460 :おさかなくわえた名無しさん:2009/01/07(水) 00:48:23 ID:aH5/EViz 昔、るろうに剣心の剣心に憧れていた時期があった。 あったつーか、自分は殺人剣の使い手だと本気で思ってた。 剣心みたいな縛ったロン毛に憧れて、髪を伸ばしたんだが、そもそも天パーなのでよれよれ。 もう完全にただのキモヲタヘアスタイルだった。 もちろん、剣の鍛錬は欠かさなかった。 竹の棒きれを拾ってきて、それになぜか包帯を巻いて柄を作った。 毎晩決まった時間、夜遅くにこっそりと家を出て、家から少し歩いた所にある河原で素振りをしていた。 無論、素人だ。殺人剣はおろか、剣道すらならったことがない。 るろ剣に出てくる技をイメージしながら「土流閃!」と心で叫びつつ、河原の小石を吹っ飛ばした。 ちりじりに跳んでいく小石が、ぽちゃぽちゃと川面に音をたてるたびに、俺は異常な満足感を覚えていた。 俺は強い