土砂が搬入されている「K8」護岸に向け、埋め立て工事中止を訴える市民ら=2020年11月21日、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸
【東京】河野太郎防衛相は21日の記者会見で、短文投稿サイトツイッターの自身のアカウントで、本紙記者のアカウントをブロック(遮断)していることに、「誹謗(ひぼう)中傷うんぬんはブロックしている」と述べた。河野氏はツイッターで約129万人のフォロワーを抱えるが批判的なアカウントはブロックされているとの指摘がある。 閣僚の考えに合わない人に情報アクセスを制限することにつながることには「全く問題ない。個人が暇つぶしでやっているものにとやかく言われることはない」とも述べた。 河野氏はツイッターで新型コロナウイルスの情報なども発信しているが、ブロックされるとそうしたツイートは読めなくなる。 また、河野氏は「誰をブロックしているかいちいち見ていない」とし、どの部分が誹謗中傷に当たるかは言及を避けた。 問われる公人ツイッターの在り方 インターネットを含むメディアと政治の関係に詳しい西田亮介・東工大准教授は
ドイツの牧師マルティン・ニーメラーは「ナチスが最初共産主義者を攻撃した時」で始まる警句を残した。「私は声を上げなかった。私は共産主義者ではなかったから」。次に社会主義者、労組と弾圧が広がる ▼日本も労組が標的になる段階まできた。生コン車の運転手らでつくる連帯ユニオン関西地区生コン支部、通称「関生(かんなま)」。組合員らの逮捕は延べ85人、委員長と副委員長の勾留は28日で1年になる ▼警察と検察は労使交渉を「強要」とみなすなど、憲法が保障する組合活動自体を罪に問う。取調室では「関生を削っていく」と宣言したという。ナチスを礼賛する差別主義者が、ネットと街頭で唱和する ▼弁護団は、今や少なくなった「闘う組合」が狙われたとみる。関生は生コン価格を上げさせ、大企業の権益を脅かしてきた。だから弾圧される。国策に抗する辺野古や高江とも共通点がある ▼沖縄で抗議に加わったことがある組合員も今回起訴された。
【東京】宮腰光寛沖縄担当相は23日の記者会見で、所属芸人の「闇営業」問題が広がっている吉本興業の大崎洋会長に関し、沖縄の米軍基地跡地利用に関する有識者懇談会の委員を交代させる考えがないことを明らかにした。
【エキスパートEye】 私が研修医1年目のはじめ、小児科を回っていました。ある当直の日の午前1時すぎ、夜中の救急回診後に2年目の先生から「いま沖縄本島の中のここから北で、どれくらいの小児科医が起きているか知ってる?」と聞かれました。 思ってもみない質問だったのでたじろいでいると、 「回診が終わってスタッフ(小児科専門医)の先生が寝ていたら、自分と新屋の2人だけだよ」と言われました。 その瞬間に、地域医療を守る中部病院の重みと責任感をずっしりと感じました。 そんな病院が小児科の患者さんの受け入れ制限を宣言しなければいけないということは、病院と関わる医師、職員にとってとても辛いことでしょう。 県民は、そのことの意味を考えてほしいと思います。なぜ小児科医がたくさん在籍した中部病院の小児科医が不足しているのか、解決方法は何なのか…。 県の説明も求められると思います。県立病院のOBとして、とても心配
全国450人の弁護士で構成される日本環境法律家連盟(JELF)、沖縄ジュゴン訴訟弁護団は4日、県庁記者クラブで会見し、名護市辺野古の新基地建設に抗議して米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込む市民らを対象に実施した人権調査の速報結果を発表した。
米軍施政下の1959年、うるま市石川の宮森小学校や周辺住宅地に米軍戦闘機が墜落した事故から58年となった30日、同校で追悼慰霊祭があり、遺族や児童らが犠牲者18人の冥福と平和を祈った。 墜落時に巡回教師として石川・恩納の小中高校で授業をしていた伊波則雄さん(79)=読谷村。当時を知る遺族や関係者が亡くなる中、今では当時の証言ができる数少ない元教員となった。慰霊祭で初めて登壇し、涙を流しながら事故の悲惨さを語った。 石川中学校での授業を終えて石川連合区の教育事務所に戻り、席に着こうとした瞬間だった。爆発音が聞こえ、窓から外を見ると、米軍機が約1キロ半先の宮森小の方に突っ込んでいき、黒煙が立ち上った。 窓から飛び出して宮森小に向かうと、校門手前で保護者から「先生、この子をお願い」と全身にやけどを負った少女を託された。 「少女の髪は焼け縮れ、服は燃えて一糸まとわぬ姿だった。背中には直径5センチほ
政府は18日、東村高江周辺の米軍ヘリパッド建設に反対する市民に対する大阪府警の機動隊員による「土人」との発言を、「差別と断じることはできない」とする鶴保庸介沖縄担当相について、「内閣として発言の取り下げや謝罪などを求めることおよび、速やかに罷免することは考えていない」との答弁書を閣議決定した。
【国頭】沖縄戦中から終戦直後、国頭村伊地、半地、桃原の3地区で少なくとも民間人9人がスパイ嫌疑をかけられ、日本兵に虐殺されたことが複数の証言で明らかになった。10月末に新しく発刊された村史に掲載された。
10月18日の午前9時45分頃、ヘリパッド建設が進められている東村のN1地区ゲート付近で抗議行動を行っている際に、大阪府警の機動隊員から「どこつかんどるんじゃ、こら、土人が」という言葉を投げつけられた。 現場では10人ほどの市民が、砂利を搬入するダンプカーに対し、金網のフェンス越しに抗議の声を上げていた。この機動隊員はその市民に「ボケ」「クソ」という言葉を連発し、言葉遣いがひどいのでカメラを向けているところだった。本人も撮影されているのは承知の上で「土人が」と言い放った。 それだけではない。その後、別の場所で砂利を積んだダンプカーに抗議していて、3人の機動隊員に抑え込まれた。「土人が」と発言した機動隊員は、離れた場所からわざわざやってきて、私の頭を叩(たた)いて帽子を落とすと、脇腹を殴ってきた。 近くに新聞記者がいたので、写真を撮るように訴えた。機動隊員は記者から見えにくい位置に回り、抑え
大阪府警の機動隊員による「土人」発言が批判にさらされている。本土側の沖縄蔑視、差別はこれまでもたびたび繰り返されてきた。1903年には大阪で開かれた博覧会で、沖縄女性2人を「展示」した「人類館事件」があり、沖縄戦では日本兵による住民虐殺や「集団自決」(強制集団死)があった。戦後71年たった現在でも、在日米軍専用施設面積の約74%が集中する。識者は「差別する側の意識が変わらないと問題は解決しない」と指摘している。 1903年、大阪で開かれた第5回内国勧業博覧会の会場で「7種の土人」として、朝鮮人や台湾先住民、沖縄県民らが見せ物として「展示」される「人類館事件」が起きた。当時の沖縄では「沖縄人差別」として激しい非難と抗議が起きた。 事件から100年後の2003年に大阪で、事件をテーマにした戯曲「人類館」の公演を手掛けた、関西沖縄文庫主宰の金城馨さん=大阪府=(63)は「土人発言」について「特別
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く