19日午前4時40分ごろ、神戸市垂水区東舞子町の兵庫県立舞子公園の岸壁に、オランダ船籍のコンテナ船(9983トン、15人乗り組み)が衝突し、コンクリート製の岸壁が約2メートルにわたって崩れ落ちた。船は船首付近が損傷したが、燃料油などの流出はなく、乗組員や公園の釣り客らにけがはなかった。 神戸海上保安部によると、船は全長約140メートルで、中国・蓮雲港から大阪港へ向かう途中だった。操船していたウクライナ人の2等航海士(26)が「現場付近の記憶がない」と話しているといい、同保安部は居眠りをした可能性があるとみて事故原因を調べている。 現場は明石海峡大橋の真下の臨海公園。