■06年度上期出荷台数は4.4%増の2,223万台 ■シャープがさらに勢いを増しシェア19%へ ■複数事業者への納入メーカーがシェア上位を占める傾向 MM総研は、2006年度上期(06年4月〜06年9月)の国内携帯電話出荷状況を調査し、結果を発表した。 総出荷台数は、前年同期比4.4%増の2,223万台で、05年度上期から3期連続のプラス成長となった。ただし当期においては、流通在庫量が増えたために各事業者が調達を抑えており、端末市場の成長は鈍化している。また、10月下旬にはナンバーポータビリティ制度が開始され、事業者間の移動による端末需要拡大が期待されるが、当初見込まれていたほどのインパクトはなく、年間で数百万台レベルの需要拡大に留まるため、06年度の総出荷は5,000万台には到達しないと予測した。 携帯電話サービスの加入者数は06年9月末時点で9,381万件、対人口普及率は73%を越