「優れたアイディアでも実現に至らない」。 このもどかしさは、新規事業に携わる方なら、少なからず感じたことがあるのではないだろうか。 実は筆者は、btraxに入社する前、大企業で新規事業開発に取り組んでいた。自身で新規事業を推進したこともあれば、新規事業に挑戦する社員向けの研修プログラムを主催したこともあった。 そして、その過程でたびたび、冒頭の「もどかしさ」を感じていた。 近年、変化する時代に対応し、新たな事業の柱を作るために、大企業内で新規事業を生み出す活動が盛んに行われている。 これまで大企業内の新規事業は、人材育成や風土改革戦略の一環として、あるいはどのような事業領域に可能性があるかを探るための「探索」的要素が強かったといえる。 しかし、最近はそれだけではなく、本格的な事業化やグロースを狙う動きが活発になっている。 具体的には、社員が上層部に起案して推進するボトムアップ方式や、上層部
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