担当相を兼務している丸川珠代環境相は16日午前11時半からの政府の地震非常災害対策本部会議で、稼働中の九州電力川内原発(鹿児島県)について、「原子力規制委員会において停止させる必要はないと判断されている」と報告した。 丸川氏は「今回の地震で川内原発において観測された地震動は最大で12・6ガルとなっている。これに対し、原子炉運転中に自動停止させる設定値は80~260ガルに設定されている。さらに同発電所は新規制基準への適合性審査で620ガルの地震動を受けたとしても、安全上重要な機能は確保されることを確認している」と述べた。
4月1日から電力小売りが自由化される。東京電力からの乗り換え客を狙う企業による新規参入が相次ぐなか、いまのところその最右翼に位置しているのが東電の長年のライバル東京ガスである。 東京ガスは2月24日、首都圏の一般家庭向けに提供する電気料金プランに約5万4000件の申し込みがあったと発表した。東電管内での契約切り替え(東電からの離脱)の申込数は約9万件あるとされているが、2月下旬までに東ガスがほぼ過半を占めたことになる。 東ガスは昨年末に家庭向けの料金プランを発表し、積極的にテレビコマーシャルを流すなどして消費者にアピールしてきた。その後、競合各社の料金プランをにらんで、2月1日に追加値下げに踏み切ったところ、ファミリー層を中心に支持を得て、1月29日時点の約1万1000件から一気に申し込みが急増した。 東京ガスの料金プランの特徴は、解約手数料がかからないほか、ポイントや付帯サービスなどが充
大津地裁は3月9日、関西電力の高浜原発(福井県高浜町)で稼働中の原子炉2基の運転停止を命じる仮処分を決定した。 The No. 3, left, and No. 4 reactor buildings stand at Kansai Electric Power Co.'s Takahama nuclear power station in Takahama Town, Fukui Prefecture, Japan, on Monday, Feb. 20, 2012. Kansai Electric Power Co., which relied on nuclear operations to generate about 45 percent of the western region of Kansai's electricity before the quake, said th
清志郎が元気だったらどうしていただろうと想像しながら、チェルノブイリ原子力発電所事故(1986年)を受けてつくられたRCサクセションのアルバム『COVERS』の「サマータイム・ブルース」を聞き直しています。「電力は余ってる、原子力は要らねえ」と、繰り返し歌ったこの曲は、当時問題視されました。 所属していた東芝EMIの親会社が原発メーカーだったことから、『COVERS』は発売中止となり、1988年6月22日の新聞広告に「素晴らしすぎて発売できません」と掲載されたことは、今でも強く印象に残っています。チェルノブイリ原子力発電所の事故の後でさえ、「原発はいらない」と歌うことは御法度だったのが、私たちの日本の社会です。「3・11」前は、政治も、メディアも原発の危険性を見事にスルーしてきたのです。
原子力規制委の田中俊一委員長 原子力規制委員会の田中俊一委員長は24日の定例記者会見で、老朽原発の関西電力高浜1、2号機(福井県)が新規制基準に基づく審査に事実上合格したことに関し、「(老朽原発も)費用をかければ技術的な点は克服できる」と述べた。 規制委トップが老朽原発の運転延長に寛容な姿勢を示した形で、東京電力福島第1原発事故を踏まえて原発の運転期間を定めた「原則40年ルール」が形骸化する恐れがある。 田中委員長は今後の老朽原発の審査方針について「個々に判断していく」とした。 2基の運転延長に当たり関電は、追加の安全対策に約2千億円かける計画。
映画監督の宮崎駿さんは、1月28日に都内で開かれた講演後の記者会見で、憲法やハンセン病への思いを語った。 ――憲法改正の動きについてどう思われますか。 「21世紀に入って、今までの枠組みでは考えられないようなことが世界中で起こり始めていると思います。それこそゲルマンとスラブとイスラムと、イスラムの中でもIS(過激派組織「イスラム国」)と。そういう葛藤がはっきり形を見せてきた時期だと思います。そのときに、僕らの中に『鎖国していればいいんじゃないか』という機運が自分たちの日常の中に、自分たちの職場の中に、濃厚に出てきています。僕にも出てきています。隅のほうで静かにしていようと。それではいけないという意見もあるんですけれども。それも含めて『僕は20世紀の人間で21世紀についてはなかなかわからん』という風にこのごろ口走るようになってきてしまってるんですけれども、本当に新しいレベルの葛藤と矛盾が噴出
科学雑誌のネイチャー(nature)が、9月3日に掲載した福島第一原発に関する記事が話題になっている。日本政府の行動の遅さと、情報公開のおそまつさを指摘する厳しい内容だ。思想家の内田樹氏は、「自然科学のジャーナルが一国の政府の政策についてここまできびしい言葉を連ねるのは例外的なこと」と、同記事の内容を紹介している。
南相馬市の2013年米が放射能に汚染された問題で、周辺の核種や実測値の解析を続けてきた国際研究チーム代表の小泉昭夫・京大医学研究科教授が17日、「原因は東京電力福島第一原発での同年夏のがれき撤去による粉じん飛散」と結論づける研究結果を市内で地元農家などに報告した。 同問題では、農林水産省が「粉じん飛散の可能性」を指摘しつつ「原因不明」のまま調査を打ち切り、原子力規制委員会がそれを否定する見解を出していた。 小泉氏ら日欧米の研究者11人は、13年8月の福島第一原発での粉じん飛散事故をコンピューターで再現。北約20キロの南相馬市方向に飛んだ放射性セシウムの放出量を、飛散粒子の粒径や実測値から最新の解析システムで推計、規制委の推計量3・6倍以上になった。 研究班は14年9月、汚染米の… この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。 この記事は有料会員記事です。有料会員に
世界の風力発電施設の発電能力は今年、4億キロワットを超え、原発を初めて上回ることがわかった。発電コストが大幅に下がり、普及を後押ししている。今月の国連気候変動会議(COP21)で採択された「パリ協定」に基づき各国は温暖化対策として再生可能エネルギーを増やす方針を示しており、風力発電もさらに拡大しそうだ。 風が吹く時にだけ発電する風力は稼働率が30%程度で、80%近い原発に比べ実際の発電量は約3分の1程度とみられる。ただ、世界風力エネルギー協会(WWEA)は、風力の発電能力が2030年には20億キロワットに達すると見込む。いまの傾向が続けば、発電量でも風力が原発を超える可能性がある。 WWEAの6月末時点の集計で風力の発電能力は3億9293万キロワット。風力発電の専門誌「ウィンドパワーマンスリー」が27日に発表した今年末時点の見通しでは、4億1496万キロワットに達するという。一方、世界原子
2015-10-28 これがフクシマのイマだ。ポーランド人の写真家が撮影したリアルフクシマな33画像が世界に衝撃を いのち 気になること とあるポーランド人の写真家Arkadiusz Podniesinski氏がフクシマを訪れ、フクシマの現実を伝えてくれた。 勇気ある行動に敬意を表し、また、 これも現実として受け止めておくべきであると私は思う。 私自身、2014年の5月にフクシマを訪れた。 それは、本当に言葉にならない光景だった。 しかし、そこには、復興を目指すフクシマの人々がいた。 ただただ、涙が溢れた。 画像出典 http://www.podniesinski.pl/portal/fukushima/ sn9 2015-10-28 19:56 これがフクシマのイマだ。ポーランド人の写真家が撮影したリアルフクシマな33画像が世界に衝撃を シェアする はてブ Facebook Go
視界を遮る白い帯は撮影ミスでもレタッチミスでもない。昨秋頃からフクイチ上空に現れるようになった謎の霧が今回訪れた際も出現した 福島第一原発事故から4年半――。『週刊プレイボーイ』本誌では当時の総理大臣・菅直人氏とともに、“フクイチ沖1.5km”の海上から見た事故現場の現状をリポートしたーー。 フクイチで今も続いている危機は、前回記事(「元総理・菅直人が初めての“フクイチ”海上視察!」)で指摘したベント塔の老朽化だけではない。事故発生以来、港湾内外の海水から検出される放射性物質の濃度も上昇するばかりなのだ。 これは構内の地面から流れた汚染水と、フクイチ施設の地下を流れる汚染地下水が海へ漏れ出ている影響としか考えられない。さらに、1~3号機から溶け落ちた大量の核燃料デブリが地中へメルトアウトして、地下水流の汚染をより高めている可能性もある。 そこで本誌は、フクイチ沖1500mの「海水」1リット
「チェルノブイリ原発事故で4年以内に観察された甲状腺がんの多発と同様の現象が起きているが、日本国内ではこのことが理解されず、何の準備もされていないので、よく準備して対策をとるべきだ」と訴えた。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く