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llenaに関するsphynxのブックマーク (46)

  • わたしの浄化まち - 無免許タクシー

    このまえ会社をやっている友人と話をしていたら「最近、虚栄心が全然なくなったし、年々心が綺麗になってくる気がする」と言っていた。確かに以前はすごく高価な腕時計をしたり、ブランドもののスーツを着たり、○○を買っちまったなんてことを言ってたのに、腕時計はしてないし作業着だし話の最中に商品名はいっこも出てこなかったもんだから、そんなもんかなあ、でもまあたまたまそういう時期なんじゃねえのかなとそのときは思ったのだった。 仕事上で知らない人に業務を説明したり、広告宣伝で事業についてどう伝えたらいいのか、というようなことを考えたとき、自ずと言葉が綺麗になるというかなかなか嘘はつけないもので、若干のハッタリは混入したとしても割と気で優等生のような言葉になる。そしてまたお客さんもそれを信じて来てくれるのだったら、やっぱりどんどん優等生になってゆくのだろうなと思った。つまり年々心が綺麗になってくるというのは

    わたしの浄化まち - 無免許タクシー
    sphynx
    sphynx 2010/02/01
  • ゾンビー・パンク・エピゴーネン - 無免許タクシー

    いま、休日にも関らず惰眠を貪ることを放棄して会社に赴き大事な大事な仕事をしている最中にこうして仕事を遂行するパソコンとは別の小さいパソコンのモニター向かってぺしぺしと日記を書こうとしているのであるのだけれども、この時間、いま、ほれ、「いま」とキーボードを叩いた時間というのは、大事な大事な仕事をする代わりに費やされているもので、大事な大事な仕事をすればいくばくかの米や味噌醤油が買える金銭を受け取ることができるし、その仕事が成功すれば「おほほ、君はなかなかいい仕事をするね、じゃあ僕はこういう仕事を頼みたいのだがね」という具合に話が広がり、またいくばくかの酒や団子或いは洋菓子なんかを手にするための金銭を頂戴できる可能性もあろうかと思われるにも関らず、こうしてぺしぺしとやっているのであるから、この日記にもそれ相応の対価というかいつの日か花が咲き羽毛布団だとか物干し竿ぐらいのものが手に入るぐらいの恩

    ゾンビー・パンク・エピゴーネン - 無免許タクシー
    sphynx
    sphynx 2009/02/11
  • キース・ムーンが爆破したドラムセットのカケラ - 無免許タクシー

    三十も半ばを過ぎてもうじき頭皮や脇の下から仁丹の臭いがしてくるのではないかと慄くような年齢になると、自身の能力や才覚に限界があることを認めざるを得ないというかその限界が年々身近なところに差し迫ってくるような焦燥感すら覚えて、あまりパッとしなかったこれまでと輝かしいはずのこれからに大差がない気がしてがっかりすることも少なくない。とはいえ心意気だけは腐らせてはいけないと思い「おれは空だって飛べる」なんつって嘯くこともあるのだけれどもそれを気で言ってるなどと思われでもしたら少々精神がメルヘンチックな人だと判断されて拘束衣なんかを着せられてしまうやもしれないので、あくまで比喩表現ですよという前口上を述べた上で空を飛ぶと言うだけの悲しい中年の処世術である。来なら「君がいれば空だって飛べるさ」的な口説き文句でもって若いオンナのコを誘惑した後に自家用セスナか何かを操縦しながら助手席のオンナのコの太腿

    キース・ムーンが爆破したドラムセットのカケラ - 無免許タクシー
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    sphynx 2009/02/06
  • 空から少女が降ってくるお話- 無免許タクシー

    【降臨賞】空から女の子が降ってくるオリジナルの創作小説漫画を募集します。 条件は「空から女の子が降ってくること」です。要約すると「空から女の子が降ってくる」としか言いようのない話であれば、それ以外の点は自由です。 字数制限 : 200〜1000 字程度 字数制限を度外視したら物凄く長くなりました。なんだこれ?ってぐらい。 - そんなに慌しく動き回ったところでどのみち焼き討ちにされちまうってんだよ・・・ まだ陽も高いうちから蕎麦屋の軒先でビッタクタビッタクタと酒を呑み恨めしい眼差しで往来に向かって罵詈雑言を吐いている男の元へ、店から出てきた若い女中が声を掛ける。 「牛ちゃん、もういい加減でお終いにしときなさいよ」 「ああ、うるせえな。あんたはおれのカカアかなんかのつもりか」 「ばっ。誰があんたなんかの連れ合いになるもんかい」 若い女中は捨て台詞を吐くと頬を赤らめて通りの向こう側へと駆けてい

    空から少女が降ってくるお話- 無免許タクシー
  • 遺書 - 無免許タクシー

    筆者近影(たぶん) ここをご覧のナイスでラブリーな皆様とお別れをしなくてはならないかもしれないときが、刻一刻と迫ってきておるのでここはひとつ御挨拶の一つでも書いておかなければと思い至りまして、こうして筆を取っておる次第でございます。思えば今年の2月に牡丹雪のそぼ降る名神高速道路をほぼ徹夜状態のまま半日ほど東へ向けて運転して大阪からこの街まで帰って来たわけですが、そういう過酷な環境で無事生還を果たしたのは奇跡に近いものがあると感慨深く思うわけでります。そして明日も大阪へとネオン煌く繁華街へ誘蛾灯に飛び込む羽虫の如く赴くわけです。なにも飲み会なんてキャンセルすればいいじゃないかという声もありましょう。しかし、しかしながらにそれを振り切ることは叶わないというのが大人の悲しい性なのです。どうかわかってやってください。私だって何も好き好んでおっぱいを揉んだり乳首を舐めたりして「たのしー!」と蒸気した

    遺書 - 無免許タクシー
    sphynx
    sphynx 2008/11/15
  • Too Much Pain - 無免許タクシー

    僕らは半径100mぐらいの中で空前絶後のベビーブーマーだった。同い年の男の子や女の子がすぐ近くにたくさん住んでいて、何人かいる女の子の誰かを好きになったりすれば甘酸っぱい想い出のひとつもあるんだろうけど、当時の僕はあんまり女の子に興味がなくて(かといって男の子を好きになっちゃうようなこともなくて)、現実の圧倒的な力不足を否めない子供なんかよりブラウン管の向こう側にいる全知全能なヒーローたちに夢中になっていた。誰だってそんなもんだろうけど。そしてその子供たちの中にサトミちゃんという一人の女の子がいた。彼女の家はそれなりにお金を持っていたからいつも周りの子よりも小奇麗な格好をしていた。それが理由かどうかは知らないけれど彼女は割りと男の子たちに人気があった。鼻タレどもが女の子を好きになる理由なんていい匂いがするとか珍しい消しゴムを持ってるだとかせいぜいがそんな理由なんだろう。年をってもいい匂い

    Too Much Pain - 無免許タクシー
    sphynx
    sphynx 2008/11/13