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ブックマーク / xtech.nikkei.com (42)

  • 梅田望夫×まつもとゆきひろ対談 第2弾「ネットのエネルギーと個の幸福」(前編):ITpro

    梅田望夫 ミューズ・アソシエイツ社長 パシフィカファンド共同代表,はてな取締役 著書に『ウェブ進化論』(ちくま新書)など Blog「My Life Between Silicon Valley and Japan」 まつもとゆきひろ ネットワーク応用通信研究所 フェロー 楽天 楽天技術研究所フェロー Rubyアソシエーション理事長。Rubyの作者 Blog「Matzにっき」 「ウェブ時代5つの定理 この言葉が未来を切り開く!」,「私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる」(齋藤孝氏との共著)などの著者である梅田望夫氏と,Rubyの作者まつもとゆきひろ氏。2007年末に行われた対談のあとにあがった「話し足りない」との声から,2回目の対談が実現した。ネットのエネルギーをポジティブに向ける方法,オープンソースの強靱さ,個人が幸福になるためには――ウェブの未来をひらく2人が語り明かす。 ---前回の

    梅田望夫×まつもとゆきひろ対談 第2弾「ネットのエネルギーと個の幸福」(前編):ITpro
  • 前川有希子が斬る・II ~米国特許事情の今~ 目次

    2007年,米国特許法は大きな転換期を迎えた。4月には特許法の改正案が米国議会に提出され,最高裁では重要な特許係争に相次いで判決が下った。2008年は停滞気味だった改正への動きが4月に入って活発化しはじめた。連載では,改正に向けた動きの現在と,注目の特許係争事例を紹介する。 ◆著者紹介◆ 筆者は,米国ワシントンD.C.弁護士,前川有希子(まえかわゆきこ)。日立製作所中央研究所で研究者として医用画像機器の研究開発に従事し,博士号を取得した後,米国に移住した。2002年にPatentAgent,2005年にワシントンD.C.弁護士の資格を取得。米国大手法律事務所を経て、現在Terra Nova Patent Law, PLLC にて,主に,特許/商標権取得業務,オピニオン(知的所有権に関する有効無効性や侵害に関するアドバイス)ならびにデュー・ディリジェンス(知的所有権,ライセンス,共同研究契

    前川有希子が斬る・II ~米国特許事情の今~ 目次
  • 第57回 Web屋の喜び

    Web業界の話を,大学でさせていただいたことがあります。20歳前後の,理系の学生達100名ほどだったでしょうか。調子に乗って,日々の様々な意味での格闘やクライアントとの葛藤など,自分では面白おかしく話したつもりでした。けれど,話し終わった後に,二人の若者に質問された時,とんでもないことをしたのかもしれないと愕然となりました。彼らの質問は,「Web業界に行きたいんですが,やっぱり,眠れませんか?」というものだったのです。 私はこの時,この業界の楽しみを,後続ランナーにきちんと話せていないことに気付かされました。私だけでなく,多くの現役が,Webの魅力だけでなく,Web屋の魅力をも伝えなければ,業界として産業として,優秀な若手を獲得できる訳がありません。 何がWebに惹き込んでくれたのか 昔話になりますが,私をWebに惹き込んでくれたのは,LaTeXでした。理系の大学で学んでいた頃,このテキス

    第57回 Web屋の喜び
  • 「特許制度改善のためにMicrosoftと協力したい。利害は一致する」---Linux Foundation Exective Director

    「特許制度改善のための取り組みを行っている。Microsoftとも利害は一致する。協力したい」---The Linux Foundation Exective DirectorのJim Zemlin氏は5月30日,都内で開催中のLinux World Expo/Tokyo 2007会場で会見し,特許制度改革のためにMicrosoftと協力したいとの意向を表明した。 The Linux Foundationは,Linus Torvalds氏がフェローとして所属するLinux推進団体。Linuxと特許に関しては5月,米Fortune誌に,米Microsoftの顧問弁護士兼Senior Vice PresidentであるBrad Smith氏とVice PresidentであるHoracio Gutierrez氏が,Linuxなどのオープンソース・ソフトウエアが Microsoftの所有する23

    「特許制度改善のためにMicrosoftと協力したい。利害は一致する」---Linux Foundation Exective Director
  • その日の仕事をその日に終らせるプロ

    ITコンサルタントの草分けG.M.ワインバーグが,納期遅延について面白いことを言っている。すなわち「遅延は1日ずつ生じる」と。システム構築プロジェクトでは,その日に済ませたいことをその日のうちに済ませることができない,ということがよく起きる。 提出物が不十分で後日再提出になった報告,結論を持ち越した会議,未確認事項が残ったヒアリングなど。このようにして生じた見過ごされがちな小さな遅れが1日ずつ蓄積して,ある日,1週間とか1カ月といったまとまった量の遅延となってようやく問題として認識されるようになる。 私の同僚にIさんというめったなことでは遅延を作らない,いわばスケジュール順守のプロがいる。彼は「要求定義のヒアリングは7回」と決めると,当に計画通りの7回あるいかそれ以下の回数で完了させる。期日を越えることはないし,品質も申し分ない。 その秘密が知りたくて,Iさんの要求定義ヒアリングのための

    その日の仕事をその日に終らせるプロ
    slowstartermn
    slowstartermn 2008/04/07
    「その日の作業を確実にその日に終らせるためには,その日の仕事をその日に始めるのではなく,その日が始まった時には既にほとんどが終っていなければならない」
  • 「オープンソース」と「フリーソフトウエア」を区別するわけ

    年度末だからと言うことはないのですが,何やらとても忙しくなって来ました。とは言え, あくまでも感覚的な感想でしかないのですが,「オープンソース界」にはそういった「時 間の流れのムラ」を感じることはあまりなくて,いつも同じような速度で時間が流れてい るように感じます。もっとも,それはいつも相当速いのですが。 オープンソースとフリーソフトウエアの「違い」 まだこのネタで引っぱるのかと言われそうですが,3回に分けて書いて来たので,この辺 でまとめをしておきたいと思います。それぞれについての詳しいことは,バックナンバー を見て下さい。 プロダクトとしては結局は同じものを指す,「フリーソフトウエア」と「オープンソース」 という言葉ですが,どちらの言葉で表現されるかによって,次のような点で違いがありま す。別々のものが存在するわけではなく,それぞれの言葉が何を目的とした言葉で表現さ れるかで違いがある

    「オープンソース」と「フリーソフトウエア」を区別するわけ
  • 誰でもプロフェッショナルを目指せる:ITpro

    「プロフェッショナル」という言葉が氾濫しているが、プロフェッショナルの定義は何だろうか。プロフェッショナルとそれ以外の人を分ける決定的な違いは、顧客第一を貫けるかどうかだ。すなわちプロフェッショナルとは、顧客に対して責任を持つ人である。ところが、世にある定義の大半は、最重要の顧客を忘れ、知識や技能の優劣ばかりを論じている。 顧客主義を貫く以上、プロフェッショナルはそれにふさわしい専門知識と能力を持つ必要がある。なかでも、目の前にある前人未到の問題に対して、自分でアプローチを決め、解決に導く具体案を示す問題解決力が欠かせない。あきらめずにやり抜く継続性と高い倫理観も求められる。 IT(情報技術)の世界で仕事をしているエンジニアの方々は、ぜひプロフェッショナルの道を目指して欲しい。特定技術のスペシャリストではなく、顧客の問題を解決し、価値を提供するプロフェッショナルが今、求められているのだ。

    誰でもプロフェッショナルを目指せる:ITpro
    slowstartermn
    slowstartermn 2008/03/27
    プロフェッショナル
  • 第3回 見える化の進化形,5つの条件(後編)

    従来の「見える化」に決定的に欠けているのは,情報のタイムリーさと経営管理全体としての整合性である。これらがなければ,経営のスピードアップや競争優位は得られない。見える化の進化形が備えるべき5つの条件のうち,今回はいよいよ核心部を解説する。企業グループの経営管理には特に重要だ。 酒井幸良,村田達紀 NTTデータビジネスコンサルティング 私たちが見える化の進化形と位置付ける「CPM(Corporate Performance Management)」の完成形をイメージしていただくために,前回と今回の2回にわたり5つの条件を解説する(図1)。前回は『条件(1)共通の切り口で共通の見方ができる』と『条件(2)管理軸,メッシュ,タイミングが意思決定の単位と合致している』について述べた。今回は,引き続き残りの3つの条件を紹介していく。5つの条件はいずれも重要だが,特に今回紹介するものは,CPMの核心部

    第3回 見える化の進化形,5つの条件(後編)
  • 世界中の人と日本語で話せる!?NICTが「言語グリッド」紹介

    和歌山大学がセカンドライフ内に開設する「言語バリアフリールーム」。中国語を話す人と、京都の文化について会話している 日語でチャット画面に「こんにちは」と書き込めば、ネットの向こうにいるフランス人の友人の画面には「Bonjour」と表示される――。言葉の壁を越えるこんなサービスの実現に向けて、一つのプロジェクトが動いている。情報通信研究機構(NICT)の「言語グリッドプロジェクト」だ。NICTは2008年3月17日、言語グリッドに関するシンポジウムを開催。言語グリッドの利用事例や、開発中のソフトウエアを紹介した。 言語グリッドは、世界中に存在するさまざまな技術やデータを共有し、多言語によるサービスを実現するための基盤ソフトウエアのこと。具体的には、機械翻訳エンジンや辞書、用例対訳(原文と、それを翻訳した文との組み合わせ)などの共有を目指す。こうした技術やデータ(言語資源と呼ぶ)は、世界各国

    世界中の人と日本語で話せる!?NICTが「言語グリッド」紹介
  • その程度では顧客の声を聞いているとは言えない | 日経 xTECH(クロステック)

    「お客様の声にきちんと耳を傾けよう」――。今やあらゆる企業の様々な部署で当たり前のように使われるセリフだ。IT(情報技術)化が進んだ今の時代,その気になれば短期間で大量のVOC(ボイス・オブ・カスタマ=顧客の声)情報を比較的簡単に集めることはできる。だが,ビジネスの目的に合致した形で,VOCを経営にきちんと取り入れている企業がどれだけあるだろうか。 消費者のほうから見れば,「その程度の商品やサービス,接客で当に顧客の声を聞いているの?」と,そう思われてしまう企業が少なくない。もちろん,顧客の要望すべてをそのまま商品やサービス,接客などに反映すればいいわけではない。どんな顧客層のVOC情報をどう集めることがビジネスの目的に適しているかの判断や,集めたVOC情報の中からどれを生かしどれを捨てるかの判断を,しっかりと実践することが重要なのである。 では,そうしたVOC情報に関する重要な判断を誰

    その程度では顧客の声を聞いているとは言えない | 日経 xTECH(クロステック)
  • 第1回 まずは「クッキー」を理解すべし

    Webアプリケーションのぜい弱性がなかなかなくならない。メディアなどでも盛んに取り上げられているにもかかわらず,である。特に,セッション管理がからむアプリケーションのぜい弱性には,気付かないことが多い。具体的には「クロスサイト・リクエスト・フォージェリ」(CSRF),「セッション・フィクセーション」などである。これらはクロスサイト・スクリプティング,SQLインジェクションといった比較的メジャーなぜい弱性に比べて認知度が低く,対策も進んでいない。 原因の一つは,アプリケーションの開発者が原因を正しく理解していないこと。CSRFやセッション・フィクセーションについて言えば,セッション管理に使うクッキー(cookie)の動作を理解していないと対策が難しい。ところが最近の開発環境では,セッション管理の仕組みが隠ぺいされているため,必ずしもこの知識は要求されない。こうした開発者は容易にはぜい弱性に気

    第1回 まずは「クッキー」を理解すべし
  • 開発現場に見る今ドキの「自動化」

    開発作業の「自動化」と聞いて,正直,うんざりする人もいるだろう。「思った通りの成果物なんてできやしない」「ソースコードの中身がブラックボックス化してしまう」「費用や教育といったツール導入の負担が大きい」――。自動化にはこうしたいくつもの不安やリスクがあるためだ。 だが一方で,生産性と品質のさらなる向上を目指し,企業トップやバックオフィス部門は自動化を強く推し進める。現場では渋々自動化に取り組むが,やはり失敗してしまう。「自動化なんて夢のまた夢,もう自動化はコリゴリだ」。そんな風に思うのも,当前と言えば当然である。 では自動化は悪か,と言えばそんなことはない。人間がやる作業をきちんと自動化できれば,それは素晴らしいことだ。自動化は作業の効率化・迅速化や,成果物の均質化といった大きなメリットがある。開発プロジェクトでは様々な作業が発生し,「の手も借りたい」と気で思う現場はいくらでもある。そ

    開発現場に見る今ドキの「自動化」
  • ITproは専門家にあらず

    ITproとは何か。どういう意味か。ITproという名称を持つ当サイトに原稿を書き出してから5年以上経った昨年末、冒頭の疑問を抱いた。サイトの読者である「ITのプロフェッショナル」を略した造語なのだが、それではITのプロフェッショナルとはどんな人を指すのか。 IT関連の仕事をする職業人に決まっている、と思われるかもしれない。だが、「IT」の「プロフェッショナル」とは一体何かと改めて考えると分からなくなってくる。まず、ITとは何か。インフォメーション・テクノロジーの略と教えられたものの、この定義を書こうとするとかなり難しい。コンピュータそのもの(およびその設計と開発)、コンピュータの上で動くソフトウエア(およびその設計と開発)のこと、としては今やあまりにも狭い定義であろう。といって、インフォメーションとは何か、テクノロジーとは何か、と考え込んでいくと、いつまで経ってもまとめられなくなる。

    ITproは専門家にあらず
  • 第20回 自分の個人情報を守る(後編)

    市谷:どうすれば,芋づる式に情報を探られるのを防げるんでしょうか? 室長:まず最初に考える必要があるのは,違うメディアに同じアカウント名を用いてはいかんということじゃな。 市谷:同じアカウント名だと探し当てやすいから,メディアごとにアカウント名を別にするってことですか。 室長:そうなんじゃが,別にするだけじゃだめなんじゃよ。 市谷:どういうことですか? 室長:例えばyotsuyaという名でブログを書いて,nakanoという名でSNSを利用していたとしよう。両方にichigayaという常連・友達がいたらどうじゃ? 市谷:…なるほど。人間関係も相互乗り入れしたらまずいんですね。 室長:別にするなら,人格や人間関係も別,というのが理想的じゃな。しかし,これはなかなか難しいぞ。 市谷:そこだけの人格や人間関係を作り上げるということですか…。そうすると,オフ会も危なそうですね。 室長:オフ会というの

    第20回 自分の個人情報を守る(後編)
  • 全社IT組織の変革(全5回) 第1回:IT経営はIT部門にあらず

    IT部門だけがいくら努力してもIT経営は実現できません。分かりきったことだとはいうものの,「全社IT組織の変革」を計画的に実施している企業は,決して多くはありません。内部統制も文書化が済めば,内部監査部門以外は,IT部門をはじめ受身になりがちです。これでは,期待するIT経営は,遠のくばかりです。 IT経営の主体者は? 情報システムとは? IT経営とは,「経営目的を達成するために,情報技術を活用し,経営品質を高めるとともに,経営活動の効率化を推進すること」といえます。このような視点で見ると,IT経営の主体者は,経営者はじめ従業員(正規社員だけでなく,派遣社員,パート社員なども当然含みます)のすべてということになります。 一般的に,経営活動は,経営者はじめ従業員の意思決定による業務活動であると見ることができます。的確な意思決定には,的確な情報が必要であり,そのためには,「情報を入手し活用できる

    全社IT組織の変革(全5回) 第1回:IT経営はIT部門にあらず
  • 可用性を高める「サーバー多重化」(前編)

    サーバー多重化または冗長化は,止まらないシステムを作る基技術の一つである。障害が起こることを想定し,予備の部品を搭載したり,サーバー・マシンそのものを余分に用意したりして,障害時もシステムがサービスの提供を続けられるようにする。メインフレームでは基的な仕組みだが,オープン系のサーバーにおいても非常に進歩してきた。 システムの稼働状態を表す指標の一つに可用性(Availability)がある。これは,計画したサービス提供期間のうち,実際にサービスが利用可能な時間を比率で示したもの。可用性を100%にすることが理想だ。 サーバー多重化にはいろいろなレベルがあり,対応できる障害の内容にも違いがある(図1)。一般に,幅広く重い障害に対応する技術はコストもかかるため,構築するシステムの重要性に応じて適切な技術を採用したい。 ここでは,多重化の各技術を「部品の多重化」と「サーバー全体の多重化」の二

    可用性を高める「サーバー多重化」(前編)
  • 【名物記者のトレンド解説】システムは「必ず止まる」前提で計画を--日経コンピュータ記者

    「二重化などの対策を施したシステムでも,ダウンする例が多発している。これからは,システムは『必ず止まる』という前提で対策を考えなければならない」。日経コンピュータの市嶋洋平記者は 2008年1月30日,ITpro EXPO 2008で講演し,システム・ダウンなどが起こっても事業を継続できるようにする「BCP(事業継続計画)」が重要であると語った。 昨年は,首都圏16鉄道の自動改札機システム障害,全日空輸の国内線システム障害,NTT東西のひかり電話サービス障害など,大規模なシステム障害が相次いだ。いずれもシステムを冗長構成にしたり,システムの一部が自律稼働できる仕組みにしたりするなど,基的な障害対策に抜かりはなかった。「潜んでいたバグや人為的なミスが1つだけなら問題は起こらなかっただろう。だが実際には,問題が二重,三重にかさなったため,システムがダウンしてしまった」。市嶋記者は,システム

    【名物記者のトレンド解説】システムは「必ず止まる」前提で計画を--日経コンピュータ記者
  • 第41回 Webでわかる企業の顧客重視度

    企業が顧客のことを真剣に考えているかどうかは,その企業のWebサイトを見るだけでわかる。鍵は,顧客がその企業に意見を送ることができる電子メール・アドレスがWebサイト上に記載されているかどうかである。記載がない企業は論外と言える。アドレスが記載されていても,そこへ送られてきた顧客のメールに返信しない企業は,その先行きにも不安がある。 米田 英一 記事は日経コンピュータの連載をほぼそのまま再掲したものです。初出は2001年であり,当時と現在とでは状況が異なりますが,この記事で焦点を当てたITマネジメントの質は今でも変わりません。 「顧客満足度の向上」,「お客様指向」と企業が唱えるようになって久しい。稿では顧客指向ということを,ある一点に絞って考えてみたい。それは,「その企業に不満や意見を言ってくる顧客にどう答えるか」,という点である。 インターネット時代と言われていることもあり,ここで

    第41回 Webでわかる企業の顧客重視度
  • だから技術者は報われない - 思索の副作用 - Tech-On!

    お会いするのは何年かぶりだから、さすがにちょっと老けたかなと思った。でも、せっかちに歩く姿も、甲高い声で熱く語る姿も、昔とちっともかわらない。「1993年からだから、ずいぶん長いですよね」。そう言われて指を折ってみれば15年。その間に、何度も彼に会い、語り、彼と彼の成果について実に多くの記事を書いてきた。 彼とは、中村修二氏のことである。最初に出会ったとき彼は、地方の中小企業に勤務する一技術者だった。ところが、1年も経たないうちに、カリスマ研究者と呼ばれるようになり、やがて「日としては初めての企業人ノーベル賞候補」と目されるようになる。その彼から「会社を辞める」という連絡をもらったのは、1999年末のこと。地方企業の技術者から米有名大学の教授へと転身し、一躍全国区のヒーローになった。 その彼が古巣の会社からトレードシークレットで訴えられ、その反訴というかたちで、いわゆる「中村裁判」が始ま

    だから技術者は報われない - 思索の副作用 - Tech-On!
  • 第1回 Webデザインに必要なのはちょっとした知識と訓練

    技術者の人と会話をすると「僕にはデザインのセンスがなくてね」という自嘲的な発言をよく耳にします。プログラマにとって一番大切なのは,機能面を充実させる技術力であることは当然です。プログラムが正しく動作しなかったり,やたらに使いにくい,実行速度が遅すぎるという問題の多いプログラムを作るプログラマが優れたプログラマであろうはずがありません。デザインの勉強をしている時間があるなら,ちょっとでも速く確実に動作するプログラムを書くのが道であるということも一面の真実です。デザインなんてものは,専門で学習しているデザイナがやればいいことですから。 ところがです。現実に目を転じると,Webプログラムを手がける企業であっても,必ずしもWebデザイナが存在しているとは限りません。では誰がページデザインをするんですかといえば,プログラマ自身に他ならないわけですね。仮にWebデザイナという肩書きをもっている同僚が

    第1回 Webデザインに必要なのはちょっとした知識と訓練