建築家アントニ・ガウディが手掛けたスペイン・バルセロナの教会、サグラダ・ファミリアの正面を見物する観光客(2015年6月28日撮影)。(c)AFP/QUIQUE GARCIA 【7月14日 AFP】スペイン第2の都市バルセロナ(Barcelona)の経済にとって観光収入は極めて重要だ。だが、地中海の象徴的な港町が、つまらないテーマパークと化さないよう闘う新市長にとって、毎年訪れる2700万人の観光客は頭痛のタネとなっている。 バルセロナ中心部の建物の壁には「観光客は帰れ」と書かれた落書きが散見される。同市は1992年のバルセロナ五輪以来、急増した観光客への対応に苦しんでいる。 クレジットカード大手マスターカード(MasterCard)の2013年の調査によれば、人口160万人のバルセロナは今や、英ロンドン(London)と仏パリ(Paris)に次いで多くの人が訪れる欧州3番目の観光都市。観