パソコン遠隔操作事件で、警視庁などの合同捜査本部が、「真犯人」を名乗る人物から元日に複数の報道機関に届いたメールで示された東京、埼玉、山梨の3都県境にある雲取山山頂から記録媒体を発見していたことが捜査関係者への取材でわかった。同庁で解析を進め、IT関連会社社員片山祐輔被告(31)(威力業務妨害罪などで起訴)との関連を調べている。 捜査関係者によると、元日の捜索では何も発見できなかったが、片山被告が容疑を一貫して否認する一方、昨年12月1日に雲取山に登ったことを弁護側が明らかにしたことなどから、今月16日に同庁が改めて掘り起こしたところ、土の中から記録媒体が見つかった。