AWSではELB(Elastic Load Balancing)を活用し、アクセスの振り分けや負荷分散を行なうのがメジャーです。 ロードバランサーを使った構成は、通常のWebシステムではごくごく一般的です。 ただしSocket.IOを使ったウェブソケット(websocket)接続では、問題となる場合があります。 これには理由がありまして、私も調査に苦労しました。 まずは前提となる知識を共有しつつ、備忘録を兼ねて解説します。 目次 目次 Socket.ioの仕組みをざっくりと理解する ロングポーリング(polling) ロングポーリングからウェブソケット(websocket)へ Connection: Upgrade ロードバランスされるとセッション(sid)が引き継げない問題 Redisによるセッションの共有 Application Load Balancer Stickiness(Sti