「100年に一度」といわれるモビリティ産業の大変革をいち早く捉え、発信してきた有志組織「シリコンバレーD-Lab」プロジェクト。欧米発の「脱炭素化」のトレンドが今後、モビリティ産業にどのような「破壊と創造」をもたらすのか。全3回にわたってシリコンバレーD-Labメンバーがリポートする。 ちょうど1年前、モビリティ業界にエネルギー業界のプレーヤーが次々と参入してきていることにふと気づいた。今思えば、もっと早く気付くべきだった。 この数年、モビリティ業界ではCASE (Connected、Autonomous、Sharing、Electricの頭文字を取った造語)や、MaaS(Mobility as a Service)の一大潮流が注目されてきた。これにより、自動車関連のビジネスが従来の自動車業界だけのものではなくなってきたことは認識していた。しかし、昨今のエネルギー業界のアプローチの力強さは
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