アダルト動画配信大手のDMM.comをかたり、未払い料金を名目に金銭をだまし取るケースが相次いでいるとして、消費者庁は18日、注意喚起を行った。 消費者庁によると、被害者は、携帯電話番号を宛先に送受信するショートメッセージサービス(SMS)で請求されていた。「DMM 有料動画の閲覧履歴があり、連絡をしないと法的措置に移行する」などとあり、記載された電話に連絡すると、プリペイド式のギフトカードを購入し、カード番号を伝えるよう要求される。「マイナンバー制が導入されたのでブラックリストに載る」などと脅されていたという。 DMMなど動画配信会社の料金は、前払いが原則でSMSで請求されることはない。昨年5月以降、少なくとも77人が計2650万円をだまし取られたことが判明している。消費者庁は「不審な要求を受けたら消費者ホットライン(電話188)に連絡してほしい」と訴えている。(重政紀元)
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