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ブックマーク / business.nikkeibp.co.jp (56)

  • 会社はヒマつぶし?:日経ビジネスオンライン

    「出世したがらない」 「常に受け身である」 「二言目には、なぜ僕は評価してもらえないんですか? と言う」 いずれも、私が幾度となく聞いた、若手社員の扱いに苦労する上司たちの悩みである。 私たちの世代も「新人類」などと呼ばれていたので、「今どきの若者は…」などとは極力言いたくないのだが、ボヤかずにはいられないほど理解不能な言動を今の若手社員はする。 つい先日も新人研修の講演会で、 「私は、この会社にどうしても入りたかったとか、今の仕事を特にやりたかったわけじゃないんです。だから、この先どうしたらいいのか、不安に思っています」と、新人サポート役の先輩たちがいる前であからさまに語る今年度入社の女性社員や、 「僕の上司は最低のヤツで、裁判でもおこしてやろうかと思うくらいストレスが溜まっています」と、その上司が誰なのか特定できるようなことを、平気で大勢の先輩や同僚の前で暴露する20代後半の男性社員に

    会社はヒマつぶし?:日経ビジネスオンライン
  • 54. 「そんなの知らない」と誇らしげに言う人たち。 ~「下から目線」と「負の教養主義」(2):日経ビジネスオンライン

    日直のチノボーシカです。 前回、下から目線の人たちの「負の教養主義」について予告しておいたとおり、その話をさせてもらおう。 ドイツ哲学やクラシック音楽や世界文学の名作や近代美術といったものを背負った「旧・教養主義」は、大正時代に誕生し、その後少しずつ性格を変えながら昭和初期に拡大、第2次世界大戦後も昭和30年代までは元気だった。1960年代の学生運動の盛り上がりと終焉は、いわば教養主義の自己解体作業だった。1980年代半ばの「ニューアカデミズム」を、旧・教養主義の最後の輝きと位置づける論者もいる。 旧・教養主義が退潮すると、1970年代には「サブカルチャー教養主義」と「負の教養主義」が若者の文化を牽引する。

    54. 「そんなの知らない」と誇らしげに言う人たち。 ~「下から目線」と「負の教養主義」(2):日経ビジネスオンライン
  • 世界は高齢化社会の未来を「日本」に見る:日経ビジネスオンライン

    数年前にアメリカのあるコンベンションに参加した時の話である。 英語での会話はあまり得意ではないが、「旅は恥のかき捨て」とばかりに周囲のアメリカ人にあれこれ喋りかけてみた。 ほとんどはどうでもいいような雑談ばかりであったが、数人から「日の高齢化問題(aging problem)はどうなの?」と質問されたのが印象に残っている。 「このまま、高齢化で日の産業は衰退しないの?」とずばり聞いてくる人もいて、「日=高齢化社会」というイメージが海外ではかなり強いことに驚いた。 こうしたイメージが自然に定着するわけはない。海外メディアが日の高齢社会を取り上げた結果であるのだろう。 たしかに国際的な比較から見ても、日の平均寿命は一位(男79歳、女性85.81歳)であるし、高齢化率(65歳以上の方が総人口に占める割合)でも、2位イタリアの19パーセント(2005年調べ)を大きく上回る22.1パーセン

    世界は高齢化社会の未来を「日本」に見る:日経ビジネスオンライン
  • 介護人気がもたらす混乱:日経ビジネスオンライン

    訪問介護大手、やさしい手の担当者はこうつぶやく。 不況下で職を失った人々が再就職先として目をつけるのが、人材不足に悩まされ続けている介護業界だ。特に不安定な処遇によって振り回された派遣社員が、「正社員」の座を求めて介護職を希望するというパターンが増えているという。 やさしい手では応募者の人数は昨年の約2倍で推移している。業界全体でもそうした介護人気の傾向は見られる。今年7月の介護職の有効求人倍率は1.31と昨年同月の2.24からは1ポイント近く低下したものの、全業種の0.42倍に比べると3倍以上の水準を保っている数少ない人手不足産業だ。新規の人材は救いの手とも言えるが、実際にはそうとも言えない事態に陥っている。 理想と現実のギャップ 「高齢者のおむつ交換は赤ちゃんのおむつ交換と違うもの。想像していた以上に大変と、入社後、数回来ただけで辞めてしまった人もいる」と、ある介護施設の職員は困惑を隠

    介護人気がもたらす混乱:日経ビジネスオンライン
  • カリカリするよりずっとマシ?~『がっかり力』 本田 透著(評者:清田 隆之):日経ビジネスオンライン

    先日たまたま入った吉野家で、店員に延々と説教し続ける男を見かけた。牛丼をべながら盗み聞きしていると、しばらくして、怒りの原因がわかった。どうやら、頼んだお水を店員が出し忘れたようだ。 「お前と話してもラチがあかない。一番偉いヤツを呼べ」 「俺は店のためを思って言ってるの。わかる?」 サービス業の何たるかを理解してない。従業員の教育なくして店の発展なし。その他いろいろ、たかがお水でよくもそこまで……。もはや気持ちよさそうに持論を展開するその男に、すっかりウンザリさせられてしまった。 書は、その名が示すように「がっかり力」のススメである。“萌え評論家”としても知られる田透が、アニメや恋愛、野球に歴史など、自身の関心領域を例にその効能を説いてゆく。 当たり前の話だが、人は誰しも思い通りにならない現実と直面する。そこで感じた残念な気持ちを、そのまま諦めて受け入れる力を著者は「がっかり力」と呼

    カリカリするよりずっとマシ?~『がっかり力』 本田 透著(評者:清田 隆之):日経ビジネスオンライン
    sizukanayoru
    sizukanayoru 2009/09/24
    "食べることができなかったぶどうを「あれはすっぱかったに違いない」と思って諦める""あらかじめ期待値を低く設定することによって、思わしくない結果に必要以上に落ち込まないようにしておく"( ..)φメモメモ
  • ただの夢じゃない「宇宙エレベーター」:日経ビジネスオンライン

    「地球は青かった」という言葉で知られるユーリー・ガガーリンによって世界初の宇宙飛行が実現し、半世紀近くの歳月が流れた。この夏は、宇宙開発機構(JAXA)の若田光一宇宙飛行士が4カ月半にもおよぶ宇宙滞在を果たし無事帰還したニュースも記憶に新しい。 今や、世界では宇宙は、新しいビジネス市場として注目され、商業的な宇宙旅行の販売も始まっている。 SFの世界の“乗り物”が現実に 2009年7月現在、地上100キロメートル以上の宇宙空間を体験した人は、地球を回る軌道に入らない弾道飛行(準軌道飛行)を含めれば、500人を超えているという。 これらの500人強の人が利用した乗り物は、もちろん、ロケットである。 エレベーターで宇宙へ行こう。 そう言われて、あっけにとられないのは、世界でもごく少数の人間に限られるだろう。 SF作家アーサー・C・クラークの著作『楽園の泉』にも、宇宙エレベーターは登場する。クラ

    ただの夢じゃない「宇宙エレベーター」:日経ビジネスオンライン
  • チルドレン片山さつき、落選の意味:日経ビジネスオンライン

    「結局、塩谷(立)さんしか残らなかったんだ、静岡の自民党の衆議院議員。当にすごい結果ですね…」 歴史的な政権交代が明らかとなって、数時間。衆院選の開票結果がほぼ出尽くし、日が変わった31日の午前1時過ぎ。死闘に破れ、燃え尽きた片山さつきは、意地で居残り続けた記者団を前に、つぶやいた。 閑散とした広大な事務所の片隅で テレビは代表取材で1回のみ。壇上で敗戦の弁を述べると、片山は支援者とともに早々にプレハブ小屋の2階の奥にこもってしまった。 テレビ各局は既に撤収を始め、支援者の多くも帰路に着き、閑散とした広大な事務所の片隅で、後回しにされた紙媒体の記者は果たされるか否か分からない「囲み取材」のために、じっと待っていた。 業を煮やして1人、また1人と記者が消えていく。午前1時を回ろうかという頃、スタッフの1人から「ペン記者のみ、片山が会うと言っています。カメラはすべてNGです」と告げられた。

    チルドレン片山さつき、落選の意味:日経ビジネスオンライン
  • 「海に浮く空港」の下はこうなっている:日経ビジネスオンライン

    坂田 亮太郎 日経ビジネス副編集長 東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰 この著者の記事を見る

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  • 歩き方だけでも、日本人と西洋人は大きく違う:日経ビジネスオンライン

    近年、ヨガやピラティスがブームになっているが、その背景には、たんに身体を鍛えるのではなく、からだの内側に目を向け働きかけていく技法への関心がありそうだ。 からだの技法というと特別さを感じてしまうが、今回登場いただく武蔵野身体研究所の矢田部英正さんは、誰もが日常でふつうに行っている「立つ・座る・歩く」といった基的な所作を研究している。その技法の研究成果は気持ちよく寛げる椅子や、無駄な力みなく使えるカテラリー(スプーン、フォーク、ナイフ類)の制作に反映されている。 当たり前に思えるからだの動きがなぜ特別な技法になりえるのだろうか。そもそも、“よい姿勢”で暮らすことのメリットとはどのようなものなのか。矢田部さんに訊いた。 1967年東京生まれ。武蔵野身体研究所主宰。東京女子大学、武蔵大学で非常勤講師。筑波大学大学院修了 体育学修士。学生時代は体操競技を専門とし、全日選手権等に出場。選手時代の

    歩き方だけでも、日本人と西洋人は大きく違う:日経ビジネスオンライン
  • NBO新書レビュー:日経ビジネスオンライン

    記事一覧 2009年9月30日 日映画がムンムンでギラギラだった時代~『ロマンポルノと実録やくざ映画』 樋口 尚文著(評:栗原 裕一郎) 平凡社新書、900円(税別) …一般的には「邦画冬の時代」とされがちな70年代だが、十分な予算や撮影準備も確保できない状況のなかでの試行錯誤は、映画という表現の可能性を、ある面では押し広げたと見ることもできるのではないか… 2009年9月28日 「山田選手はかなり練習させられていたらしいよ」の述語を説明できますか?~『日語という外国語』 荒川 洋平著(評:清田 隆之) 講談社現代新書、740円(税別) …後半になるほどディープな日語解析が試みられ、巻末には教師を目指すためのブックガイドまで掲載されている。生徒に噛み砕いて伝えるためには、教える立場の者は、日語を感覚的ではなく論理的に理解していなけ... 2009年9月25日 日がアフガンでなすべ

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  • 「アナロ熊」が暴いてしまった「地デジカ」の秘密:日経ビジネスオンライン

    テレビ東京が社運を賭けてプッシュしていた「世界卓球」は、あんまり盛り上がらなかった。残念。個人的には、面白く観戦していたのだが。 放送を見ていて思い出したことがある。私には、卓球部員だった過去があった。そう。中学生になってすぐ、私は、卓球部に入部したのだ。 体育館の壁に立てかけられている卓球台を見て、ガキだった私は 「おお、卓球部に入れば毎日ピンポンで遊べるぞ」 と考えた。 その愚かな目論見は、入部したその日に瓦解する。 新入部員は、一日中素振りばかりやらされることになっていたからだ。 私は、2日ほどで退部した。ほかの幾人かの惰弱な仲間たちとともに。「ちぇっ」とか言いながら。 いまにして思うのは、あの、無意味に思えた素振り練習にもきちんとした役割があったということだ。 フォームを固める? まあ、そういう効果はある。全身を使ってラケットを振る感覚を覚えることは、ある意味、実際にピンポン球を打

    「アナロ熊」が暴いてしまった「地デジカ」の秘密:日経ビジネスオンライン
  • 四字熟語を知ることが中国語を学ぶ近道:日経ビジネスオンライン

    坂田 亮太郎 日経ビジネス副編集長 東京工業大学大学院修了後、98年日経BP入社。「日経バイオテク」「日経ビジネス」を経て2009年から中国赴任。北京支局長、上海支局長を経て2014年4月から日経ビジネスに復帰 この著者の記事を見る

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  • 【9】村上春樹の「卵と壁とシステム」:日経ビジネスオンライン

    作家の村上春樹氏が、2月15日にイスラエルの文学賞「エルサレム賞」の授賞式で行った記念講演の内容が話題になっています。 イスラエルでは3週間に及ぶ空爆を受けたガザの情勢も、「停戦」しているとはいえ予断を許さない状況で、村上氏はこの賞を受けることや授賞式に参加することで、「イスラエルの軍事政策を支持する印象を与えかねない」と多くの人から意見されたそうです。 村上氏はその可能性も考えながらも、「欠席して何も言わないより話すことを選んだ」と決めたそうです。 壁と、そこにぶつけられる卵があったら このスピーチは英語で行われているのですが、多くのブロガーたちによって翻訳もされています。私も原文と翻訳を見て、非常に素晴らしいスピーチだと思いました。ここでは、重要な部分について私の抄訳を載せます。 村上氏はスピーチの冒頭で、この賞を受賞し、エルサレムの授賞式に行くべきかどうか迷ったこと、そして多くの友人

    【9】村上春樹の「卵と壁とシステム」:日経ビジネスオンライン
  • 【雇用騒乱】「2009年問題」は消滅へ:日経ビジネスオンライン

    加速する「派遣切り」は生産調整以外に、企業側にもう1つの“効用”をもたらしている。それが「2009年問題」への対応だ。 2009年問題とは、製造現場での派遣社員の雇用期間が今春以降に一斉に満了を迎え、企業の生産計画に大幅な狂いが生じるという問題だ。製造業務への労働者派遣は「1年間が上限」と労働者派遣法で定められていたが、2007年3月から3年まで延長された。2006年3月以降に契約した派遣社員の契約期限が今年、次々と訪れる。 その期限を超えて同一業務に携わる派遣社員の場合、企業には期間従業員や正社員として直接雇用するか、契約を更新しない義務が発生する。同じ職場で派遣社員を雇う際は、3カ月以上のクーリング期間が必要とされる。 厚生労働省は、派遣社員を一時的な労働力需給調整の仕組みと位置づけている。長期にわたり同じ業務を派遣社員に託すのなら、正社員などの常用雇用に切り替えるべきという考えだ。

    【雇用騒乱】「2009年問題」は消滅へ:日経ビジネスオンライン
  • うつ病の世界を理解する(1):日経ビジネスオンライン

    近年うつ病は増加の傾向にあり、会社でもうつ病が原因で休職する社員が増加している。部下・同僚がうつ病になった経験を有する人も多いだろう。その時、どう対処すればよいのであろうか。対処法を知るにはうつ病を経験した方々が感じていたことを知るのが一番の早道だと思う。そこで、今回はうつ病患者さんの「うつ」とその対処法について学んでみたい。 「うつ」とは? 一般的に「うつ」というと、気分が晴れないこと、滅入ることなどと考えることが多い。しかし、うつ病から回復した患者さんに“「うつ」の時はどうだった?”と尋ねてみると、 “苦しかった”、“二度と経験したくない”と答えることが多い。“気分が滅入っていた”という人が多いわけではない。 この気分はほぼ一日中続く。一日の中で多少良かったとしても、気分が晴れた状態に戻ることはほぼないといってよい。そして、この苦しい気分は半年以上続くこともある。 うつ病患者が経験する

    うつ病の世界を理解する(1):日経ビジネスオンライン
  • 任天堂、ソニーを制す:日経ビジネスオンライン

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